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「酒粕」の動きが良くなって来ました☆

2015年01月14日 08時11分08秒 | 山形の食文化
おはようございます。

山形県酒田市の漬物の梨屋 齋藤真です。

1月14日(水)の山形県酒田市は、雲は多少あるものの晴れの天気です。

こんな感じの青空は、本当に久しぶりのような気がします。

気温もこの時期としては朝から高めです。

曇りや雪だと気持ちまでドンヨリとしてしまいますが、今日は晴れやかな気持ちで朝から仕事ができそうです。

先週末辺りから、「酒粕」の動きが急に良くなって来ました。

先週末より天候が落ち着いたことで、寒鱈が水揚げされたことが影響しているものと思われます。

「酒粕」は、「練粕」も「板粕」もどちらも好調で、コクのあるものが好きな方は「練粕」、アッサリ味が好きな方は「板粕」といった風に、好みで購入されているのだと思います。

「板粕」は、酒蔵から頂いた「板粕」を切り分けて販売しているのですが、「練粕」は、一年中温度差があまりない地下タンクに貯蔵しているものを、その都度手を加えて販売しております。

「練粕」を販売する際は、地下タンクから上げた「練粕」を撹拌機に入れ、10分程度撹拌してから50リッター程の容器に移し、それを袋詰めします。


「練粕」の撹拌(漬物の梨屋亀ヶ崎工場にて)



わざわざ撹拌するのには理由があります。

地下タンクから上げたばかりの「酒粕」は、色や堅さにムラがあります。

撹拌することで、このムラを無くし、綺麗な色で均一した堅さの粕に仕上げるのです。

また、ある程度撹拌してやることで「練粕」に粘りがでてきて、マイルドな味に仕上がるのです。

「酒粕」の需要は、寒のこの時期と春の孟宗竹の時期が多くなります。

これからしばらく、「酒粕」との格闘が続きそうです。



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