デラシネ日誌

私の本業の仕事ぶりと、日々感じたことをデイリーで紹介します。
毎日に近いかたちで更新をしていくつもりです。

アレグリア

2023-02-12 06:07:52 | デラシネ日誌
冨岡総合公園をウォーキング中あちこちからリスの鳴き声が聞こえてくる。リスの鳴き声は、とても同じ動物とは思えないぐらいいろいろな種類がある。妻が言うにはいまは発情期で、雄が雌を呼んでいるのではないかとのこと。
9時すぎに家を出て、お台場へ。
サーカス学会の会員さんとかつて勤めていた会社の同僚と三人でアレグリア鑑賞。会員さんのおかげで招待で見れたのだが、なんと真ん中の一番前という席。
シルクドソレイユを見るのは何年ぶりなのだろう。ほぼ満席の中、定時に開演。開演前のクラウンのグリーティングはなかったのは、コロナのせいもあるのだろう。オープニングのロシアンバーをとりいれたバンキングは、アクトのアイディアもよかったし、迫力があった。ジャグリングは中南米系のスピード感あふれるものだったが、いまいちかな。今回の番組ではもうひとつフラフープが、ピンの芸だったが、これもいまいちだった。昨日も見た誘ってくれた会員の方のお話だと、この部分は別のアクト(ホイールとコントーション)だったとのこと。すごいなあと思ったのはシンクロトラペーズ、男女で平行して演じられたが、微妙に角度を変えて吊っているので、そのシンクロのしかたが面白かったし、アクトもよかった。ファイヤーショーも迫力があって、好きな番組。前回のアレグリアでも確か目玉になっていたファストトラックも、決して広くはないステージをうまくつかって、直線だけではなく多面的に見せていた。グループアクトはさすが、迫力がある。クラウンは正直好みではなかったが、時代を感じさせたのは、同性愛的な要素をわりと際立たせていたこと。クラウンの世界にこうした要素がはいると、また演じ方や見せ方が変わってくるかもしれない。
前回のアレグリアでも、スラバのスノーショーでやっている圧倒的紙吹雪が見せ場となっているが、今回は最前列のど真ん中ということでまともに浴びた。休憩中も片づけなかったのでどうするのかと思ったら、クラウンの時にうまく演出でつかっていた。このあとバンキンチームの5人か6人がブロアーで片づけるのだが、これが見事だった。前列をシーツで覆い、まさに一瞬で片づけてみせた。今回はブランクのネット張りもそうだが、こうした合間の演出が見事だった。ストラップは見応えがあった。マッチョな男性の力感をメインにだして、ストラップの演技の質感を変えたように感じる。女性ふたりのアクロバットも美しかった。最後のフライングトラペーズはキャッチャーをツインにし、演技空間もそう広くない中、スピード感はあったが、アクト的にはもうひとつかな。演出的にはスピード感はあったが、クラウンの演技をもうふたつぐらいなくして、畳みかけるようなみせ方をしてもよかったかなという気はした。
シルクドソレイユを満喫することができた。楽しかった。コロナでこうした楽しみがほんとうに奪われたんだなと思う。
お台場の海とレイボーブリッジが見えるテラス席で、ピザのランチ。
お台場へ来るのは久しぶりだったが、来ているお客さんの層を見ていると、石巻のイオンとか仙台の郊外のショッピングセンターで見る層と同じであることに気づく。ビーナスフォートとかオープン当時に描いていた客層とはちがってきているのかもしれない。
それにしても楽しい一日だった。
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