デラシネ日誌

私の本業の仕事ぶりと、日々感じたことをデイリーで紹介します。
毎日に近いかたちで更新をしていくつもりです。

北上川の旅2 日高見神社へ

2024-05-18 06:33:32 | デラシネ日誌
朝飯用に買っていたパンをがっつり食べ、コンビニで非常食も買い、石巻発9時13分の小牛田行きの電車に乗車。今日かなり暑くなりそう。送っておいたジョギングウェアと帽子、リックと万全の態勢で、いよいよ前谷地から日高見神社をめざすという自分なりの北上川遡行の旅、第二弾に臨む。前谷地から和渕まででる道を探すのがなかなか大変だった。ここを間違ったら前回と同じ、慎重に線路沿いの道をなんとか捜し当て、まずは和渕をめざす。地図(観光地図)ではほんのちょっとなのだが、なかなかたどりつかない。やっと駅を見つけ、商店街(?)らしきところを通って、神取橋に出る。

ここでやっと北上川に出会う。ここは江合川と北上川が合流しているようだ。前回はここに出たのではないかと思ったが、まったく違う場所だった。橋を渡り、神取山を登ってみる。まだどうやって北上川遡行の旅をするか決まっていないが、極力寄り道はしようと思っている。おりてみると土手らしきものがあったので、湿地でずぶずぶになりながら行ってみる。川はなかったが、かつては川だったのだろう、例の河口まで何キロという指標があった。

ここからまた国道に出て、日高見神社をめざす。かつては街道筋だったのだろう、店があちこちにある。お菓子屋が何軒かやっているぐらい。途中通りかかった小学校で運動会をやっていた。もう終わるところ。時計をみると12時前、いまはお弁当を食べるということはしないようだ。
今回はとにかく要所要所で地図を見ることにした。新田というところで曲がって、日高見神社をめざす。ここからが一本道でえらく長かった。突き当たりに丘のようなものが見えたのであそかと思ったが、そう甘くはなかった。途中で見える田んぼは田植えが終わったばかりのようだ。時折大きな屋敷が見えたが、どんな商売をしているうちなのだろう。三陸高速をくぐってやっと日高見神社へ向かう道になる。前谷地を出てから4時間ほどで日高見神社到着。思わずガッツポーズ。なんか久しぶりの達成感を感じたな。

上まで登って見る。何故日高見神社をめざしたのかよくわからない、北上川沿いにあるわけでもなかったのだが、もしかしたら橋本さんから預かった日記の中に日高見神社についてのメモがあったからかもしれない。なにかここが原点のような気がした。もしかしたら北上川の旅は、蝦夷を求めるものかもしれない、そんな気もしている。前回は途中で救出してもらったが、今回は自力でなんとか歩ききりたいということはあるが、問題は帰りをどうするか。前谷地に戻るしかない。足はかなりぱんぱんになっている。今回はもうひとつ自分は一日どのくらい歩けるのかということを試したいということも目的のひとつ。歩きには自信はあるが、果たしてどのくらい歩けるのか。前谷地発16時48分の電車に乗ることを目的にまた歩きはじめる。まずは桃生総合支所をめざす。暑さと疲労で途中香積寺の前にあった自販機で、いちごみるくを買って飲む。これはかなり力になった。すでにこの時は足がぱんぱん状態。また歩く元気が湧いてくる。たまにスマホのマップも見ていたが、いよいよ電池はなくなりつつある。ほぼ1パーセントになったところで目的地の桃生総合支所到着。ここに公民館があるようなので、そこのロビーのソファーで一休み。これはありがたかった。さらにありがたいことにコンセントがあるではないか。ここで充電。50%ぐらいなったところで、出発。ここからは国道21号線をまっすぐ行けば前谷地に行けることがわかる。余計なことを考えなくていいのでありがたい。とにかく道に迷わなけれはなんとかなる。大沼本舗という菓子屋をのぞいていたらくるみゆべしがあったので、入ってみる。昨日読んでいた「ロクさん、ぶりっぶりっ」にくるみゆべしを食べるところが何とも魅惑的だったので、惹かれてしまった。ゆべしとずんだ大福と桃生茶も購入。これを途中で食べたのだが、これも大きなエネルギーになった。考えてみたら昼飯を食べてないのだが、朝ハンバーガーとフレンチトーストとかなりがっつり食べていたのがもっている。それよりこの和菓子がエネルギーになっている。また橋を渡り、和渕駅が見えてきたので、寄ってみる。電池がまた残り少なくなったスマホをみると、和渕発16時42分の前谷地行き電車があるではないか。これに乗れば前谷地まで行くことはない。電車を待つこと30分あまり。前谷地から和渕まで1時間近く歩いたが、電車にのればわずか4分。前谷地で2分の待ち合わせの石巻行き電車に乗れ、17時11分無事石巻到着。なんとか自力で目標を達することができた。足はぼろぼろ、問題は明日これがどうなっているかだが、とにかく6時間以上は歩ききったということも自信にはなった。
よくやったとちょっとだけ自分を褒めてやりたくなった。
(赤字でたどったところが今日の歩路)


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