書名 サハリン島
作 チェーホフ 訳 松下裕
出版社 筑摩書房(ちくま文庫 チェーホフ全集12) 出版年 1994年
これは読まなくてはならない本として、ずっと机の上に置いておいたもの。必要に迫られ読むことに。いまデラシネで連載中の「彷徨える青鴉」のために読むことになった。小説の名手であり、世界有数の名劇作家でもあるチェーホフは、すぐれたノンフィクション作家でもあったことをまざまざと見せつけられた。病をおし、難路であるシベリアを横断、極東の最果ての流刑島サハリンにたどりつき、およそ3ヶ月の間監獄を視察し、囚人たちのインタビューをし、サハリンの現状を実に冷静な視線で見つめ、それをさまざまな資料を参照しながら、感情を交えずに淡々と描く、その姿勢に圧倒された。
サハリン、一度は行かないと、真剣にそう感じさせられた一冊でもあった。
作 チェーホフ 訳 松下裕
出版社 筑摩書房(ちくま文庫 チェーホフ全集12) 出版年 1994年
これは読まなくてはならない本として、ずっと机の上に置いておいたもの。必要に迫られ読むことに。いまデラシネで連載中の「彷徨える青鴉」のために読むことになった。小説の名手であり、世界有数の名劇作家でもあるチェーホフは、すぐれたノンフィクション作家でもあったことをまざまざと見せつけられた。病をおし、難路であるシベリアを横断、極東の最果ての流刑島サハリンにたどりつき、およそ3ヶ月の間監獄を視察し、囚人たちのインタビューをし、サハリンの現状を実に冷静な視線で見つめ、それをさまざまな資料を参照しながら、感情を交えずに淡々と描く、その姿勢に圧倒された。
サハリン、一度は行かないと、真剣にそう感じさせられた一冊でもあった。