米国のリング誌が不定期的に行っている「Best I faced」というコーナーがあります。これまで自分が対戦した相手で誰が一番強かったか、というインタビュー形式のものです。
イベンダー ホリフィールド(米)、レノックス ルイス(英)とヘビー級の名選手が続きました。今回はその両者と対戦経験のあるマイク タイソン(米)の登場。アイアンマイクの記事は2014年1月に掲載されていました。
果たしてタイソンは、誰をそれぞれの分野のベストと挙げていたのでしょうか。何かワクワクしてきました!!!
(若き日のタイソン。ドン キングも若い!!!)
ジャブの名手(Best Jab):
トニー タッカー(米)。1987年8月に、WBCとWBAのタイトルを保持していたタイソンが、IBF王者タッカーと対戦した王座統一戦。結果はタイソンが大差判定勝利を収めるも、倒しきれず。
防御の技術(Best Defence):
ラリー ホームズ(米)。タイソンが一時代前の名選手と対戦したのは1988年の1月。タイソンは4回で勝利を収めましたが、ホームズにパンチをクリーンヒットさせるのに一苦労も二苦労もしたそうです。
頑丈なアゴ(Best Chin):
ホセ リバルタ(キューバ)。タイソンが世界王者になる2戦前に対戦した選手。タイソンは3度のダウンを奪い、最終的にはTKO勝利を収めましたが、リバルタは10回中盤まで粘りました。
パンチのスピード(Fastest Hands):
トニー タッブス(米)。ホームズとの試合から僅か2ヶ月後に行われた戦い。タッブスのジャブはとても早く、しかもタイソンを恐れることなくコンビネーションでそれが飛んできたそうです。この試合は東京ドームのこけら落とし試合として行われました。
足の速さ(Fastest Feet):
ミッチ グリーン(米)。タイソンが世界王者になる前に対戦。後に両者はストリートファイトをし、世間を驚かせましたが、グリーンは意外にも中々のフットワークの持ち主だったようです。さらに驚くことは、その路上の喧嘩の加害者はタイソンではなくグリーンでした!!!
賢さ(Smartest):
ホームズ。「流石は世界ヘビー級王座に7年間も君臨した名選手だ!!!」とホームズの技量を賞賛しています。
強さ(Strongest):
リバルタ。
パンチ力(Best Puncher):
ホリフィールド。両拳のパンチ力に加え、第3のパンチも威力抜群だったそうです。
技術者(Best Skills):
タッカー。特にジャブとフットワークが優れていたとか。
総合(Overall):
ホリフィールドを挙げています。
*タイソンに初黒星を与えたジェームス ダグラス(米)の名前が挙がらなかったのは意外ですね。ルイス同様、タイソンもホリフィールドを高く評価していますね。
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