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今年もやってるやってる~

アフマダリエフ、最終回に強豪リオスを仕留める(2団体スーパーバンタム級)

2022年07月01日 05時36分30秒 | 世界ボクシング

先月25日、米国テキサス州で行われた試合結果です。
2団体スーパーバンタム級戦:
王者ムロジョン アフマダリエフ(ウズベキスタン)TKO12回2分6秒 挑戦者ロニー リオス
(米)

*本来なら昨年11月に対戦する筈だった両雄。その時はリオスがコロナウィルスに感染してしまい、試合直前に出場が不可能に。アフマダリエフは代役相手に、無難な判定勝利を収め防衛記録を伸ばしています。

7ヶ月延期となっていた一戦ですが、打ち合い好きの選手同士の対戦だけあって、激しいパンチの交換が初回から繰り広げられていきました。その長身を生かさず、前に出る好戦的なスタイルが持ち味のリオスは序盤戦から打ち気満々。それをリーチ(腕の長さ)で上回るサウスポー(左構え)のアフマダリエフが、捌く形で試合は進んでいきます。

アマチュアで、300戦以上のキャリアを持つ王者は、その技術とボディー攻撃で少しずつ挑戦者にダメージを与えていきます。接戦ではありましたが、試合をコントロールしていたウズベキスタン人は最終回、ボディーを交えた連打から、ついにダウンを奪う事に成功。試合再開後、連打の中、レフィリーストップを呼び込み激戦に終止符打ちました。

強豪相手に見事な勝利を収めたアフマダリエフ。防衛記録を伸ばすとともに、その評価を高めることにも成功しました。

現在、スティーブン フルトン(米)がもう2つのスーパーバンタム級のタイトルを保持していますが、昨年師走に亀田 和毅(Try Box平成西山)がWBA王座への挑戦権を、マーロン タパレス(比)がIBFタイトルの挑戦者決定戦に勝利を収めています。そのため、「アフマダリエフ対フルトン」の大一番が即実現するかは不透明です。

下記は2022年7月1日現在の、スーパーバンタム級王者たちとなります。

WBA(スーパー):ムロジョン アフマダリエフ(ウズベキスタン/防衛回数3)
WBC:スティーブン フルトン(米/1)
IBF:ムロジョン アフマダリエフ(ウズベキスタン/3)
WBO:スティーブン フルトン(米/2)
OPBF(東洋太平洋):ピート アポリナル(比/0)
WBOアジア太平洋:井上 拓真(大橋/1)
日本:井上 拓真(大橋/0)


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