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今年もやってるやってる~

チュー2世、完敗(IBFスーパーウェルター級)

2024年10月21日 05時04分05秒 | 世界ボクシング

現地時間の一昨夜(19日・土曜日)、米国フロリダ州で行われた試合結果です。
IBFスーパーウェルター級戦:
王者バカラン ムルタザリエフ(露)TKO3回1分55秒 挑戦者ティム チュー(豪)

*3月末にWBO王座から陥落したチュー。幸運にも、再起戦で世界王座への返り咲きのチャンスに恵まれました。しかし結果はチューにとり、あまりにも残酷なものとなってしまいました。

初回から、中間距離での激しいリードパンチを交換し合うムルタザリエフとチュー。手数では王者、的確性ではチューと言ったところでしょうか。試合開始から約1分、チューがバッティングにより軽度ながらも出血をしてしまいます。3月のセバスチャン フンドラ(米)には大量出血に悩まされ続けたチューですが、悪夢の再現が頭をよぎったかもしれません。

2回、ムルタザリエフの左フックがチューの緩めのガードを貫き的中。この試合最初のダウン奪っています。ダメージの大きなチューは再び同じパンチで倒されます。後のないチューはその回終了間際にもダウンを奪われてしまいました。

大ダメージを被ってしまったチューですが、それでも3回の開始ゴングに応じます。挑戦者のダメージを考慮したレフィリーはドクターに診断を要請しますが試合は継続される事に。しかしダメージの抜けきらないチューはムルタザリエフの強打に捕まり4度目のダウン。再開後、連打にさらされたチューは陣営のストップの要請に救われることになりました。

予想外のワンサイドマッチの敗者となったチュー。世界王座への返り咲きは、2連敗による肉体的、精神的だめーじから、かなり厳しいと言っていいでしょう。ビックネームを下し、初防衛に成功したムルタザリエフ。全勝記録を23(17KO)に伸ばしています。今後の活躍に、大きな期待が持てそうです。

下記は2024年10月21日現在の、スーパーウェルター級の王者たちとなります。

WBA:テレンス クロフォード(米/防衛回数0)
WBC:セバスチャン フンドラ(米/0)
WBC(暫定):バージル オルティス(米/0)
IBF:バフラム ムルタザリエフ(露/1)
WBO:セバスチャン フンドラ(米/0)
WBO(暫定):テレンス クロフォード(/0)
OPBF(東洋太平洋):井上 岳志(ワールドスポーツ/1)
WBOアジア太平洋:井上 岳志(ワールドスポーツ/3)
日本:出田 祐一(三迫/3)


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