今から30年前となる1995年3月31日と4月1日には、米国のカリフォルニア州とネバダ州で複数の注目度の高いボクサーが試合が行っています。それらの選手たちが出場した世界戦及び無冠戦の結果は次のようになります。
まずは3月31日にカリフォルニア州で行われた、マルコ アントニオ バレラ(メキシコ)の初の世界戦と同じ興行で行われた試合結果からとなります。
2団体ライトフライ級戦:
王者ウンベルト ゴンザレス(メキシコ)KO5回1分26秒 挑戦者ヘスス スニガ(コロンビア)
*前年1994年に、マイケル カルバハル(米)とのライバル戦に2連勝したゴンザレス。格下スニガを一蹴し、WBCとIBF王座の防衛に成功しました。
WBCフェザー級戦:
王者アレハンドロ ゴンザレス(メキシコ)判定3対0(117-110、117-111、116-112)挑戦者ルイ エスピノサ(米)
*この年の初めに、ケビン ケリー(米)との大激戦を制し世界王者に就いたばかりのゴンザレス。元WBO王者エスピノサに判定勝利を収め、早くも初防衛に成功しています。
ライト級戦(10回戦):
WBAジュニアライト級王者ヘナロ エルナンデス(米/帝拳)TKO8回 元IBF/WBOフェザー級王者ホルヘ パエス(メキシコ)
*スーパースター候補生オスカー デラホーヤ(米)との対戦を目論む超安定王者エルナンデスが無冠戦に出場。人気者パエスを後半戦にストップし、ビックカード出場に前進しています。
次に4月1日にネバダ州で行われた、リカルド ロペス(メキシコ)の14度目の防衛戦と同じ興行で行われた試合結果です。
WBAライトヘビー級戦:
王者バージル ヒル(米)判定3対0(118-110x2、117-111)挑戦者クロフォード アシュリー(英)
*安定王者ヒルが、欧州の実力者アシュリーに大差判定勝利。2度目の王座の7度目の防衛に成功しました。
フライ級戦(10回戦):
前統一ライトフライ級王者マイケル カルバハル ヒル(米)判定3対0(100-90x2、99-91)アルマンド ディアス(メキシコ)
*上記のウンベルト ゴンザレスに、僅差の判定とはいえ2連敗を喫してしまったカルバハル。新たにドン キング傘下に入り、再起戦で無難な判定勝利を収めました。