DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

19ヶ月ぶりのワードが圧勝(ライトヘビー級)

2015年06月22日 03時54分55秒 | 世界ボクシング
現地時間の一昨日20日、米国・カリフォルニア州で行われた試合結果です。
ライトヘビー級12回戦(172ポンド契約):
WBAスーパーミドル級王者アンドレ ワード(米)TKO9回1分45秒 ポール スミス(英)

*マネージメント問題から2013年11月以降試合を行うことが出来なかったワード。19ヶ月という長期のプランクを問題とせず、しぶといスミスにストップ勝ち。全勝記録を28(15KO)に伸ばしています。

基本に忠実なボクシングで英国人に圧勝したワード。最初の2回は自分の動きを確かめるように左ジャブを丹念に、しかし力強く打ち続けました。中盤以降そのもっとも基本的なパンチに加え、右、そしてコンビネーションでスミスを突き放していったワード。30分の試合中、この対戦者はほとんど何も出来ませんでした。

8回、スミスが左目上から出血。最終回となった9回、スミスは大量の鼻血に悩まされ、最終的に英国陣営からタオルが投入され試合終了。米国人のワンサイド劇に終止符が打たれました。

試合内容はワンサイドも、それほど相手にダメージを与えていないように見えなかったワード。この辺が「迫力のない」、もしくは「つまらない」ボクシングと言われる所以でしょうか?しかしその実力に翳りがない事を十分証明しています。

今回の試合はスーパーミドル級のリミットより4ポンド重い契約体重で行われました。ワードは問題なくリミット内のウェートを作ってきましたが、スミスは何と4ポンド以上も重いライトヘビー級のリミットさえ上回る体重で計量に臨んでいます。プロとして恥ずべき事ですね。対戦者の体重超過と言えばワードの前戦であるエドウィン ロドリゲス(ドミニカ)も、その試合の契約ウェート(その試合はスーパーミドル級の王座が賭けられていました)を作れないと言う失態を演じています。

対戦者のコンディションに左右されることなく快勝劇を演じたワード。少なくとも年内にもう一試合は行って貰いたいものです。

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