DAISPO WORLD BOXING EXPRESS

今年もやってるやってる~

田口、おいしい勝利(WBAライトフライ級)

2015年01月11日 02時41分07秒 | 世界ボクシング
昨年の大晦日、大田区総合体育館で行われた試合結果です。
WBAライトフライ級戦(レギュラー王座):
挑戦者田口 良一(ワタナベ)判定3対0(116-111、116-110、117-109)王者アルベルト ロセル(ペルー)

*当たらなくても常に左ジャブを出し続けた田口。時折左ボディー、右クロスを効果的にクリーンヒットさせ明白な勝利を収めています。8回には左ボディーで、9回には左フックを当てそれぞれの回でダウンを奪っています。

身長で10センチ以上上回る田口の快勝劇と言っていいでしょう。公式採点は2度のダウンを奪った田口陣営から見て少々厳しいように思えました。私(Corleone)は120対106でもちろん新王者を支持。

田口の勝利にケチをつけるわけではないのですが、王者ロセルはかなりお粗末な選手だったように感じました。ローマン ゴンザレス(ニカラグア/帝拳)、井岡 一翔(井岡)が次々に同級を去り、戦わずして暫定王者からレギュラー王座に昇格したペルー初の世界王者。暫定王者時代から含め、今回が5度目の防衛戦でした。しかし如何せん、世界王者としては3流以下の実力の持ち主。地域王座かインター王座が限界の選手でしょう。

同王座には現在、ランディ ペタルコリン(比)という選手が暫定王者として君臨しています。暫定王者とはいえ、世界王者としては田口の先輩になります。体格も田口程の身長の持ち主で、戦績も22勝(17KO)1敗と高いKO率の持ち主です。田口にはこのペタルコリンと初防衛戦で対戦し、是非世界王者としての確固たる実力を証明してもらいたいものです。

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