キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

素晴らしい天気なのに

2020年02月19日 | Weblog
朝早くから強い日が射して今日も一日春めいた素晴らしい天気になりそうだ。
昨日は一日中CDを聴いて、TVで映画を観ていたので読書が全くできなかった。
どうも加齢に従い本を読むという積極的なことが億劫になった来たような気がしないでもない。
受け身の事ばかりやってちゃいけないなあと思いつつ、安易に流れている。。

文化人放送局で門田隆将が近隣国で中国からの入国を禁止していないのは韓国と日本だけで、中国人の間では生命の安全のためには日本へ行くのがいいとSNSで拡散しているとのこと、日本政府は国内でコロナヴィルスに感染した人は国籍を問わず、日本国の費用で治療するからで、中国国内ではすでに真っ当な治療が受けられなくなっているからだ。
ヨーロッパの国々は既に航空便の乗り入れを止めているので、実質的に中国からの入国が無い。
その理由は既に昨日書いておいたが、与党議員の忖度によるもので、マネートラップとハニートラップが政権中枢を蝕んでいるってことだ。
自分の利益と快感のために自国民の生命を危うくする政治家なんて人間として最低だが、それを選んだのは我々なんだから潔く死ぬ覚悟を持たなくっちゃいけません。
こうなると選挙の要点は、強欲で女にもてそうもないやつを避けるってことだね。

例えばイギリス船籍のクルーズ船を受け入れたことは、日本人上乗客が多かったからかもしれないが、国際法上イギリスに対処する責任があり、入港を拒絶すればよかったのだが、この乗客が感染者数を増やしていて、人道上行ったことで日本が感染汚染国家として世界から非難されている。
新型ヴィルスでこれだけ危機管理の杜撰を露呈している政府が、ひとたび隣国と交戦状態になったら対応不能であることは明々白々であり、憲法9条を唱えて死を待つ人達はいいが、憲法改正と法整備をして、自衛能力を高めることが急じゃないのか、年金や医療などの社会福祉の心配は生きていればこその事なんだよ。

午前中は買って来たCD3種4枚を聴いて過ごした。
坂井泉水と大黒摩季は好みなんで、歌声を聴いているだけでうっとりしているが、ハワイアンもへんてこりんな歌が一部にあるものの、考えてみればハワイにいた頃には、海辺の近くのホテルのバーでトロピカルカクテルを飲んで、こんな音楽を聴くともなく聴いていたわけで、これから暖かくなり、庭先にテーブルを出してカクテルでも飲みながら聴いたら雰囲気が出るんじゃないかと思ったりした。
ハワイにはもう30年近くご無沙汰しているが、その頃でも81年に駐在していた頃とはずいぶん変っていていたが、今行くと完全に浦島太郎の気分だろうな。
去年ハワイで一緒に仕事をした人に一緒に行ってみないかと誘われたが、行くとなれば事前に昔お世話になった人たちの消息を確かめてあってみたいので、断ってしまったが、いい機会だったのかもしれない。

妻と下の息子が平塚の病院へ行ったので、妻はとにかく外食を楽しみにしているので、この機会とばかりどこかで何か食べてくるはずで、特別喰いたいと思うものもなく、面倒なので握り飯を2個作って食べた。
梅干しを入れて海苔で巻いたシンプルなもので、お茶を濃いめに淹れて食べたが、じっくり味わってみると米の甘さと旨味が塩のために惹き立って実に美味いものだなあと思った。

プレシネを観たが、面白くなくてYouTubeの動画を観ながら不真面目に観ていたので余計面白くなかった。
でも3年近く観たので映画の良し悪しや好みがはっきりしてきて、この程度のものならもう観なくていいなあと思った。
まあ、本と同じだね、まずは手あたり次第読んでいく、その内良し悪しが分かるようになり、好みもはっきりしてくるので、好みに合った良い本を探し出す嗅覚が鋭くなってきてさらに感覚が磨かれてゆく。
3時から5時過ぎまで読書をして、「歴史に残る外交3賢人」を読了、伊藤貫の久し振りの新刊で、内容が充実していた。
毎月のように本を出している高橋洋一、渡邊哲也、三橋貴明の本をこの半年くらい読んでいたので、内容の濃さを感じたな、伊藤貫が外交、国際政治の在り方について長年考えて来たことをコンパクトにまとめたものだから、当然濃度が濃くなるが、書いてあることは実にシンプルでしかも重要だった。
国民国家が独立して多極化しバランスオヴパワーされた世界でないと独自の文化や伝統を生きることができない、文明の衝突を避け異質な価値観を認めつつ自立した国民国家としてやっていかなければならないが、国家の文化と伝統を守り尊厳をもってやってゆくには従属国家ではだめだ。
日本が本当の自立国家になるためには、この3人の優れた外交家が持っていた高い教養と愛国心、二枚舌二枚腰が必要だぜって書いてある。
今の政治家は、英語を流暢に話すやつはいるが無教養で魂を相手国に売ったような売国奴ばかりで、しつこさや亜諄さが無い単細胞のような奴ばっかりだと揶揄しているようだ。

大磯方面へ散歩に行き、風呂に入ろうかと思っていたら、晩飯が出来ちゃったと妻が顔を出した。
珍しく烏賊の刺身があり「菊正純米辛口生酛」をぬる燗にして妻と呑んだ。
骨付き豚肉ワイン漬けのグリル、スティクブロッコリー、小松菜と牛肉炒め、ひじき煮。

観るべきTV番組も無かったのでストーブの前で読みかけの本を数冊流し読みした。
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CDを買う

2020年02月18日 | Weblog
昨日、弟が本来母のところへ行くことになっていたが、風邪から蓄膿症になり行けなくなったとのメールに気が付いたのが午後遅くで、代わりに行くことが出来なかった。
そんなわけで今朝はなるべく早く行こうと思っていたが、朝の仕事をして出かけたのが10時近く、途中JA湘南に寄ったので、結局到着は何時もと同じ時間になってしまった。
施設の人に昨日は息子さんが来なかったですねと云われたらしい、弟と僕で日替わりで行っているが、彼らにとっては僕と弟は瓜二つに映っているようで、毎日息子がやってくるという認識のようなのだ。
毎日家族が面会に来る人はそう多くはないらしく、目立ってもいるようだ。
まあ、目立っても目立たなくても儒教の教えでは、人間もっとも大切なことは親の面倒をみる事だ。
仕官した頭脳明晰で将来を嘱望された人物が母の面倒をするためにキッパリと士官の道を辞して親に使えたという故事を残したくらいだからね。
マッサージをして11時過ぎに出て、帰りに渋沢BOへ寄った。
先週平塚BOで読むべき本を大量に買ったので、CDを眺めた。
大黒摩季「BACK BEATs #1」1995、ZARD「forever you」1995、「Best of HAWAIIANN」2004
を買った。
大黒摩季のは92~95のBESTで10曲が収められているが、すべて持っている曲なんだけど、その内の何曲かはアレンジが違うんだな。
小さな写真集が入っているが若い頃は可愛いねえ、今は垂れたおっぱいが色っぽいと感じるから、この先ババアになってもねえきっと好きなんだろうなあ。
不妊症で苦労して、結局離婚しちゃったけど、その苦労から解放されたみたいなので、これから若かったころのようなスッキリした威勢のいい曲を作って欲しい。

坂井泉水は姿も可愛いけど、声が可愛いのと色っぽいのを歌い分けててね、夫々堪らなくいい。
小学校4年の頃にこに来て夫々大学1年で同棲するまで住んだ渋沢でCDを買うってところに妙味があるねえ、何時も何かしらが棚にあるのはこの地区で購入した人が多いってことなのかなあ。
10曲中7曲は持っているけど、大黒摩季と一緒で編曲が違うんだよね、例えば「こんなにそばに居るのに」はその後の編曲よりテンポが遅くリズムの刻み方も違うので印象が異なるんだなあ。

ハワイには1981年から2年にかけて1年間いたし、帰国してからフラガールを呼んでハワイアンショーもやったのに今までハワイアンのCD1枚も持っていなかった。
マカチョコとマウイブランで喰わせてもらった時代もあり、お世話になった縁の土地ハワイで、そこかしこで耳にしてたのに、長い間不義理を果たしていたなあとCDを手にして申し訳なく思った。
誰のが良いか全く知らないけど、いろいろな人が歌ったのが38曲入っているから、代表的な曲はほとんど網羅されていると思うし、好みの人やグループも分るだろう。

3年間、取り敢えず映画というものを観なかったので、BS3のプレミアムシネマを毎日見てきたが、NHKが放映権を持っているものはネタ切れになったのでもう一度観たいものが放映される場合には見ることにしているが、やはり世間からずれている流行歌について興味があるのを聴いてみたいと思っている。
今流行っている楽曲にはあまり興味が無いので、死ぬまで時代遅れから抜け出すことは出来ないが、生きていた時間に何があったのかを知りたい。
流行歌っていうのは時代がそれを受け入れなければ絶対にヒットしない訳だから、曲の良し悪しをうんぬんするより、楽曲を鏡にして僕が生きた時代がどんな時代だったのかを明らかにしてみたいね。

昼過ぎに帰ってきたら、妻がチキンライスを食べていた。
時分で卵を炒めて載せて食べたが、味が濃かったね。
それでもトマトソースは、この間妻がトマトを買って来て作ったやつで、フレッシュだったから味が濃くても食べられた。

プレシネは2011年の仏映画「Intouchables」で最強の二人の邦題がついているが、字義は二流市民で、主人公の世話役になった黒人が複雑な貧困家庭の出身だったっことを意味していると思われる。
前にも観て上流階級から下流階級のそれぞれ異なったタイプの人たちがひと固まりになって、身障者の主人公を支えてるところが面白くてまた観たが、やっぱりそこが面白い映画だと思う。

ハワイアンを聴いてみたが、日本語が入ったコミカルなやつとムーディーなやつがあり、おちゃらけたやつは好みじゃないなあ、早いリズムのものが今のところ出てこない。

大磯まで何時ものように散歩する。
帰ってからもハワイ慰安を聴いているが、何せ38曲あるのでかなりの時間を要す。
その内要望していた骨付き鳥腿肉が焼きあがると妻が言って来たので、あわてて風呂に入る。
鳥が焼きあがっていたのでナイフとフォークでほぐし切りにして食べたが、絶品だった。
とかく塩梅が良くない妻がピッタリの塩加減で焼き上げてあり、コンベックの火を止めてから余熱で加熱したのもピッタリのタイミングで、皮がぱりぱり肉汁があふれる状態だった。
冷で「黒松白鹿純米」を吞んだが鶏に良く合ったし、鰺の団子も新鮮で匂いがなく上出来でこれにも酒が良く合った。
スティックブロッコリ―、石焼き芋、チーズとクラッカーも肴にして呑んだ。
最後は妻と共にティーチャーズをウイルス予防にストレートで流し込んだ。
嗽や手洗いも有効かもしれないが、ハードリカーを直接喉に流し込むのが最も効果的じゃないのかなあ。

9時からのプレシネ 2011年 松竹 山田洋次監督「小さいおうち」を観るために、つまみとウイスキー、コニャックを持って母に居間に移動した。
この映画も二度目だが、前回あまり好みじゃなかった松たか子が和服姿で出てきて、六代目市川染五郎
と藤科紀子の娘だけあって着こなしが堪らなくよかったので変節してファンになったが、もう一度観てやっぱり凄いなあと感心した。
女友達で素晴らしく着こなしが粋で惚れ惚れするのがいたんだけど、結婚して遠くへ去ってしまったのだ、今更銀座まで出かけるのも面倒なので、せめて映画で粋な和服姿を堪能できるのはありがたい。
物語は戦時中に起こった人妻の不倫なんだけど、相手は亭主の会社の若い男、美人のお嬢様が見合いで結婚するとこういったことが起こりがちだ。
情熱的で切ない恋を経験しないと免疫が無いから、命取りになるんだよなあ。
一方男からすると禁じられてる女は一番興奮するから忘れられない恋になることが多い。
俗に一盗二婢三妾四妓五妻と云うでしょ。

ハワイアンを全曲聴いた。
残念ながら知った曲はあったが思い出に残る曲は無かった。
やっぱりTaste of Honeyの「スキヤキ」がハワイで一番印象に残る曲かなあ、ハワイだけで流行っていると長い間勘違いしていたし、曲想もハワイアンぽかったしね。




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コロナウイルスが猛威を振るい出した

2020年02月17日 | Weblog
コロナウイルスが猛威を振るっているが、初期の対応が駄目だったのは何時もの事で、何度でも同じ過ちを繰り返す.
幸いなのは致死率が低いからだが、中国での隠蔽体質と日本の特に加藤厚生大臣の感度の悪さが光っている。
その点北朝鮮の徹底した対応は凄いもんだなあと感心する。
以前、平和ボケの日本より核を保持してアメリカに対抗しようとした北朝鮮を、少なくとも国家として自立しようとする姿勢があると評価していた西部邁の言を思い起こした。
昨日たまたま妻が観ていたTBSの日本の空母保持に対する番組で実に馬鹿げた解説をしていたのを聴いて、こいつは真っ当な思考力を持っているんだろうかと吃驚したのち哀れんだ。
田北真樹子が同じTBSのモーニングサンデーの後に、その批評番組をやったら面白いんだけど、馬鹿げた意見の修正に大切な日曜日を台無しにするのはね、と言っていたのを思い出した。
コロナウイルスの対策をしなければいけない時に桜桜とやっていたこの国の野党も酷いもんだと思うが、中国からおカネをいただき女抱かされて何にも言えない与党の諸先生方もどうにもならない。
ただほど高いものはないし、あんたそんなに女にもてるわけないだろ、いや、もてないから簡単にハニートラップに引っ掛かるのか。
おカネをもらうなんてとんでもないけど、普段から飲み食いも自腹でやりましょう、女も自腹で、おっとつい口が滑りました、もてないんだから女は諦めましょう。
問題のコロナウイルスだけど、既に対策が後手に回っているんだから、対処的なことをやっていて、東京オリンピックが開けないくらいならいいが、日本人の海外渡航が出来なくなったら弊害は甚大だよ、入国禁止が解除されてもその風評被害は長く残るから、それでなくとも世界の3等国になりつつある我が国の命運はいかにってことなんだよなあ。
中国人および中国経由の外国人の入国禁止、および中国への渡航禁止をすぐさまやるべきだ。
カネの話が全てじゃないけど、目先の経済的な損失より、この状態が続いた時の経済的な損失のほうがでかいよ。

昼にリーさんのカンパーニュに、ロースハム、リーフレタスを載せて食べたが、やっぱり彼女のカンパーニュは美味いなあ。
他のパン屋さんは日本人向けにアレンジして作ってるけど、荒々しいのがカンパーニュの良さで、酸味が何ともいえず脳に響く。

下の息子と散歩に出て、海岸へ行ってみた。
波は静かで50㎝くらい、春ののどかないい海だった。
テトラにトンビとウミウが止まっていて間近で眺めた。
同じくテトラに石積みがあり、最近はこれが流行っていて時々見かけるが、真っすぐに20段積んだやつで、斜めにバランスさせる何時ものやつとは趣が異なり、なかなかいいものだったので写真に収めた。

この1週間ほど妻はウイルスにやられて具合が悪く、本人、僕をビビらせようと最先端のコロナウイルスだぞと言っているが、晩飯を作るのを放棄して、出来合いの寿司とヒレカツ、餃子を買って来た。
出来合いのものは余り美味くないので飯を喰う気持ちが萎えたが、夕方イナリヤトから、娘に赤ワイン「鳥」を持ってきてもらったので、餃子とヒレカツを不味いなあと思いながらも肴にして飲んだ。
カンパーニュにチーズを載せてトーストしたのが一番美味かったなあ。
しかしこの「鳥」は良く出来ていて、軽くて樽の風味が少しあり、鮮やかな果実味が食い物を邪魔せず、バランスが良くて味わいに奥行きがある。

日曜日は0:10からの「映像研には手を出すな」を観ればいいのだが、それまで読書をと思っていたのにワインから、シャトーボーロンXOに移り、ブランデーグラスとボトルを持って母の居間に移ったので、受け身のTVで時間をつぶすことになってしまった。
10時から観た「極道の妻たち 最後の戦い」は良かったなあ、岩下志麻は中年になってからの怪しい色っぽさのほうが若い頃より魅力的だ、かたせ梨乃の豊満な肉体、TVでは濡れ場がカットされたのでYouTubeでそれを補って観たが、豊かなおっぱいとその割に引き締まった乳暈と乳首が魅力的だったなあ、東映の1990年のシリーズ4作目だが、濡れ場を演じる役には東映なのに日活ロマンポルノの女優が出ていたような気がした。
女性のおっぱいは観ているだけで、特に裸専門の女優さんなので綺麗だなあと感情を揺さぶられたが、AVを観慣れている現在は疑似セックスが何ともワザとらしく、今撮るとしたら男優の疑似的な腰振りはやめて女優の胸への愛撫にとどめたほうがいい。
話しには聞いていた「極妻」を初めて観たが、女が強くなった時流に乗って女性に支持を得たやくざ映画で、男は意気地がないなあと我が身を観ているようでがっくりしたね。
でも、惚れた男に命を懸ける女ってのは、男の頭の中だけにしかいないから、やっぱり男の願望を描いた映画だね。

「映像研には手を出すな」は割と面白いが時間が短すぎだよ、後10分間観せろって感じだ。
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ランチは麻婆豆腐

2020年02月16日 | Weblog
下の息子が今日はおばあちゃんのところへ何時行くんだと聞いてきたので、9時半には出ようと思っていると答えて手早く朝の仕事を片付けた。
母が家にいた時も子供たちの中で一番手助けをしていたので、不思議はないのだが、見舞いに行く回数も一番多い。
母が4か月前に右脚大腿骨骨折で救急車で搬送された時にも、もう家に帰れないかもしれないと言っていたのを思い出す。
父の最後を観ているのでそう思ったのだろう。
平塚市民病院でも七沢病院でも、最初に担当医から、高齢なのでいつ亡くなっても不思議ではないので、それだけは心得ておいてくださいと云われたが、高齢になると元気だったのに翌日には亡くなってしまう、父の最後が正にそれだった。
それを観ているので、時間があれば母の顔を見に行こうと思のだろう。

ここの施設でもマスクの入手が困難になっていて、20日からは面会するときにはマスク持参で来てくれとなった。
何処もマスクが品切れで入手できないが、咳が出ていない人がマスクをかける必要があるのだろうか、過剰反応が事態を悪化させることもあり、疑問に思う。

息子と二人で母の左右の脚のマッサージを行ったが、2週間経って馴れて来たのか表情も穏やかで落ち着いてきたように思う。
家に帰りたいのだろうが、ここに居れば弟が来るので、息子二人のどちらかの顔を毎日見るのも悪くないだろうと話した。

最近、中井の山の中を通って渋沢まで行っているが、この日は富士山が実に綺麗だった。
二宮から観る富士山より断然大きくて迫力がある。
中井は室町時代に中村氏がいたが、確か次男が湯河原の土肥へ、三男が平塚の土屋、四男が二宮へ来てそれぞれの土地を治めたと聞いている。
山の中の印象が強かったが、走り回ってみると幾層も山が連なっているが豊かなところだなあと思う。

帰りに久し振りに「あおば」に寄って酒を買った。
「黒松白鹿 特別純米」「妙高山 特別純米」の2本。
レジで購入するときにカードで支払ったが、ピンコードを入力するときに、レジのオネエサンが二歩ばかり後ろに下がったので、下がるんだ、と聞いたら、見ないように、と答えた。
これって電車の中で近くにオネエチャンが来たら両手をあげるのと似てるなあ、私は貴方のピンコードを盗み見しませんよという身体的な意思表示、私は貴女のお尻を触りませんよとの身体的な意思表示。
最近はエキセントリックに、この人痴漢ですよと言って腕を掴んで叫んでいるのがいるらしく、冤罪の悪夢に苦しんでいる人も多いらしいが、僕の女友達はこぞって鷹揚で,最近お尻を触られることが少なくなったけど、いよいよ女の魅力が落ちたかなあなんて暢気な事を言っている。
こういった女性が多いと過剰反応しないで済むんだけどね。

昼は麻婆豆腐だった。
本来昨夜のメインディッシュとなるべきものだったが、息子二人に逃げられて宙に浮いたのだ。
中々美味かった。
麻婆豆腐の素のようなものを使っていたら100年やっても料理が上手くならないぜと言っているので、数種類の味噌を混ぜて研究したようだ。
横浜の中華で食べたころは、豆腐を最後に加えたほとんど生のを美味いと思っていたが、最近豆腐はしっかり炒めるべきだという麻婆豆腐専門家の説を聴き、その調理法も観たはずなんだがすっかり忘れた。
妻の作はどうもしっかり炒めてあるタイプのもので、この調理法を一緒に観ていてしかも覚えていたのだろうか、何時もぼんやりしているのにチョット見直した。
味わいに奥行きがあり良かった。

食後「歴史に残る外交三賢人」を読んだが、書き込みをしているのでなかなか先に進まない。
基本的にビスマルクの外交方針、反拡張主義、反民族主義、均衡主義、避戦主義は、19世紀ヨーロッパで生まれた優れた思想だが、21世紀の今この真逆をやっているのが中国で、それが上手くいかないことはやってみなくともわかるのになあ。

夕方、下の息子と散歩をしながらマサへ行き酒を呑むのに魚を買おうと思ったが、シルバーデイでレジがものすごく混んでいて諦めた。
ここは加工食品は大手のSMと価格競争が出来ないが、生鮮3品と総菜が充実しているので人気が高い。
多くの駅前型などの中小SMが大手SMのショッピングセンター進出で弱気になったが、大手の欠点を突いた商いをすれば負けないと考えたところは確実に勝っていて、逆に大手SMを駆逐している地区もある。
商店街にこの知恵があれば町はもっと楽しくなるんだけど、まだ二宮ではその段階にないのが残念だ。
商店街はかつてコミュニケーションの場だった。
商品をコミュニケ―ションツールと考えると、その価格は商品そのものの価格にコミュニケーションのための価格が+αされていたわけだ。
それは小規模販売によるコスト高でSMに比べて価格が高くなるからだ。
疎遠になった地域のコミュニケーションを親密にするために公的な資金が入り、コミュニケーションセンターやいろいろな催しや会に使われているが、その総額と+αの総額はどっちが大きいのだろうかと考える。
この計算を一度社会学者がやってみてくれないかなあ。
一見、公でやるより民(市場)に任せるべきだというグローバリストのようなことになるのかもしれないが、市場に任せると私企業が利益を生むけど、そこで出た社会的な損失を税金(我々の利益)で埋めているわけで、言ってみれば我々の利益が私企業の利益になっているわけだ、その構造を変える必要があるってことだよね。









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かろうじて繋がった

2020年02月15日 | Weblog
昨日長年続いたバレンタインのチョコレートが途切れたと書いたが、郵便局へ母の保険請求に行ったら窓口のオネエサンがよろしかったらとチョコレートをくれた。
義理チョコというか販促用チョコではあるが、オネエチャンからもらったバレンタインのチョコに変わりはなく、じつに嬉しかったなあ。
銀行からカネを下ろし、郵便貯金か保険に加入しちゃおうかと思ったくらいだから、この販促効果たるや甚大だ。
昔、地上勤務のJALのオネエサンからいただいたこともあったが、制服姿のオネエサンからいただくと何故か興奮する。
AVでも制服姿のオネエサンを犯すって設定が多いのも男の欲望の本質を突いているんだろうなあ。
制服は社会的な徴だから、ごく個人的なセックスと乖離があり、その乖離が欲望をそそる仕組みなんだろうね。
若い頃、当時はスッチーと云われていた人と付き合ったことがあり、制服姿のままシタイとお願いしたら変態と云われたが、ダメとか云いながらやけに興奮してたなあ。
公私の乖離効果は男だけじゃないと思う。
ところっでビスマルクは宰相になってから軍服姿だったが、国を思う公の職務に殉じていてッ私心が無いことを表現していたのか。

何時もの如く話が飛んだが、途絶えかけたバレンタインチョコもかろうじて継続したわけで、考えてみれば、最近面倒臭くなってオネエチャンと飲みに行くことも少なくなったが、これが良くないんだよな、70代は青春だと言っていた先輩を見習わなくっちゃ。
野村監督の映像をTVで観たが、急に年老いていたので驚いたが、やはり境目は80だったのかな。
それを思うとやるべきっことをやれる時にきちんとやっておかなくちゃと思うね。

昼、食パンを焼いて、ハンバーグと栽培したリーフレタスを挟んで食べた。
いわゆるハンバーガーってやつだけど、和辛子とバタだけなので市販のものとは趣が異なる。

プレシネは1971年米の「BIG JAKE」ジョンウェイン主演の西部劇できっと観たことあると思っていたが初めて観る映画っだった。
64歳になってタフな西部の男を演じるのだから大変だ。

久し振りに自電車で大磯まで行きリーさんに会った。
10分ほど近況を話したが元気だった、パンは相変わらず売れているようだ。
カンパーニュをハーフ買って帰った。

妻が上の息子も休みで家に居たので、張り切って晩飯を作っていたが、息子二人で外へ喰いに出かけてしまった。
母親の常で息子たちを溺愛しているが、時々こうやって肩透かしを食うが、それにもめげないところが凄い。
メインを明日にして、今出来ているもので晩飯にするというので台所へ行った。
けんちん汁、おでん、鰊の塩焼だった。
酒を買っておらず「菊正純米辛口生酛」が出来て僅かにコップ半分だけだった。
ティーチャーズのソーダ割に変えたけど、この肴にはやっぱり酒で、1杯だけ飲んでアルマニャックをもって母の居間に移動してTVを観た。

「新日本風土記」池袋、「ハムラアキラ」「女子高生の無駄使い」を観たが、全部まあまあっだったな。
池袋はもう少しドロッとしたところ観た買ったし、ハムラは観念的で分かり難い、JKは主役の田中が面白いのに出番が少なかった。
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バレンタインデーか

2020年02月13日 | Weblog
西邊邁、藤井聡、中野剛志という系譜がある、伊藤貫は西邊を尊敬し、その弟子筋にあたる藤井聡と親しい。
中野は通産省から出向して京都大学へ行き藤井と知り合ったのか、藤井を知っていたので京都大学へ行ったのか分からないが、このつながりも強い。
何れの方々も組織の中で安全を確保しようとする傾きは薄く、独自の学問に自信を持っている、あるいはそれを磨くことでやっていこうとする意気込みを持っているので魅力的なんだろう。
西邊の弟子筋にあたる佐伯啓思も京都大学だったなあ、まあいいや、伊藤貫の新著についてだった。
ビスマルク、タレーラン、ドゴールという優れた外交家についての論考だが、昨夜、僕の嫌いな岡田准一の番組でビスマルクをやった。
もちろんビスマルクなんて名前だけでどのような人物なのか全く知らなかったが、伊藤貫本を少し読んでいたので、読んだところとほぼ同じ内容の事柄を番組で紹介していた。
パクリじゃないかと思ったが、岡田准一は余り頭の良くないタレントで、ゲストの3人、安藤和津、別所哲也、元ラグビー選手もビスマルクの専門家じゃなく、要は掘り下げた話があるわけじゃなく、ディレクターか台本作家が用意したものをなぞっているだけなわけで、それでもビスマルクを知らない人にとってはこのくらい知っていりゃあ一般常識として十分だなあと思った。
伊藤貫の本は3分の2がビスマルクに費やされているので、これから読むところにビスマルクの本質的なものがあるんだろうから、TV人間よりも少し深みを持った知識を得ることになる。

一昨日の夜「たそがれ清兵衛」を観た。
主演の真田広之は「麻雀放浪記」以来のファンだが、近頃見かけなかったが、久し振りに観た。
もっとも18年前の映画だから、近頃の出演作ではないものの、僕にとっては近頃見かけたことになる。
ヒロインの宮沢えりも褌姿のセミヌードより、このころのほうが綺麗だだった。
時代小説を読むのに抵抗があり、現作を読んでなかったので、結末は悲劇的なものになるのかと思っていたら比較的ハッピーエンドになったので意外だった。

今日はバレンタインデーか、中学の頃からもらっていたチョコレートが、ついに今年途切れたなあ。

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観梅のち火事

2020年02月13日 | Weblog
朝起きて飯を炊き、卵焼きを作り、塩サバを焼き、白菜に漬物を出し、沢庵を切って、焼売を温め、昨日作った豆の煮物をそれぞれタッパーの詰めて、炊きあがった飯を握り、大きいほうの魔法瓶にお湯を入れ、小型のほうに燗した酒を入れ、濡れてぬぐい、箸、海苔、湯飲み意を用意した。
今日は曽我の梅林へ観梅に行く、11時の電車で隣の国府津まで行き、そこから北へ向かって歩いた。
12時少し前に別所梅林に着き、すぐさま縁台に持って来た弁当一式を広げた。
大宰府の門前町の焼きも屋のオヤジから買った湯飲みは、酒を呑んだ後にお茶を飲むのにちょうどいいので多用しているが、紅葉の葉を焼き付けてあるので季節違い、それでも赤と紫の色合いが花見の晴れがましさにぴったりなんで、気にせず梅にも桜にも使っている。
先ずは下の息子に酒を注ぎ、二人で今年もここで観梅が出来たことを祝す。
その時期が来たら、きちんと弁当を作り酒を持って、花を愛でていたら日本人としての基本的な嗜みと美意識が身に着くから、これだけは必ずやれと言ってある。
ただし、言うことを聞くのは下の息子だけで他のやつは全然聞かない、根無し草にならなきゃいいがと憂慮している。
国府津から歩いていた時はまだ曇っていたが、酒を呑みだしたら急に太陽が顔を出し、強い日差しが額にジリジリと射した。
梅は既にかなり開花していて香りも薄くなっていた。
桜と違い満開の梅はあまり美しくなく、3分か4分咲いて早春の寒さの中にぽっと温かさを感じさせるところがいいのだが、ともあれ辺り一面の梅花と酒肴に大いに満足した。
座って飲んでいるうちは良かったが、タップリと呑んで南に向かって帰る時には、アルコールが身体に回り、日差しが真面に顔に当たり、痛くて暑くてのぼせ上った。
国府津までの帰りの一時間が辛かったが、2時過ぎの電車で帰って来た。

家の前の原田道まで来ると消防車が2台通り過ぎた。
とにかく水を飲みたくて家に帰って一休みしたが、直ぐ近所が火事だと妻と上の息子が大騒ぎでやって来た。
外に出てみると隣近所の人たちが総出で家から北東に当たる火元の家を遠巻きにしていた。
火元まで東に3軒北に2軒くらいあるが、かなり近いところだったので驚いた。
消防車がやって来てから10分以上たっていたが未だ炎が上がっていて、それから10分経っても黒煙が収まらなかった。
初期消火が出来て大したことにはならないと思っていたが、いったん燃え出した火事ってのは中々沈下しないものなんだ。

一昨日読売新聞を眺めていたら、中央公論社の広告が出ていて伊藤貫の新著が目に付いたので、直ぐにネットで注文しておいたが、それが着いていた。
何処に配送センターがあるのか知らないが早いもんだ。
ワイン好きの先輩が、ネットでワインを買う時には送料は気にしないことにしている、自分で出かければ交通費と時間が取られ、それを考えたら高いように思える送料も安いもんだと云っていたが、書籍は基本的に送料無料でこの速さだから、内容を観るまでもなく手に入れたい書籍の場合はネット販売を利用するのが抜群にいい。
伊藤貫「歴史に残る外交三賢人」ビスマルク、タレーラン、ドゴール 中公新書ラクレ
伊藤貫は西邊邁の講座に時々出ていたので知ったが、普段はアメリカにいて政治分析をしていて、日本の学者やジャーナリストの見当違いの評論に呆れていることが多く、アメリカではこんな風に考えられているんだと詳しく説明してくれた。
西邊邁が亡くなってから露出機会が少なくなったように感じるが、地j問題ではなく、外交についての歴史的一般的な書物を表してくれたんだなあと感激している。
前書きによれば、京都大学の藤井聡が編集長を務める「表現者クライテリオン」に出した論文をまとめたものらしい。
読みかけの本が他に数冊あるのだが、ざっと流し読みをしてみると、期待に違わぬ本格的な外交の基本を押さえるための伊藤貫の集大成ともいえる本だ。




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紀元節に

2020年02月12日 | Weblog
朝、下の息子がどうやったらいいんだと云いながらも、何時も観ていたので一人で国旗を掲揚した。
母のところへ一緒に出かける時にみたら風が割とあり綺麗に靡いていた。
上の息子が右巻きの考えに共鳴して、一時は政党に入り活動をしていたがその時に門の左側の庭に支柱を立てて国旗を買って掲揚するようになった。
僕も基本的には保守の考え方を持っていて、2000年以上続いた国の中心にいた天皇家は国柄の重要な部分を占めていると思うので、日の丸に対して否定的な考えは全くない。
それに先の大戦で父が予科練から海軍航空隊に行っているので、旭日旗に対しても敬意を抱いている。
国家に一たび存亡の危機があれば命を投げ出すつもりでもいる。
今回の自衛隊のペルシャ湾への調査の出動、実際は日本の民間船の護衛防御の任務だろうが、左巻きの人たちが反対している意味が理解できない。
民間人が無防備で運んで来た石油の恩恵をのうのうと享受していることを何とも思わないのだろうか、タンカーに乗っている人たちの家族の事を考えたことがあるんだろうか。
せめて非力だが護衛を付けてやろうと考えるのが人間の心ってもんじゃないのかねえ。

話しが何時ものように横道にそれたが、下の息子と母のところへ行って二人で足のマッサージをやった。
富士山が綺麗だったので山の中の道を通って存分に眺めた。
秦野は二宮と違い感覚として北側に大きく富士が観えて把握力がある。
丹沢山系も麓から観えるので素晴らしい眺めなんだ。

昼に帰って来ると妻がメンチカツを作っていた。
飯を炊いてないので聞いたら、野菜おじやを作るという。
メンチカツはやっぱり炊き立ての白米と味噌汁、漬物がいいねえ。

1時からNHKでドラマを観た。
少し観たら前に観たことがあるやつだった。
戦争中、戦争を鼓舞する絵を描いたことで戦後批判され生き辛さを感じる画家の話だが、国民であれば協力をするのが当然な訳で、権力の要請で過度に呷ったのは大衆だったんだけどねえ、そういった人達は手のひら返しでそんな事は無かったこととし戦後民主主義を称賛した。
戦前を全否定するGHQに依拠した戦後民主主義者の安易なやり方でなく、昭和の前半の歴史の意味をきちんと検証して行くことをしなければいけないのだが、まだ、それを指揮する大きな器を持ったジェネラリストが出ないんだなあ。

夕刻、下の息子と葛川に沿って北へ向かって散歩した。
祝日のせいか吾妻山に上る人が多く秦名街道は混んでいた。

晩は妻が昼にメンチカツを多量に食べたせいで飯を作る気力が減退していて、鯵の酢締め、白菜と豚肉のミルフィーユ鍋、ひじき煮と云ったシンプルなものだったが、ストーブで「菊正純米生酛辛口」をぬるく漬けてゆっくりと呑んだ。
最後はカルバドスを出してきて飲んだが、乾きもののつまみを多量に仕入れたので長く飲んでしまった。
9時から新日本プロレスのドキュメンタリーの再放送があり、今度は見逃してはならじとブランデーグラスにつまみを持って母の居間に移動した。
新日本プロレスは1972年アントニオ猪木によって作られたが、父が猪木ファンだったのでテレビ放映が始まった時から観ていた。
大分前からゴールデンタイムから消え、団体そのものが消滅したのかと思っていたが、時々深夜枠でやっていることが分り、まだやっているんだと思っていた。
ところが、オランダ出身のハロルド・メイがCEOになってV字回復したようでその様子を追った番組であった。
東京ドームの正月興行で2日で7万人集客したんだから全盛期と同じレベルなのに驚いた。
この人上品な教養ある優しい感じの紳士で、とても不調企業を再生してきたやり手とは思えなかったが、現状分析と的確な施策が企業はよみがえるわけだから勇猛果敢である必要はないわけだ。
かつてはTVがキーだったが、SNSでの情報発信を基軸にしていた、ここでも地上波の衰退は顕著だ。
もう一つこの人が優れている点はアメリカに進出した点で、もう40年まえから日本プロレスのレベルはアメリカを凌駕していたが、如何にプレゼンするかについてのノウハウが無かった。
2000人規模の会場で始めたばかりでこれからだが、この人の冷静で果敢な戦略が功を奏する可能性は高いと観た。
日本は2000年以上同一国家、同一民族が国を維持してきた世界最古の国で、そこで培われた伝統と文化は時間に耐えた優れたものなのだから、それが現代的な衣装を纏うプロレスであれ、アニメであれ、ショコラティエであれ、この優れた文化に裏打ちされているわけだから、プレゼンの方法を間違わなければ世界を席巻するだけのレベルなんだということをいい加減に自覚したほうがいいと思う。

という訳で10時からはパリ・デュ・ショコラのドキュメンタリー番組を観た。
日本人の優れた味覚と器用な腕、繊細な感覚をして右に出るものはなく、新しいカテゴリーの事柄でも時間をいただければ石灰位置になって何ら不思議はない。
世界のショコラティエ100人に14人の日本人が選ばれたが、20年もすれば50人になるんじゃないかな。





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井上ひさし再び

2020年02月11日 | Weblog
「井上ひさしベスト・エッセイ」を読み始めた。
35年前までは新刊が出るたびに買って読んでいたがその後長い間遠ざかっていた。
それでも気になるので書店や古書店で見かけると買い求めてはいた。
読んでみると、かつて馴染んだ文体と思考の流れが抵抗なくスーッと入って来るので、新たな作家のものを読むのとは全く違う。
娘のユリが選んでいるので、身内の感情と女性の嗜好が反映されているから、井上ひさしに詳しい文芸評論家が編んだエッセイ集とは明らかに違う趣があり、娘から観た父親像が窺われる。
まあ、それはそれでいいのだが、かつてのファンとしてはもう少し脂っぽいエッセイを読みたいなと思う気持ちがある。
初期のエッセイは10冊ほど持っているはずなので、それを引っ張り出してきて愉しめばいいだけの事なんだがね。
さて、本を買って来て愛書家が行う儀式のようなものがあるんだけど、昔のエッセイとは真逆の事が書いてあり、何時変わったんだろうとちょっと驚いた。
昔のエッセイは小松左京の「日本沈没」を書店で買うところから始まったから1973年の事と思うが、その時はまず表紙を外して大切に保管、本は汚さないように丁寧に読む、何故なら古書店に売る時に表紙や帯が無いと二束三文で買い叩かれるからで、ところがこのエッセイでは、本を買ってくるとカバーや帯をすべて捨てて裸にし、これが詰まらないものだと内容も大したことが無いと指摘し、一番読みやすくして読んでいる、しかもこうすると古書店に売るとき3割ほど廉価になると書いてあるんだよね。
僕も本を買うと必ず一度裸にして、どんな本なのか観るけど、時々ひどい姿のものがありがっくり来るけど、確かにするれた内容の本は裸の姿に気品があるね。
文章上達法についてのエッセイも収録されていて、大いに気になるところだが、結局いかにたくさん読むかにつきると書いてあった。

午前中弟と母のところで落ち合い、旅の土産を貰った。
夫婦で四国に行っていたと聞いたが最後の日に新潟に酒を飲みに行ったらしく、妙高市の君の井酒造の「君の井 山廃純米吟醸」をいただいた。
夜飲んでみたが、華やかなだけの純米吟醸は好みではなく、これは山廃だけに厚みを持っていて、米は五百万石を55%に精米、味わいは綺麗だったけど吟醸香が控えめで肴を引き立てる落ち着いた酒で美味しくいただいた。

昼は上の息子が休みで家に居たので、彼が好きな蕎麦になった。
妻は一人前夜作ったビーフシチューを食べた。

プレシネは「MILLION DOLLAR BABY」2004年米で二度目だが、ボクシング映画が好きなんだよね。
それと最近クイント・イーストウッドが好きになったみたいだ。
成功物語ではなく、家族に恵まれないトレーナーと選手が世界戦までたどり着くが、相手の反則で植物人間になり、トレーナーがアドレナリン投与で愛弟子の女性ボクサーを安楽死をさせる物語なんだ。
一見悲惨な物語のように見えるが、家族にはひどい仕打ちをされるばかりだったが、好きなボクシングを通じて理解し愛することができる相手が見つかったことは幸せじゃないのかな。

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MANISHを聴く

2020年02月10日 | Weblog
MANISHのCD、Best of Bestをネットで頼んだら翌日の昨日届いたのでずっと聴いている。
しかし、ネット通販も配送競争になっているんだなあ、お客って早くほしけりゃ早く頼めばいいのに、ひとたび頼んだらすぐ商品が手元に来ないと文句を言うからね。
このBest of Bestはビーイングが企画したもので大黒摩季から織田哲郎まで10組のミュージシャンの10曲を選んで編集したCDで1,000円+税で販売している。
自社の20年前の曲を再度売ろうとする試みなんだけどね。

ここの創業者長戸大幸の経営センスが光っていて、ヒット曲の作り方や売れるグループの作り方に音楽家とは別のものを感じるが、音楽の質を落とさなかった点に成功の秘訣があったように感じる。
時々こういった人が出るんだなあ。
MANISHは高橋美鈴166㎝と西本真理172㎝のすらっとした美女で、ヴィジュアルを重視する長戸の目に適い、音楽の才能も合格点だった二人を組み合わせて作ったデュオで、そこそこのヒットを生んだけど大ヒットを生まず消えてしまったらしい。
というのもこの二人の曲を聴いたのは最近で、彼女たちが活躍した90年代には観たことも聴いたことも無かったのはZARDと同様だ、ビーイングで例外的に大黒摩季を知っているのは、会社の先輩の女性がこれが良いからとCDをくれたからだ。
MANISHを聴いていたら下の息子がある曲を口ずさんだ、スラムダンクのエンディングの曲だったとのこと、ビーイングはタイアップ曲が多いことも特徴で、織田哲郎の「踊るぽんぽこりん」に始まり、ZARDも殆どの曲がタイアップということだ。
考えてみると、昔から映画の主題歌や劇中歌が流行ったもんね、そこを狙うのは当たり前の事か。

午前中、下の息子と一緒に吾妻山に上り富士山を観たが、今季一番の美しさだった。
雲がなく空気が澄んでいたので鮮やかに青空の中に聳えていた。
相模湾の見晴らしも良く、房総半島大島、伊豆半島がすっきりと観えた。
海面は波立っていたけど、船は岸に近かったから、魚が岸に寄っていたようだ。
帰りにJA湘南の売店で豆と黒海苔を買った。

昼はフィットチーネかカツ丼と宣言して妻は買い物に出かけていたが、ご飯を炊いていなかったのでカツ丼の線は消えたなと息子と話したが、やがて帰ってきてベーコンとブロッコリー、カリフラワーでミルクとクリームソースのフィットチーネとなった。
この時期ぜひとも濃厚な猪のソースで喰いたいと思うが、不可能ではないにしろかなり入手が難しい、母がこの間までいた七沢ならあるかもしれない。
白菜と豚肉のクリームソースってのもよさそうなんだけどあまり見かけない。
ともあれトマト味でなかったので結構おいしくいただき、アールグレイを淹れてチョコレートケーキ、ナッツの蜂蜜漬+ヨーグルトを食べた。

ここの所母のところへ見舞いに行くことが多く、平塚のBOへ行っていなかったので久し振りに出かけた。
1時間愉しみながら本を眺め以下の7冊を購入した。

北原保雄編 小学館「全文全訳 古語辞典」2004年1刷 2013年6刷
何時もは同じ辞典を2冊買って使っているので古語辞典は大修館のを買うべきなんだけど、それも置いてあったが、今回は小学館の古語辞典の文字の大きさと二色刷りの見やすさに惹かれてに買ってしまった。
それにしても最近の古語辞典は頭に「全文全訳」と枕詞が付いているが、一体いつから始まった事なのだろう。
それにしても、やや古いとは云えほぼ新品の2,800円もする辞典が370円で買えるんだから、日本は勉強したい人間にとって天国だよなあ。
その気さえあれば、これ1冊あれば日本の古典のほぼすべてが読めるんだぜ。

井上ユリ編 「井上ひさしベスト・エッセイ」ちくま文庫 2019年
8か月前に出た本が100円なんだもん、新刊はよっぽどのことが無いかぎり買えないよなあ。
若い頃熱中して読んだ作家でエッセイも「正・続家庭口論」「日本亭主図鑑」「パロディ志願」「風景は涙にゆすれ」「ジャックの正体」「さまざまな自画像」までは繰り返し読んだなあ。
井上ひさしを読まなくなったのは、ご本人が共産党あるいはシンパの傾向が強くなり、思想的に離れてしまったのと、一生を共に過ごそうとした女性と不幸にして別れてしまったが、その人からもらったほぼ唯一のものが「吉里吉里人」で、どうしても読めなかった。
井上ひさしは深い後悔とリンクしているけど、ここに収められているのは新しいものが多く未読のものが多いので読んでみようかと思う。

田中優子ふ「樋口一葉『いやだ!』と云ふ」集英社新書 2004年
田中優子の本は目につくと必ず買っているが、この本は持っていないような気がする。
ただ気がするだけでもってるかもしれないけどね。

中野剛志「世界を戦争に導くグローバリズム」集英社新書 2014年
中野剛志「日本防衛論 グローバル・リスクと国民の選択」2013年

この間からここで中野剛志を探していたが今回は2冊も見つかったのでじつに気分が良かった。
書いてある内容は大体想像がつくが、切れのいい中野節が脳に与える快感は格別だからね。

高橋洋一「日本を救う最強の経済論」育鵬社 2017年
この人毎月本を出しているから同じような題名の本が多く、持っているかもしれないが、まあ、復習にもなるから、びっちり線を引いて書き込みをするにはサラの本がいいからね。
何れにしろ書いてあることの9割くらいは知っていることだろうけど、人間大切なのは反復よ反復。

吉村昭「ひとり旅」文芸春秋 2007年
とにかく品のいい本で持っていたくなる、ということは出た時にすでに持ったのかもしれない。
書いてある内容を知っている気がしてならないが、人に贈るのにはこれだよなあ、経済書は人に贈りにくいでしょ。

オネエサンに久し振りに逢って、クルミパン、アンパン2種、チーズパンを買った。
相変わらず元気でキップがいい。

銀行で通帳記入をした、半年振りくらいのような気がするが、時々こうやって確認しないと使い過ぎてるからね。

駅ビルの「さくら書店」で新刊を30分程見たが、絶対に買っておかなきゃいけない本はなく、というよりBOで買った本が全部で1200円+だから、最近高くなった文庫本や新書1冊で同じくらいの値になるとウーンて考えちゃうんだよなあ。
物のシェアで図書館がベストセラーを買い揃えたり、BOが100円で古書を売ると作家も版元も立ち行かなくなるけど、生き残るには質の高い本を出すことなのかなあ。
でも裾野が広くないといいものは生まれないしね、どうすればいいのか今のところ分からない。

夜、娘たちが月桂冠の樽酒を持ってやって来た、昨日に続いてだが、この日はヒゲ鰺の刺身、鰹のたたき、野菜サラダ、茹で卵とパスタのサラダ、牛筋のワイン煮込みだった。
オネエサンのところのパン各種あったので赤ワインが望ましかったが、妻がなぜかビールを買ってあり、ビール、酒、スコッチと飲み続けた。
娘たちは10時をだいぶ回ってから帰ったが、00:10からの「映像研には手を出すな」を観るために、だらだらとTVを観続けていた。
遅くまで待って正味20分ほどで終わってしまうのが味気ない。
この区切りなら毎日放送して欲しいね。
「夜は短し歩けよ乙女」があまりにも素晴らしかったので期待してしまうのだが、今のところそこまでのものにはならないような気がする。


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