キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

大磯から家まで歩いた

2021年12月18日 | Weblog
昨夜9時から12時まで寝たので、その後4時半まで音楽を聴いて愉しんだ。
夜中ってのは精神が集中するから、音楽が心の底まで染み入ってきて愉しさが増す。
朝方2時間ばかり寝て7時前に起きて朝飯を作った。
と云っても、汁ものは昨夜の残りのきりたんぽを温め、魚は鰯の煮たのを軽く焼いただけで、けっこう豪勢な朝食になった。
妻が作るきりたんぽは鶏肉がめっちゃくちゃ入っていて、昨夜はそれをよけて食べていたが、今朝は鳥肉ばっかりで、と言っても味は汁の方に出ていて美味くも無いのだが、量だけはたっぷりとあった。
鰯は2尾食べた。
お隣から特別に飼育した鳥が産んだという卵をいただき、ぜひ卵ご販にと云われていたので、久し振りに食べてみたが、これが濃厚でね、鶏肉、鰯、鶏卵にノックアウトされた感じだった。

今日は11時から「マーリ・モンターニャ」で新着ワインの試飲の予定があるので、素早くJA湘南へ行ってきた。
キウイフル―ツと柿を買った。
10時20分に娘が車で迎えに来たので妻と二人乗り込んで、倉庫でワインを引き取ってから店に行った。
コルス島とプリオラートのワインの試飲をやった。
コルスは南に位置するので、もわっとしたワインかなと思っていたら、きりっとしたスタイルで、島中央部の山岳地帯で作っていて標高が300mくらいあるらしい。
サルディーニャのすぐ北の島なので白の品種はベルメンティーノだった。
この強くて複雑さがある品種は好みで、サルディーニャからの輸入を検討していたこともある。
基底に苦みがあるので奥行きや厚みを感じるんだと思うが、海の近くのワインなので塩味がというのもステレオタイプだが肯ける。
赤は地場品種ですっきりとして好みのタイプだったが、造り手がこのスタイルのワインを目指しているのかもしれない。
プリオラートの白は蜂蜜を感じるワインで、このスタイル売れるだろうなあ、赤は典型的なプリオラートで果実の濃縮と高いレンジのやつは新樽の風味が強かった。
我ながらいいチョイスだったと大いに満足した。
ちなみに、国府のバーミヤンの隣で24日から26日まで、ひとり古本市の傍らでワインの販売を計画しているが、酒類の臨時免許が未だ降りていない、もしワインの販売が出来ないとしても試飲が出来るようにしたいと思っている。

試飲の前に隣の大磯図書館で以下の5枚のCDを借りた。
八代亜紀「夜のアルバム」2012、「大全集とおりゃんせ」1997、前者はジャズアルバムで、これを聴いて八代亜紀を見直した。最近はすっかりオバアサンになってしまったが、若い頃の映像を観ると綺麗だね。
原田知世「恋愛小説」2015、これ題名とは裏腹でジャズアルバムなんだ、この子も「時をかける少女」1曲の何時までも年を取らない可愛い顔した女優さんかと思っていたら、さにあらず、結構歌うんだよ。
森高千里「Romantic」1988、5曲入りのミニアルバムで、ジャケットの写真が可愛い。
Getz/Gilberto 2016、前回借りてPCの取り込みを一部失敗した。

帰りに歩いて「獅子舞」へ寄ったら何と休業、参ったね。
そのまま歩いてヤオマサ近くの蕎麦屋に行ったがそこは営業時間が終了していて、以前一度入った事のあるうどん屋へ入った。
大してうまくないが、ウロウロしていると昼飯を喰いそこなう。
事実、オーダーをしたら2時になったので営業終了の看板をドアに掛けていた。
僕は肉うどんの中盛、妻はトマトのつけ汁の大盛うどんを頼んだ。
大盛は物凄い量でこの分だと妻は晩飯を喰えないと思っていたら、案の定晩飯を抜いた。
バッカだなあと思ったね。

ヤオマサに寄り、朝どれのスルメイカを買って、晩に刺身とげそ焼きにして喰ったが抜群に美味かった。
家に帰ってCDを取り込んで、お茶を飲んで一休みしてから二宮図書館へ自転車で行った。
ケイコ・リー「Voices」2002、「Voices Again」2005、「Another Side of Keiko Lee」2008、「Vitamin」2004、「Live 1999」2000、「八代亜紀大全」1999を借りた。
他のジャズシンガーほとんど置いて無いのに何故かケイコリーが充実している、どうしてなんだろう。
この八代亜紀は2枚組で、これで八代亜紀のデヴューからの推移を僕の生きた時代に重ねて見てみようと思う。
とにかく今までぼーっと生きてきたので、どのような時代だったかが良く分からなくて、歌と映画で検証している。

風呂に入って出てきて、晩飯が出来ているかどうか心配したが、本人満腹で喰えないのに、真面目に作っていた。
烏賊の料理以外に牛筋肉をワインと香草で煮込んで、茹で卵と焼き豆腐を入れたのも作っていた。
グラタンの残りを温め、リーズブレッドで買って来たバケットにブリチーズを載せ、カタロニアの白ワイン2種を飲み、その後、刺し身とげそ焼きが出て来て「夜明け前純米吟醸生」を冷で呑み、最後に牛筋赤ワイン煮込にはシャトースオウを合わせて飲んだ。
朝からずっとワインを飲んでいるような気がするなあ。

それでも8時に切り上げて2階で小泉今日子と中山美穂を聴いた。
売れたアイドルには事務所もレコード会社も力を入れて、いい作詞作曲編曲家に楽曲を依頼しているので、どの楽曲もレヴェルが高く、その中で掴みがいいのがヒットした。
その頃、日本経済は2%程度のインフレ率でGDPも高くすこぶる順調に推移していた。
80年代後半のバブルは、株高と土地の価格上昇が問題だったのに、大蔵省が市中のカネを回収して一気に経済をシュリンクさせてしまった。
本来、株高と土地の価格上昇を抑える施策をすればよかったのに、実態を見誤ったのだ。
良くあることだが、良い所と駄目なところをはっきりと峻別するのって難しく、問題が起きるとすべてが悪いと思ってしまうもので、戦前はすべて悪かったという論理と同じ、これではいい部分を継承できない。
当時の音楽業界は多くの才能が参入して、皆さん充分報酬を受けることが出来、順調に推移していたのに、政府と大蔵省のミスジャッジで、事は音楽だけでなくあらゆる文化的な活動を停滞させてしまったのだ。
今度の岸田政権にはこの経済の不振を挽回できるだけの決断力が無い、要は人物が小さすぎるのだ、
財政出動の規模がみみっちすぎる。
早くこの政権を終わりにして高市早苗のような正当で大きな人物に政権運営を任せたい。

イナリヤト食文研のワインとビールはこちらからご覧になれます









コメント
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