キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

茅ヶ崎ナイトクルージング

2018年11月23日 | Weblog
昨夜のロングクルージングで今朝は酷い二日酔いである。
5時にワインバーで知人と待ち合わせたが、プレシネ「キネマの天地」を観終わって、直ぐに茅ヶ崎へ向かい眼鏡屋で眼鏡を作ったので少し遅れてしまった。
検眼等をして、後日出来上がったら取りに来ようと思っていたが、30分で出来ると言われ、待つことにした。
5時を少し回ってしまったが、まあそう目立つ遅刻でもおなく落ち合えた。

ワインバーで、ビールを飲んでのどを潤し、米国のピノノワールを1本開け、グラスでシャブリを飲んだ。
茅ヶ崎で週一でやっているパン屋があり、そこのカンパーニュ2種とチーズ、ソーセージ、ナッツを肴にした。

2軒目は久し振りに聡のところへ行き、ビールを飲み、かた焼きそば、雲吞、中華丼を肴にブラックニッカのソーダ割を2杯飲んだ。
顔見知りの客が2組来て挨拶をしたが、やっぱり知り合いがいるところで飲む酒は落ち着いて美味いねえ。
聡も相変わらず元気でやっていた。

3軒目はオーセンティックバーの「古玄」でラフロイグの10年、オスピス・ド・ボーヌのマールを2杯飲んだ。
久し振りのブルゴーニュのマール、実に美味かった。
かつて仲の良かった女友達と毎晩のように横浜を飲み歩いたが、野毛の「R」でブルゴーニュとプロヴァンスの2種類のマールを必ず飲み、結局それを飲む他の客はおらず、我々の専用ボトルのようなものだったことを話していたら、「R」の塚田さんの名前が出て、そいう言えばその頃ここのバーテンの古田さんも横浜十番館で働いていたんだなと思い出した。

4件目は「泥鰌」で酒を呑んだ、キックするというか掴む感じがある酒で、2合呑んだが同じような酒だった。
三つ葉の卵焼きを作ってもらって食べた。

思いの外遅くなっていて、最終1本前に電車で帰って来た。


昨日の「キネマの天地」だが、観るの2度目だと思うが、映画人の情熱が感じられて好きな作品だ。
1986年松竹、山田洋次監督で、脚本に井上ひさし、山田太一が参加している。
松竹大船撮影所50周年記念作品。
舞台は大船撮影所に移転する直前の1934年の鎌田撮影所、当時は城戸四郎所長、松本幸四郎が演じていたが、この頃は男っぷりもよく好きな俳優だったが、残念ながら年には勝てない。
岸部一徳が小津安二郎、堺正章が斎藤虎次郎の役をやっていた。
このほか島津保次郎、清水宏などが活躍していた。
主人公の田中小春、田中絹代がモデルで有森也実が演じたが、元旅芸人の父親役が渥美清、隣の奥さんが倍賞千恵子、旦那が前田吟、息子が吉岡秀隆で寅さんを思い起こすよね。
岡田嘉子役が松坂慶子で、この頃は滅茶苦茶綺麗だったなあ、朝ドラの鈴役からは想像できません。
すまけいが演じた監督の助手に中井貴一、彼と小春の恋物語なんだけど、やっぱり純愛って余韻が残るっていいねえ。
ちなみに撮影は高羽哲夫、この人、寅さんのほとんどを撮っているが、僕と一時違いのため大いに親近感がある。
映画に目覚めたのがずいぶん遅かったのでサラリーマンで一生過したが、若いころに映画の毒に当てられていたら、活動屋のはしくれに潜り込んでいたことは間違いな。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする