キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

焼き筍

2018年06月09日 | Weblog
5時少し前に目が覚め、昨夜読もうと思って途中で放りだした福田恆存について西部邁が書いた「保守思想の神髄」を読む。
たぶんこれが三度目だがよく理解できない。
寝起きから厄介なのを読み始めてしまったが、例のごとく赤と青の2色の色鉛筆を握っているのに出番がない、福田恆存の全容を掴むのに西部邁も混沌として綺麗に要約出来なかったのではないか。

7時半に起きて雨戸を開けて風呂に入る、いつも通りだ、そして朝飯を作る。
鰹の刺身、納豆、、胡瓜と人参の糠漬け、小松菜と湯葉の味噌汁。

散歩で出掛けるまで久し振りに荻野目洋子と大黒摩季を視聴する。
荻野目洋子は目だね、ハイティーンの頃の上目使いの目にやられる。
大黒摩季はかすれた声と垂れた乳房だな、若い頃の男っぽい感じも魅力的だが、これは何歳くらいの時の画像だろう。

カディスの友人に頼まれたものを買いに西友へ行こうと今朝は一人北へ向かい散歩に出た。
JA湘南では花を買おうと思っていが、久し振りに薔薇があり白とピンクを買う。
野菜は端境期なのかあまりなく、ズッキーニと玉蜀黍を買う。

西友に寄ってお目当ての品を探したが、要望された容量のものがなかった。
隣のロピアでバレンシアの友人への土産に「箱根山 純米」を2本買う。
この友人二人はワインを作っていて、彼らのワインのスタイルを考えて、純米吟醸系の酒より、落ち着いた奥行きのある酒を好むと踏んだ。
最近はよく売れて新しいものしかないが、数か月前までは店頭に長く置かれたものがあり実に良かった。
秋上がりする酒なので、セラーで夏を越させてから呑むようにアドヴァイスしたい。

家に帰り薔薇を生けるが、この時期に相応しく、素晴らしく綺麗だ。
昼飯まで向田邦子の対談集を読む。
山本夏彦には凄く丁寧な言葉を話していたが、母と同じ年の生まれだが魅力的な言葉使いだ。

昼は素麺を要望したが、妻が嫌だと反対してパスタになった。
トマト味が嫌なのでベーコンとズッキーニのスパゲティになった。
この季節ならではの味わいで中々美味かった。
サラダと紅茶とともに食べ、食後ロールケーキをいただいた。

プレシネは「Bad Companies」1972年米映画で、南北戦争時代徴兵忌避をして、カンザスシティまで悪がきの仲間と逃げる物語。
自分の命は銃で守るというのが今に繋がっているのがよくわかる。

2階に上がり昼寝をする。
4時頃に娘らしき足音が階下でして目が覚めた。
5時に下の息子がやって来て散歩に行こうと誘われたので、海岸通りの中道を西に向かってあるき、折り返してきた。

風呂に入り汗を流し、台所で茹でた隠元を摘まみ、玉蜀黍を食べ、鰹の刺身、冷奴、厚揚げ焼きを食べていたらメインのスパニッシュオムレツが出来てきた。
これ不味くはないがあまり好きじゃない、それでもそれなりに食べて、散歩の折に採ってきた姫筍をグリルで焼き、最後にミニトマトを食べた。
夏の野菜だとトマトが断然好きだが、樹で完熟した採りたてのやつは美味い。
食後にプリンを食べて、野球の続きを母の居間に移動してで観る。

野球の敗けがほぼ決まった8時半過ぎに娘のところへ筍をもって行く。
原田道から路地に入ったら炭の匂いがしてきた、まだ七輪ディナーをやっているのがわかった。
スペインへ持って行く小型PCを買おうと思っていて娘のBFに機種の相談を兼ねて行ったのだが、使っていないSIMFreeのスマホを貸してくれることになった。
「自然郷」「丹沢」の純米をご馳走になる。
酒を呑むのは10日振りだが身体に染みたという感じでもなかったな、しみじみ酒が美味いと感じるには、もっとアルコールを抜かなきゃならないのかもね。
9時半過ぎ雨が降りだし、切り上げて帰る。

「Dasy Luck」を観る。
今の30歳の女は色々あって大変だ、佐々木希演じる主人公は30前にして失恋会社の倒産を機に自分の一番好きなパン作りの世界に飛び込んだ。
女も一生打ち込むことがないと生きて行きにくい時代になった。
子育てと家事で評価を受けた時代は終わって久しい、料理や家事をいかに手抜きするかをメディアが煽っているけど、おかしいって誰も言わない。
全体主義を指導者の責任に押し付けるが、ヒトラーも東条英機も選挙で国民が選んだ人たちで、自分たちは頬かむりして何も責任がないようなことを言うし、より悪いことにその自覚もない。
一つの価値観が否定されると全否定してしまう心情が独裁を生むことをいい加減に気が付いてもいいんじゃないかと思うが、選挙をやっても安部が勝つようでは、戦時中と何が変わっているのだろうか。

母の手作りの料理を食べ、編んでくれたセーターを着て、仕立ててくれたズボンや浴衣を着て育ったが、それがどれほど大切で有り難い事だったか今にしてはっきり分かる。
道徳教育や歴史教育も大切だが、そんなところを見落とさない視点も必要なのではないか。
コメント
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