キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

春は名のみの寒さかな

2017年03月28日 | Weblog
朝、多少雨がぱらつく中、傘を何処へやら無くしたようで、4年振りにカッパを着てヤオマサまて買い物に出掛けた。
大した魚はなかったが、それでも朝獲れの鰯があった。
しかし、サイズが小さいのでやめて、千葉の鰹を買った。
牛乳と落花生を買う。

帰りに杉山に寄りバアサンを探すが、寒いので家の奥に引っ込んでいた。
霙が混じる陽気で、国府でも塩て陽気と云うのかと聞いたら、そう云うとの事で二宮だけの言葉ではないらしい。
絹ごし豆腐二丁と厚揚げ2ヶを買う。
厚揚げは二丁が正解なのだろうか。

昼、かねてより一度喰ってみたいと思っていた平塚花水台の天婦羅屋に天丼を喰いにいった。
大海老三本がのったやつで豪快であったがタレが辛かった。
人気の店で1時を過ぎていたのに12人ほど客がいて、親方が一人で切り盛りしているので忙しく働いていた。

午後、大磯から平塚まで歩く、和菓子を買おうと思ったが、菓子屋は月曜休みが多く買いそびれた。
平塚市民ギャラリーに幟が見え、飛騨高山と読めたので駆けつけた。
駄菓子、漬物、酒などがあり、酒を四種類試飲させていただき、?とソーダ煎餅の様なのを買う。

オネエサンのところで、カレーパン、ベーコンパン、揚げドーナッツを買う。

晩飯は、湯豆腐、大根と挽き肉の炒め煮、鰹刺身、チーズ、南京豆、酒は三夜連続で到来ものをいただく、ついに一升が空になった。
飛騨高山原酒、日立の純米吟醸、スペインのオルホを呑む。

オルホを持って母の部屋に行き、テレビで加藤一二三と美術品鑑定士の番組を観る。
76歳の最多敗棋士に励まされ、諦めたら終わりだと知る。
好きなことに情熱を傾ける飾りのない姿に心うたれる。

名前を忘れたが、53歳の美術鑑定士の審美眼に驚愕する。
幼い頃から父に連れられて京都奈良の寺社仏閣を回ったのが嫌で仕方なかったらしいが、良いものをたくさん観る以外に審美眼は養われない。
自由放任教育とは人を何者にも導かない。

吉村昭「東京の下町」を読んでいるが、テレビジジイとなっていて一向に先に進まない。
若い頃、竜雷太や夏木陽介の青春学園ドラマの再放送を毎日テレビで観たせいで、深味のない軽薄な楽天家になってしまったが、後年、割りと読書をしたつもりだが、やはり若い頃に出来上がった性格は変わるものではなく、気を許すとテレビ小僧はテレビジジイとなって仕舞うようだ。
コメント
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