キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

愛書家

2014年10月13日 | Weblog
岡崎武志を面白く読んだ。
本好きというのは誰も同じだが、積読に一抹の後ろめたさを感じ、先人や同病者の書いたものを援軍に、その効用をとくとくと語るものだが、岡崎武志の語りは説得力があり、私が持っている後ろめたさを、一時的ではあるにしろ霧散させてくれた。

この「読書の腕前」の最初に、ある小説の場面を引用し、湖の桟橋に灯りをともし毎夕読書をする女性のことを書いているが、本好きにとってこれが理想であり憧れである。
この部分だけ読んでもこの本を買った価値があるのだが、旅先での読書の贅沢、具体的な古書の集め方など本との付き合いをより深く楽しむための提言に満ちている。

台風の影響か雨が降りだしたので終日読書をすることになりそうだが、読みたい本が10冊ばかり手元にあったので、いっぺんにそれらを読み始めた。
コメント
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