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本・内館牧子 「終わった人」

2016-06-02 18:37:42 | 図書館本 読書備忘録 
終わった人

 内容紹介
定年って生前葬だな。
衝撃的なこの一文から本書は始まる。
大手銀行の出世コースから子会社に出向させられ、そのまま定年を迎えた主人公・田代壮介。仕事一筋だった彼は途方に暮れる。年下でまだ仕事をしている妻は旅行などにも乗り気ではない。図書館通いやジムで体を鍛えることは、いかにも年寄りじみていて抵抗がある。どんな仕事でもいいから働きたいと職探しをしてみると、高学歴や立派な職歴がかえって邪魔をしてうまくいかない。妻や娘は「恋でもしたら」などとけしかけるが、気になる女性がいたところで、そう思い通りになるものでもない。
これからどうする?
惑い、あがき続ける田代に安息の時は訪れるのか?
ある人物との出会いが、彼の運命の歯車を回す──。
シニア世代の今日的問題であり、現役世代にとっても将来避けられない普遍的テーマを描いた話題沸騰必至の問題作。


               

 読書備忘録 

展開が早くあっという間に読み終えた。

ふるさとがあるっていいなぁ~・・・誰にでもふるさとはあるけれど、ここふるさと?親が居るだけって私のふるさとみたいなのもあるから・・・

それにしてもいいふるさとをお持ちです。盛岡。
「故郷はいい。放言はいい」と、のどかに言っている。

故郷の同級生も色々とあって今がある。
そんな大変な事があって今度は親の?その川上は「・・・何ぼでも比べて元気つけろ」って・・・いい仲間だ。

最後が素敵・・・そんなことおくびにも出さなかったから、わ、素敵!この奥さん!

こうなったらいいなぁ~と思っていた結末で・・・

そして・・・結局のところ 健康 なんだなぁーと思った。

まず、あちこちガタが来ているお年頃だけれど・・・体がどこも悪くないって人のお話だから・・・

39才の鈴木が大動脈解離でなくなってしまったのは残念だったけれど、そこからお話が始まったようなものですよね。それ以前はサラリーマンなら多かれ少なかれあることですもんね。
ただ、そんなに簡単に引き受けちゃっていいのかな?と、読んでいたら、あらあら・・・

学歴や職歴が邪魔になるのは本人次第ではないですか?
以前住んでいた所の駅の自転車置き場で働いていた方は、元校長先生。
どうしてわかったかと言うと・・・お仲間が校長っ!って呼んでいたから。
え?校長先生だったんですか?に、今はただのおじいさん!って笑っていらした。
朝、自転車で行っていないのに、帰りに自転車置き場で自転車探したり、自転車で駅まで行ったのを忘れてバスで帰っちゃって、次の日取りに行ったりしたときにちょこっとお話したことがあったけれど、楽しそうにお仕事されていましたわ。
朝、お会いすると、今日は自転車だから忘れないでよ。いってらっしゃい!と、送り出されたことだってありましたの。

終わりがあるから始まりがある・・・何かが終われば何かが始まる。

命が尽きたときが本当の終わりってことなのかな?

そういえばアルポルトのシェフ片岡さんは内館さんの同級生でしたね。



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台湾旅行 台北賓館見学・・・中へ

2016-06-02 07:37:50 | 2016 台湾 台北の旅
































たくさんの方が見学しています。

人を入れずに撮るとなると・・・一瞬を逃さずパチリっ!・・・あー曲がったぁー

なんてことを楽しくしていました。

にぎやかでお元気、言葉はわからないけれど、なんとかかんとかね~って話しかけられて、そうね~・・・でもすぐ日本人ってばれちゃう。


4/7~4/9


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本・辻村深月 「朝が来る」

2016-06-01 19:55:37 | 図書館本 読書備忘録 
朝が来る

 内容(「BOOK」データベースより)
「子どもを、返してほしいんです」親子三人で穏やかに暮らす栗原家に、ある朝かかってきた一本の電話。電話口の女が口にした「片倉ひかり」は、だが、確かに息子の産みの母の名だった…。子を産めなかった者、子を手放さなければならなかった者、両者の葛藤と人生を丹念に描いた、感動長篇。


               

 読書備忘録 

特別養子縁組

生まれるとすぐに離れていった自分の子

もう一度抱っこしたい。育ての両親が良い方たちでホントよかった。

ただ、誰かに相談してよ。近くの大人に・・・
ってことは自分が大人になってから思うことで、その中にいると誰にも相談ができないことがあるかもしれない。はるか彼方の事だから自分はどうだっただろう?なんて思いも及ばなくなっている。

子供が子供生んじゃうんだから、そりゃ周りの大人たちはあたふたしてしまう。

保証人にしたって、大人に相談していれば勝手にされたことなのだからいくらでも対処できたであろうことなのに、残念。

いったいどこまでおちていくのだろう?と思っていたけれど、最後に寄り添ってくれる人が居て、救われた感ありでよかった。

育児放棄や虐待のニュースが出るたびに、簡単に子供はできちゃうかもしれないけれど、簡単には育てられないのよね。
それなりの覚悟がいります。お金だってかかります。
収入がないのに子供って・・・どうなんでしょうね・・・。



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台湾旅行 台北賓館へ・・・

2016-06-01 07:43:45 | 2016 台湾 台北の旅




































日本統治時代の1899年に起工、1901年に完成した「台北賓館」。台湾総督の公邸として建てられました。設計は福田東吾・野村一郎が担当、後に森山松之助も携わりました。日本統治時代においては、台湾総督の官邸であるとともに迎賓館としても使用され、皇太子時代の昭和天皇をはじめ、数々の要人が宿泊しました。日本国と中華民国との間の平和条約は、この台北賓館で1952年4月28日に調印されたのです。戦後長い間非公開とされていましたが、2006年6月4日より、年に数回の頻度で一般公開が行われるようになっています。
台北ナビより

総督府からちょっと歩いたところにある 台北賓館

前回(2009年)来た時は通りの反対側から眺めただけでした。

お庭もとてもきれいで黒鳥がとぼとぼ歩いていたり、クジャクが羽を広げていたり・・・お庭の芝生に入ってはいけません。
ちょっとでも入ったならば、ちょっとちょっとと注意されます。
きちっとしています。
注意をされても大陸の団体はお構いなしでしたが・・・。


4/7~4/9


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