内容(「BOOK」データベースより)
「子どもを、返してほしいんです」親子三人で穏やかに暮らす栗原家に、ある朝かかってきた一本の電話。電話口の女が口にした「片倉ひかり」は、だが、確かに息子の産みの母の名だった…。子を産めなかった者、子を手放さなければならなかった者、両者の葛藤と人生を丹念に描いた、感動長篇。
読書備忘録
特別養子縁組
生まれるとすぐに離れていった自分の子
もう一度抱っこしたい。育ての両親が良い方たちでホントよかった。
ただ、誰かに相談してよ。近くの大人に・・・
ってことは自分が大人になってから思うことで、その中にいると誰にも相談ができないことがあるかもしれない。はるか彼方の事だから自分はどうだっただろう?なんて思いも及ばなくなっている。
子供が子供生んじゃうんだから、そりゃ周りの大人たちはあたふたしてしまう。
保証人にしたって、大人に相談していれば勝手にされたことなのだからいくらでも対処できたであろうことなのに、残念。
いったいどこまでおちていくのだろう?と思っていたけれど、最後に寄り添ってくれる人が居て、救われた感ありでよかった。
育児放棄や虐待のニュースが出るたびに、簡単に子供はできちゃうかもしれないけれど、簡単には育てられないのよね。
それなりの覚悟がいります。お金だってかかります。
収入がないのに子供って・・・どうなんでしょうね・・・。
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