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本・重松清 「かあちゃん」

2012-08-16 05:00:00 | 図書館本 読書備忘録 
                     読書備忘録 

            かあちゃん (講談社文庫)

 内容(「BOOK」データベースより)
同僚を巻き添えに、自らも交通事故で死んだ父の罪を背負い、生涯自分に、笑うことも、幸せになることも禁じたおふくろ。いじめの傍観者だった日々の焦りと苦しみを、うまく伝えられない僕。精いっぱい「母ちゃん」を生きる女性と、言葉にできない母への思いを抱える子どもたち。著者が初めて描く「母と子」の物語。

 第一章から第八章まで主人公がみんな違います。でも、繋がっているひとつのお話

「ただだまって誰かに話を聞いて欲しい・・・よけいなことを言ってほしくない。」

私はよけいなことばかり言います。そうですか。わかりました。

第八章 アゲイン、アゲイン 
電車で読んだら大変な事になったはず。かろうじてお家で・・・

子育て中、どうでもいい煽り本を読んでは、あっち向いたり、こっち向いたりしておろおろしていた。今、思うと本当にどうでもいい本だった。当時は本の通りにいかないと何でっ!?
そんなのは当たり前。子供はみんな違うんだから。が、そのときはね。
近所に幼稚園の先生をしていた人がいたけれど、やっぱり本と一緒で、えーまだ出来ないの?遅いよー!えーまだぁ~・・・そんなこんなで不安を煽られていた。

そのときにこういう本を読んでいたら・・・赤ちゃんのことが書いてあるわけではないけれど、子育てHow to本よりずっと心の勉強が出来る。

重松作品です。


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本・森絵都 「気分上々」

2012-08-15 05:00:00 | 図書館本 読書備忘録 
                     読書備忘録 

         気分上々

 容(「BOOK」データベースより)
「自分革命」を起こすべく親友との縁を切った女子高生、家系に伝わる理不尽な“掟”に苦悩する有名女優、無銭飲食の罪を着せられた中二男子…、人生、単純じゃない。だからこんなに面白い。独特のユーモアと、心にしみる切なさ。森絵都の魅力をすべて凝縮した、多彩な9つの物語。

 あちこちで書いてきた短編小説を1冊にまとめたもの。作者は長編小説と同じくらい短編小説が好きだそうです。

ウエルカムの小部屋 / 彼女の彼の特別な日 彼の彼女の特別な日 / レボリューション / 本物の恋 / 東の果つるところ / 本が失われた日、の翌日 / ブレノワール / ヨハネスブルグのマフィア / 気分上々

表題の 「気分上々」がよかった。
美食園の店長さん いい人でよかった。柊也はいい子ね。お父さんの躾がよかったのだ。きっと・・・

ヨハネスブルグのマフィアでは、ホント  そこはそんなところなの? きっと行くことはないと思うけれど、どっかで覚えておこう。

ブレノワールは、なんか読んだような~で、あとがきみたら書いてありました。アンソロジーの 「チーズと塩と豆と」 にで読んでいた。


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本・アンソロジー 「あなたに、大切な香りの記憶はありますか?」

2012-08-14 05:00:00 | 図書館本 読書備忘録 
                     読書備忘録 

           あなたに、大切な香りの記憶はありますか? (文春文庫)

 
内容(「BOOK」データベースより)
「香り」の記憶は何かのはずみに想いだす、忘れがたいもの。人気作家8人(阿川佐和子、石田衣良、角田光代、熊谷達也、小池真理子、重松清、朱川湊人、高樹のぶ子)が「記憶の中の忘れがたい香り」をテーマに競作。あなたの中のかけがえのない記憶を呼び覚ます贅沢なアンソロジー。さあ、8つの扉のどこからでもお入り下さい。




夢の香り 石田 衣良
ついていくのかな? 汗、古着、なんかの男のにおい

父とガムと彼女 角田 光代
お母さんと学校の前で待っていてくれたお姉さん・・・お父さんを愛した女の涙

いちば童子 朱川 湊人
そう、この不思議が好きで待っているのだけれど、新刊でません。

アンタさん 阿川 佐和子
ハッピーエンドに?

ロックとブルースに還る夜 熊谷 達也
えー・・・覚えてくれたんだ~・・・ふんふんと読んでいたら最後の最後に あら~・・・

スワン・レイク 小池 真理子
やっぱ軽井沢っぽい。

コーヒーもう一杯 重松 清
キュン!って感じね。いい!

何も起きなかった 高樹 のぶ子
ちょっとぉ・・・


お気に入りは・・・角田 光代の「父とガムと彼女」 と 朱川 湊人の「いちば童子」 と 重松 清の「コーヒーもう一杯」 
好きな作家さんだから入れ込みも違うかもしれないけれど、やっぱり いいっ!


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本・森浩美 「ほのかなひかり」

2012-08-13 05:00:00 | 図書館本 読書備忘録 
                      読書備忘録 

           ほのかなひかり (角川文庫)

 内容(「BOOK」データベースより)
夫を事故で亡くした私は、小学生の息子をひとりで育てながら、傷心の日々を送っていた。寂しく迎えたクリスマスイブの夜、解約せずにいた夫の携帯電話からメールが送られてきて…(「聖夜のメール」より)。不倫を疑う妻、若い部下の扱いに戸惑う中年部長、仕事に行き詰まったキャリアウーマン…どこにでもいる普通の人たちに起こった、8つの小さな奇跡。日常の些細な出来事を丁寧に掬い取った、心あたたまる家族小説集。

 「たとえそれが どんなに小さくて頼りない光であっても 歩む先に見えるのなら 人は生きていけるのです。」

聖夜のメール・・・いつもなら夫を玄関まで見送るところだった。その日にかぎって、あの時 夕食は生姜焼きなんて自転車にまたがってメールをしていなかったら、もっと駅に近いところに住んでいたら・・・突然の事。誰しもきっと思うはず。。。事故でなくなったご主人の携帯にメール。

想い出バトン・・・娘の結婚 父が思い出のビデオをDVDにして娘の夫になる彼にバトンタッチ。

噛み合わせ・・・緊急で歯科医に行ったら元彼が先生。別れたときの事情・・・だからきっとこれからはずっと一緒かな?

リリーフはいない・・・いいお父さんだっ!

じゃあまたな・・・なんだ会社以外の人、みんないい人なんだ。
こういう会社知ってる。息子が使えるようになるまでおじさんが会社を守るって言っといて、そのまま社長に居座る算段をする。

ワイシャツの裏表・・・携帯みちゃったね。なるほどワイシャツの裏ね。気の強い女だったけれどただの浮気。

褒め屋・・・これはいちばんお気に入り。褒め屋万年堂から派遣された、たくさん褒められて育ったという与田さんとのお話。
「”褒め屋万年堂”とは、愚痴りたいとき、悩んでいるとき、励まされたいとき、そんなときに話を聞いてくれる人を派遣するというサービス会社のことだ。」
たくさん話を聞いてもらって、励まされ褒められて・・・でも、時間になると帰っちゃうのよね。まるで横浜でデートしているみたいだった・・・お名残惜しい・・・別れ際の切ないこと 

トイレットペーパーの芯・・・このお家に住み始めたのはそういうことでしたか。ゴキブリが出たり古くなったからリフォームはいかが?なんてお話から・・・
息子の嫁は同居はしないってのが条件だった。でも子供は要らないって言っていた娘が2世帯住宅にして同居し~ましょ!って、子供が出来たからもどってきたのよね。ご主人も養子ではなくマスオさん。
我が家の二人の息子もまさかマスオさんになるんじゃないでしょうね?  なんて思ったわけ。
端から同居するつもりはないからマンション。気を使ってきくしゃくするよりは、たまに外でご飯でも・・・ってのがお気楽だと思うから。
〇〇と〇〇と〇〇は、やーだな~って言っているから・・・きっと細胞のどこかに染み込んでいると思う。 が、所詮、人の人生。本人達がよければそれでいいのよ。やだけど・・・


  どこにでもありそうなお話が、ほんわかりんにやってきました。


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本・加納朋子 「月曜日の水玉模様」

2012-08-12 05:00:00 | 図書館本 読書備忘録 
                     読書備忘録 

          月曜日の水玉模様 (集英社文庫)

 内容(「BOOK」データベースより)
いつもと同じ時間に来る電車、その同じ車両、同じつり革につかまり、一週間が始まるはずだった―。丸の内に勤めるOL・片桐陶子は、通勤電車の中でリサーチ会社調査員・萩と知り合う。やがて2人は、身近に起こる不思議な事件を解明する〈名探偵と助手〉というもう一つの顔を持つように…。謎解きを通して、ほろ苦くも愛しい「普通」の毎日の輝きを描く連作短篇ミステリー。

 OL・片桐陶子の月曜日から日曜日
萩との出会いが・・・なかなかないよね。こういうの!ってところからなにやら面白そうな気配。
水玉模様ってなんだろう?って思った。ネクタイね。陶子の、ま~  びっくりな洞察力でお話はすすみます。

木曜日に陶子の生い立ちがわかり、土曜日を読んでいたら、あ!この人きっとお母さんだ!なんて途中で呟いていた。

日曜日にはなんだらかんだら一週間の登場人物が出てきて 接待ソフトボール 
そんなときでも、陶子はアリバイ工作?と見破る。

ミステリーなんだけれど、あっさりしていて、さっくり読めました。


 「モノレールねこ」が、とても良かったから また・・・


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本・石田千 「踏切みやげ」

2012-08-11 05:00:00 | 図書館本 読書備忘録 
                     読書備忘録 

         踏切みやげ

 内容(「BOOK」データベースより)
鉄道ファン・踏切ファン必読!ふわふわ気分で踏切を見に行く。

 踏み切りを見に行くというより・・・ただのお散歩ではなく・・・銭湯をみつけ出して入っちゃう。こんなお散歩してみた~い!ってお散歩。

俳句もよむのね。まず一句あってお話が始まる。

ひなこちゃんといっしょ の一句 「踏切にポニーとならんで花を待ち」
ひなこちゃんのことは前に読んだ事があるけれど5才になってまたあらかわ遊園。

水神さま の一句 「ブーブーと呼ばれて雷神あらわれる」
東武亀戸線には亀戸水神という駅があります。むか~っしから亀戸天神と間違えられます。
亀戸天神に行くなら亀戸駅です。今でも注意書きがあると書いてあり、なつかしく思いました。と言っても懐かしがるほど離れたところでお嫁をやっているわけではありません。で、お嫁は卒業していたんでしたっけ・・・

ラベンダー湯 の一句 「踏切のあいだの湯屋の厚着ぶり」
学生の町だから、きっと湯屋がある。煙の匂いをさがす・・・松原湯はラベンダー湯の日だった。

踏切がどれだけのものか・・・大また何歩と書かれていてすっごくわかりやすい。

読み始めてすぐ、京浜東北線の快速西浦和行き 違う違う!西浦和は武蔵野線。京浜東北線の快速は南浦和。たまに知っていることがでてくると鼻が上に向く。
で、チ県マ市、みのり台一号踏切をつぎつぎに渡っていく車は、野田ナンバーばかり・・・そっか~ナンバー変わったんだ。我が家がいたころマ市は習志野ナンバーだった。

うっかり間違えて乗ってしまったバス。あわてて降りて方向転換するけれど、時間があったらそのまんま乗って行って、知らないバス停で降りてみてお散歩するのも楽しくていいかも。と、思った。

夕暮れ時、電車の中からポツリポツリと点いていく家々の灯りを見るのが案外好きだった頃を思い出した。
お台所でお母さんが夕餉の支度をしているんだろうな~、お味噌汁にはきっとお豆腐が入っているんだろうな~、早く宿題やっちゃいなさい!なんて言っているんだろうな~・・・なんて、束の間の妄想タイムを楽しんでいたのよ。

お散歩ではなく遠足。しゃ断機や信号機を作っている会社で夏期講習も受けているんですね~

そんなこんなの楽しい踏切エッセイ38編 そしてこれは第2弾でこの前にもう一冊出ていたんです。


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本・小川糸 「ようこそ、ちきゅう食堂へ」

2012-08-10 05:00:00 | 図書館本 読書備忘録 
                      読書備忘録 

            ようこそ、ちきゅう食堂へ

 内容(「BOOK」データベースより)
「いただきます」「おいしい」「ごちそうさま」。今日もあちらこちらで、奇跡の出会いを喜ぶ声が…。きっとそこには、料理の神様の愛弟子たちがいる。彼らが心をこめて生み出す料理があって、誰かがおいしさに顔をほころばせる食堂がある。おいしい出会いを求めて、「食堂」をめぐる長い旅のはじまりはじまり。

 はじまりは 石ラーの辺銀食堂。
次は長瀞、天然氷のカキ氷。オリジナルの氷みつは氷砂糖と和三盆で、アレルギーやアトピーがあっても安心して食べられるように・・・
そして次は能登のお醤油。
米原は古い旅館「瓢箪屋」の建物の中にあるフランス料理屋さんレストラン「ベルソー」
世田谷の農園はミツバチ飼ってハチミツも・・・
突然バウムクーヘン屋さんになった奈良の「デルベア」バームクーヘンを作ってみたかったそうです。あくまでドイツの伝統的な製法に則ったバームクーヘン。ドイツにはバームクーヘンの法律があるんですって。あ!お取り寄せできる。
中津川は和菓子だ~栗きんとん
西表島の食堂はてるまはエッセイにも登場していますよね。
大津のお寺の胡麻豆腐、庵主様は日本一の精進料理を作る名手としてドラマのモデルに。百合根だ。
弘前はリンゴ
あらーモンゴルまで・・・あのお話はこのときの?乗ってる、寝っ転がってる。

ちきゅう食堂のお話・・・さら~っと!


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下関・宇部の歴史的建造物

2012-08-09 00:04:17 | まとめて 国内の旅
 旧下関英国領事館 国の重要文化財



 

「明治後半、時の駐日英国大使アーネスト・サトウは、成長著しい西日本における外交・経済・交通の拠点である下関に英国領事館を設置することを本国へ具申。明治34年(1901)9月、英国領事館が下関に設置されました。その5年後の明治39年(1906)、領事業務の拡大に伴い、領事館が新たに建設されました。これが現在の建物で、現存最古の領事館建築物であることに加え、明治期の外交関連施設の典型を示すものとして歴史的価値が極めて高く、国際都市下関を象徴する建造物です。赤煉瓦に包まれた建物は、昭和16年(1941)まで使用され、領事室や領事の居室などに使用された主屋と、使用人室や厨房などに使用された附属屋からなっており、設計者は英国工務局上海事務所技師長のウィリアム・コーワンと推定されています。

概要 建築概要:主屋/煉瓦造総2階建、桟瓦葺、延床面積 308.244㎡ 附属屋/煉瓦造平屋建、切妻造及び瓦葺、延床面積 77.61㎡

平成20年12月末より5年間、保存修理工事のため休館」下関市ホームページより


 下関南部町郵便局



  

「下関に現存する最も古い洋風建築物で、明治33年(1900)に赤間関郵便局(当時)が電信局を統合し、新築移転されたものです。外壁のレンガは厚さ60cmという堅固なもので、逓信省(ていしんしょう)技師の三橋四郎が設計を行いました。いまなお現役の郵便局舎としては日本最古のものです。
 この局舎が建築された明治なかば過ぎには、それまでの古典主義から装飾を単純化していく新たな建築表現が目指されました。南部町郵便局も、入口上部のペディメントや窓枠に彫刻的な装飾はなく、ほとんどが直線の組み合わせで成り立っており、近代建築史の第二世代を代表する建築物の一つであると言えます。

概要 建設:1900年(明治33年)設計:三橋四郎 施工:岩崎組 構造:煉瓦造2階」下関市ホームページより


 ろうきん下関支店(山口県労働金庫下関支店)



  


 田中絹代ぶんか館




 旧宮崎商館



「前面道路の唐戸西之端町大通りは、かつてのメインストリートであり、明治後期には商社が軒を並べ、宮崎商館の西隣にも商業会議所、電話交換局がありました。
 宮崎商館は、宮崎義一により神戸で設立された石炭輸送業を営む商社で、明治26年に下関に支店が設立され、その後下関が拠点となりました。外観は、赤煉瓦と白い石の組み合わせが美しく、1階には中央部分にアーチの玄関、2階部分には開放的なベランダに5つのアーチが連続し、縦長の窓も並んでいます。旧下関英国領事館完成直後の建設であり、意匠的にも影響を受けたものと推測されます。

概要 建築:1907年(明治40年)構造:煉瓦造2階建」下関市ホームページより


 宇部市 渡辺翁記念会館



 

  

宇部市のホームページに詳しく書かれています。こちら http://www.city.ube.yamaguchi.jp/kyouyou/bunka/kanrenshisetsu/watanabeokinakinen/watanabeokinakinen.html

山口県にはたくさんの歴史的建造物が大切に残されていますが、何しろたったの1日・・・とてもではありませんが・・・

ってことで、なんとか滑り込みセーフ  最後まで辿り着けました。

ずい分とかかりましたが  2/25~2/26 週末1泊2日の旅 は終了。


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本・大崎梢 「サイン会はいかが?」

2012-08-08 06:12:48 | 図書館本 読書備忘録 
                      読書備忘録 

          サイン会はいかが? 成風堂書店事件メモ (創元推理文庫)

 内容(「BOOK」データベースより)
「ファンの正体を見破れる店員のいる店で、サイン会を開きたい」―若手ミステリ作家のちょっと変わった要望に名乗りを上げた成風堂だが…。駅ビルの六階にある書店・成風堂を舞台に、しっかり者の書店員・杏子と、勘の鋭いアルバイト・多絵のコンビが、書店に持ち込まれるさまざまな謎に取り組んでいく。表題作を含む五編を収録した人気の本格書店ミステリ、シリーズ第三弾。

 ほんわかミステリー・・・

 取り寄せトラップ
こんなトラブルがあるのですか? すごいね犯人探しす書店のバイト。掛け軸が横山大観かも?それにしても手の込んだことをして・・・

 君と語る永遠
小学生の広希のお話。広辞苑と広希、お父さんとの思い出を探して家出。心温まるお話。

 バイト金森くんの告白
バイト金森くんは勘違いをしていましたぁー!

 サイン会はいかが?
長いこと根に持っていたって事?親友だったのに・・・小さい秋みつけた の3番の歌詞。
3番までは覚えていないな~。はぜの葉 波瀬さん・・・

(三)誰かさんが 誰かさんが 誰かさんが みつけた
   ちいさい秋 ちいさい秋 ちいさい秋 みつけた
   昔の昔の 風見の鳥の  ぼやけたとさかに
   はぜの葉ひとつ はぜの葉あかくて 入日色
   ちいさい秋 ちいさい秋 ちいさい秋 みつけた

 ヤギさんの忘れもの
書店員さんとこんなに仲良しに。青森はちと遠いけれど・・・常連客の老人、蔵本さんとパート書店員 名取さん。童謡 白ヤギさんからお手紙~♪ がヒント!


坂木司さんの解説に紙の本のお話が書かれています。そして本屋さんが好きならば、できれば地元の書店でお買い上げをしてあげて下さい。と・・・

すいません  本は会社で頼むと割引料金で手に入ります。そして私は物を置くのが苦手なので図書館で借りるという、知恵をつけました。
が・・・働き人と居候の部屋は図書室のようになっています。高原の家には、ちっこいマンションに入りきらない本がどっさり。  になった時に残された人はどうする? そんな感の我が家ですが・・・それでも、いいですか?
風の通りを阻むように置かれた本棚が迷路ようで、繊細さに欠ける私は努めて立ち入らないようにしています。うっかりしていると床に積んである本を蹴飛ばしながら歩いてしまいますから・・・

 図書館で借りたこの文庫本は・・・「水濡れ痕、歪み、シワあり」のシールが張ってあって、ふっくらと膨れていました。

私は以前、本のページをめくるごとに挟まっていた、  アンタは変質者かっ! ってものを発見し、こんな本読めません。ホラ、見てください。とお返ししたことがあります。
食べかすが挟まっていたり、変なものがくっついていたり・・・ちょっとあなた大丈夫?と、どこのどなたさんか存じ上げませんが、お尋ねしたくなったことも・・・

だったら、買って読めばいいじゃん!そう、その通り。まっさらな本は気持ちいいのは先刻承知の助。が・・・買わない。で・・・図書館に付箋をつけて、ちょっと、これ~と、やる。そうするとこういうシールが貼られてふたたび貸し出し。酷いのはどうするのでしょうね?今度聞いてみよっ!

先日はメモを片手に、何ページね、ほらここ。それから次・・・と丁寧にずいぶんたくさんお知らせしていた老紳士がいらした。だいたい図書館の本に線をひくなんて言語道断!と、私は後ろでプリプリ。

貸し出し窓口で、予約してあった本が出てきた時にあまりに汚い本だから、あーこれ汚いからいいです。って即返却していた方を見たことがある。今度私もやるから~と、構えていると、案外最近は綺麗な本が来るの。

図書館の本は市民みんなのものですからね。大切に扱って下さいましな。と、思ったのです。


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下関 山口銀行旧本店

2012-08-08 05:52:16 | まとめて 国内の旅




   

   

   

   








遠方からと驚かれ、とてもご親切に隅々まで案内していただきました。ありがとうございました。

「三井銀行下関支店として、商都下関の繁栄の象徴であった旧銀行街の一角に建てられた建物です。あたりには当時、横浜正金銀行下関支店、住友銀行下関支店などの洋式建築が建ち並んでいました。
 銀行建築の名手と謳われた長野宇平治の古典主義銀行建築の代表作でもあります。長野の建築の特徴は古典主義を忠実に取り入れることで、この建物においても、御影石の正面外壁、フルーティング(縦みぞ)が施されイオニア式とコリント式を組み合わせた柱頭をもつピラスター(付け柱)、正面窓上部の午頭彫刻、頂部に置かれた大きな櫛型のペディメント(妻飾り)、軒上の壷など、古典主義建築の魅力が随所に伺え、迫力に満ちたものとなっています。内部は2層吹き抜けの営業室を中心として、周囲に歩廊が巡っています。建物は、三井銀行が昭和8年に百十銀行に営業権を譲渡後その本店となり、昭和19年には県下6つの本店銀行が統合して山口銀行が創立され、その本店となりました。昭和40年に新本店が完成した後は同銀行の支店や別館となるなど変遷を重ねました。平成17年10月、山口県有形文化財に指定。

概要 建設:1920年(大正9年)設計:長野宇平治 施工:竹中工務店 構造:煉瓦及び鉄筋コンクリート造2階建、地下1階、延床面積約995㎡」下関市ホームページより

山口銀行ホームページで詳しく紹介されています。
http://www.yamaguchibank.co.jp/portal/special/museum/old-office.html


 2/25~2/26 週末1泊2日の旅  

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下関 旧秋田商会ビル

2012-08-07 06:37:20 | まとめて 国内の旅
        



   

   

   

   


   

 





 
「日本の近代建築史を代表する建築物、「旧秋田商会ビル」。旧秋田商会ビルは、大正4年(1915)に竣工した和洋折衷の極めてユニークな建築物です。鉄骨鉄筋コンクリート造、地上3階、地下1階、塔屋付き、屋上には日本庭園と日本家屋を備えています。内部は1階を純洋風の事務所空間、2階及び3階を格調高い書院造住宅としており、西日本で最初の鉄筋コンクリート造の事務所建築であるとともに、わが国に現存する同種建築物としては最古級のものです。
加えて「屋上庭園」については、東京大学生産技術研究所教授で建築史家の藤森照信(ふじもりてるのぶ)氏が、著書「タンポポ・ハウスのできるまで」の中で次のように書いています。
「1915年の屋上庭園は、日本の屋上庭園の歩みの中では群を抜いて早い。もしかしたら世界的に見ても、一番か二番になるやもしれない。」
わが国を代表する近代建築物、そして屋上庭園。その文化財的価値とともに、近代の下関における建築文化の先進性を立証する貴重な資料を是非ともご覧下さい。」 下関市ホームページより

旧秋田商会ビルは現在、下関観光情報センターです。
残念ですが屋上庭園は公開はされていません。

 2/25~2/26 週末1泊2日の旅


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本・重松清 「季節風 夏」

2012-08-07 06:00:56 | 図書館本 読書備忘録 
                      読書備忘録 

             季節風 夏 (文春文庫)

 内容(「BOOK」データベースより)
転校が決まった“相棒”と自転車で海へ向かう少年たちの冒険「僕たちのミシシッピ・リバー」、野球部最後の試合でラストバッターになった輝夫と、引退後も練習に出続ける控え選手だった渡瀬、二人の夏「終わりの後の始まりの前に」など一瞬の鼓動を感じさせる「季節風」シリーズの「夏」物語。まぶしい季節に人を想う12篇を収録。

 やっぱりいいお話。そっか・・・と。

親知らず / あじさい、揺れて / その次の雨の日のために / ささのはさらさら / 風鈴 / 僕たちのミシシッピ・リバー / 魔法使いの絵の具 / 終わりの後の始まりの前に / 金魚 / べっぴんさん / タカシ丸 / 虹色メガネ

あじさい、揺れて・・・息子が亡くなってそのお嫁さんが再婚。挨拶に来て帰っていく時、孫ともお別れ。タクシーが角を曲がってから、笑顔が泣き顔に変わった。

そうそう、そんなことがあったのを思い出した。
息子の友達に弟が出来て、赤ちゃんのお世話に来ていた九州のおばあちゃんが帰ってしまう時・・・バスが来るまではしゃいでいたのにバスが来たとたん静かになっちゃった。
でもすぐに元通り元気になっておばあちゃんにバイバ~イ。
おばあちゃんはバスの後ろまで来てずっと手を振っていて、彼もちぎれちゃうんじゃない?ってくらいジャンプしながら振っていた。
なのに、バスが角を曲がって見えなくなった瞬間、声をあげて大泣きした。本当はお母さんにぴったりくっついて泣く所、おかあさんは赤ちゃん抱っこしているから、まっすぐ突っ立って泣いていた。
泣き止むのを待って、我慢していて偉かったね、〇君泣いちゃったら、おばあちゃん帰れなくなっちゃったよね。と言ったらウンウンとうなずいていた。彼はその時5才。

風鈴・・・205号室の新婚さんがつるした風鈴 「絶対に幸せになれます、なれるんです、あの部屋にはまだたくさん使い残しの幸せがありますから」
オーストラリアのお土産の小さなコアラのぬいぐるみだけが帰ってきた。

金魚・・・「もしも」の話を言い出せば、きりがない。いくつもの分かれ道のどこか一つが違っていれば。切ないよね。金魚を川に流して、いつまでも手を合わせていた。

タカシ丸・・・タカシは35才でとまったお父さんの名前

四季のうち夏ほど「終わり」の似合う季節はない。。。あとがき


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国の重要文化財 門司港駅舎の中

2012-08-06 06:07:02 | まとめて 国内の旅


 

     

 

 



   

   

   

   

 

   

   

トイレを借りて発見!な、何?これ・・・す、すごい!
で、なにやら2階へ行く階段が・・・見学できる。  
皆さん知らん振りして前を通過。そりゃそうです。日常のうらやましい風景なのですから・・・観光客とは違います。

「明治二十四年に建てられた門司駅(現在の門司港駅)は、大正三年に場所を二百メートルほど移し、現在の場所に立て替えられました。ネオ・ルネッサンス調の木造建築で、ドイツ人技師ヘルマン・ルムシュッテルの監修の下に建てられました。当時の駅のモダンさを知るにはトイレを覗いて見るといい。青銅製の手水鉢や水洗式トイレ(当時は非常に珍しい)、大理石とタイルばりの洗面所、御影石の男性用小便器などはとても重厚でモダンな作りとなっている。二階にはハイカラなみかど食堂があり、鉄道を利用する客で大変にぎわっていました。この門司港駅、駅舎としては初めて国の重要文化財に指定されています。」門司港レトロインフォメーションより

 2/25~2/26 週末1泊2日の旅

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国の重要文化財 門司港駅

2012-08-05 06:45:53 | まとめて 国内の旅














二階堂酒造のCMでテレビから流れていた駅舎・・・きれいね~と、見ていたから本物をみて、感激。
人力車をみつけて、まるでタイムスリップしたみたい・・・

「解説文: 門司駅は、明治二十四年に九州の玄関口にあたる駅として作られ、その後、昭和十七年の関門鉄道トンネルの開通にともなって門司港駅と改称された。
 本屋は、木造モルタル塗であるが、外壁を石貼り風にみせた洋風建築である。建物の中央部は「門」をイメージした二階建で、その左右に平屋建部分を配した左右対称の端正な意匠になり、記念性を強く表現している。建物は内外とも保存状態がよく、本屋周囲の上家のほか、乗降場の上家や、連絡船の桟橋への通路など、当初の附属施設もよく残っている。我国近代の駅舎建築として貴重であり、現に駅舎として使われている点も評価される。 」文化庁ホームページより

中につづく・・・


 2/25~2/26 週末1泊2日の旅


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本・東野圭吾 「怪笑小説」

2012-08-04 05:18:05 | 図書館本 読書備忘録 
                      読書備忘録 

          怪笑小説 (集英社文庫)

 内容(「BOOK」データベースより)
年金暮らしの老女が芸能人の“おっかけ”にハマり、乏しい財産を使い果たしていく「おつかけバアさん」、“タヌキには超能力がある、UFOの正体は文福茶釜である”という説に命を賭ける男の「超たぬき理論」、周りの人間たちが人間以外の動物に見えてしまう中学生の悲劇「動物家族」…etc.ちょっとブラックで、怖くて、なんともおかしい人間たち!多彩な味つけの傑作短篇集。

 「鬱積電車」「おっかけバアさん」 「一徹おやじ」 「逆転同窓会」 「 超たぬき理論」 「無人島大相撲中継」「しかばね台分譲住宅」「あるジーサンに線香を」「 動物家族」

「鬱積電車」がいちばん面白かった。自白ガスね~あの電車に乗っていたかった。
このガス吸ったらみんな、なんとか団のてんぷら・・・じゃなくて、〇ンピラみたいにすごい言葉使って言いあっちゃったりして。
お上品だと思っていた方が、まぁ!びっくり!  ホントはそういう人だったのね?今までお疲れ様でした。って、ねぎらってあげよう。何も言えずガマンしていた人だって、言っちゃうわけだから、大混乱。作ってっ! 
でも、やっぱりいらない・・・皆さん気を使って生きているわけで、それでうまくいっているのだし、道徳の時間がなくなったって、日本人はやっぱりすごいと思うし・・・ブログやそのコメントだって気を使って書いているわけだから、余計な事はしなくて・・・

次は「しかばね台分譲住宅」すごくわかる。でもそんなこと・・・どっちが先?もうボロボロ・・・

そして「動物家族」そっか、イメージどおりね。

「あるジーサンに線香を」これは切ないお話。何で?実験台なんかに・・・

「おっかけバアさん」も、えーちょっとそこでやめといたほうが・・・で、思わず止めに入りたくなった。だって、あっちはなんとも思ってないんだよ。売れればいいんだから・・・

読み終わってみたら、それぞれの あとがき が・・・あとがきも面白いけれど、解説も面白い。


 世にも奇妙な物語 みたいに楽しめた。そういえば 喪黒福造 は元気かな?なんてことも・・・

以前、沖縄を旅した時に、目的地がみつからず同じところをぐるぐると回って、やっと人をみつけ、そのおばぁに聞いて行ったけれどやっぱり、ここさっき通ったよ。で、またぐるぐるでみつけたけれど、さっき通った時なかったよね?なんてことがあった。背筋が凍るってこういうこと?・・・そのときも まるで世にも奇妙な物語みたい。って言ったっけね。


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