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本・恩田陸 「蒲公英草紙 常野物語」

2012-08-30 05:58:21 | 図書館本 読書備忘録 
                      読書備忘録 

          蒲公英草紙 常野物語 (常野物語) (集英社文庫)

 内容(「BOOK」データベースより)
青い田園が広がる東北の農村の旧家槙村家にあの一族が訪れた。他人の記憶や感情をそのまま受け入れるちから、未来を予知するちから…、不思議な能力を持つという常野一族。槙村家の末娘聡子様とお話相手の峰子の周りには、平和で優しさにあふれた空気が満ちていたが、20世紀という新しい時代が、何かを少しずつ変えていく。今を懸命に生きる人々。懐かしい風景。待望の切なさと感動の長編。

 言葉がきれいで、景色がすてきなか、お話はのんびりとすすんでいきます。あの時までは・・・

時計を隠し持っているのをみつけたあたりから、なんかわくわくしてきました。これからどんなお話が始まるのだろうと・・・

最後はとても悲しいけれど、いいお話。そしてとても不思議なお話。
 
「僕、聡子様を 『しまって』 いるんだ」 と言って、何かが始まった。。。

しまうとは・・・わからなかった。

台風の描写が迫力があり吸い込まれた。

聡子が永慶に背負われて戻ってくるシーンはとても美しかった。

終戦に・・・


不思議な力を持っている 常野 の人のお話、常野物語(とこのものがたり)は、「光の帝国」「蒲公英草紙」「エンド・ゲーム」の3作が出ているようです。



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