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本・湯本香樹実  「夏の庭」

2012-08-20 05:51:30 | 図書館本 読書備忘録 
                      読書備忘録 

          夏の庭―The Friends (新潮文庫)

 出版社/著者からの内容紹介
児童文学者協会新人賞 児童文芸新人賞 ボストン・グローブ=ホーン・ブック賞他受賞多数 12歳の夏、ぼくたちは「死」について知りたいと思った。そして、もうすぐ死ぬんじゃないかと噂される、一人暮らしのおじいさんを見張り始めて…? 三人の少年と孤独な老人のかけがえのない夏を描き、世界十数ヵ国で出版され、映画化もされた話題作。

 6年生になった3人の少年と、ゴミ屋敷のような家に住んでいたおじいさんとの夏物語

読んでいてあたたかくなり、ときどき鼻の奥がツンとなります。
家庭の事情がそれぞれあり、そんな苦労しなくても子供なんだからさぁ・・・とは思ってもね。

おじいさんの別れた奥さんの話ではコスモス種のおばあさんまで巻き込んでしまったり、おじいさんの花火がとても綺麗だったり。
夏合宿のトイレ・・・そんなところでそんな話を聞いたら、そりゃ怖いわ!

だんだんとおじいさんと仲良くなっていく様子がわくわくして楽しかった。最後はそうなるだろうな?とわかっていたけれど、その瞬間には・・・

ぶどうが四房、鉢にもってあったのよ。

卒業証書をもっておじいさんの家に行くシーン、子供たちのひとりはあっけらかんと別れを切り出す。

また違う環境ではじまるんだけれど、みんなずいぶんと大人になったわね。


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