

夫との別居を機に、幼いころから慣れ親しんだ実家へひとり移り住んだわたし。すでに他界している両親や猫との思い出を慈しみながら暮らしていたある日の夜、やわらかな温もりの気配を感じる。そしてわたしの前に現れたのは…(「懐かしい家」より)。生者と死者、現実と幻想の間で繰り広げられる世界を描く7つの短編に、表題の新作短編を加えた全8編を収録。妖しくも切なく美しい、珠玉の作品集・第1弾。
ミミ
神かくし
首
蛇口
車影
康平の背中
くちづけ
懐かしい家








普通の人というか、そういう能力と言うか・・・それがあるのとないのとで、あると見えちゃう。
死んでいる子がピアノのお稽古に来たり、 特殊な力が備わっていたり、お兄さんの首が浮かんでいたり、かくれんぼしていたところで現れた蛇口は何かあるとジャーンと現れ死ぬか生きるか知らせてくれたり、よみ交通はどうやらお迎えにくるタクシーだったり、死んだ不倫相手は妻の連れ子が品がなくまんじゅうくれ!と言うんだけれど、いったいどした?
素敵なホラー・・・イッキヨミ!!!
★★★★★
