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本・宮部みゆき 「人質カノン」

2016-09-23 21:02:33 | 図書館本 読書備忘録 
人質カノン (文春文庫)

 内容(「BOOK」データベースより)
「動くな」。終電帰りに寄ったコンビニで遭遇したピストル強盗は、尻ポケットから赤ちゃんの玩具、ガラガラを落として去った。事件の背後に都会人の孤独な人間模様を浮かび上がらせた表題作、タクシーの女性ドライバーが遠大な殺人計画を語る「十年計画」など、街の片隅、日常に潜むよりすぐりのミステリー七篇を収録。

人質カノン
十年計画
過去のない手帳
八月の雪
過ぎたこと
生者の特権
漏れる心


               

 読書備忘録 

人質カノン
うっかりコンビニ強盗に遭遇しちゃって人質になっちゃったけれど・・・

十年計画
ひどいね・・・お気持ちすっごくわかります。わかりすぎます。
そういうことを考えている間はね。
これだけの復讐心があったらそういうことも楽しめたかも?なんちゃって・・・

過去のない手帳
五月病になっちゃった大学生が電車の網棚にのっていた本を取ったら中から手帳が・・・

八月の雪
右足失っちゃったんだ・・・
仕置き人でもいるといいかも・・・と読んでいたけれど、亡くなったおじいちゃんの遺書からつながりその友達に会いに行き・・・
何も信じることができなくなっても、一度は遺書をかくほどのところまで追い詰められても・・・生きてゆくことの意味と価値をか必ず見つけることができる。
ずっと閉じこもっていたけれど外に出たね。

過ぎたこと
これもいじめ・・・
なんででたらめなんか言ったんだろう?

生者の特権
私もきっと へ? 
死に場所探していたら、これまたいじめにあっている子と出会った。
深夜の学校に忍び込む。
なんか怖楽しそう。
よかったよかった!ある新しいエネルギーが宿たって・・・

漏れる心
ちょっと切ないお話し


ちょっとした出会いで、深くじっとり考え込んでいたことがあっさり解決に向かう?
出会いは人に限らず、本だったり旅だったり、音楽だったり芝居だったり・・・スポーツだって・・・
ちょっと光が差すとぶわぁ~っと明るくなる。
なぁんだ・・・って思う日がきっと来る。生きていれば・・・きっと・・・