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本・篠田節子 「秋の花火」

2014-11-27 06:53:59 | 図書館本 読書備忘録 
 読書備忘録 

秋の花火 (文春文庫)

 内容(「BOOK」データベースより)
彼の抱えた悲しみが、今、私の皮膚に伝わり、体の奥深くに染み込んできた―。人生の秋を迎えた中年の男と女が、生と死を見すえつつ、深く静かに心を通わせる。閉塞した日常に訪れる転機を、繊細な筆致で描く短篇集。表題作のほか、「観覧車」「ソリスト」「灯油の尽きるとき」「戦争の鴨たち」を収録。

観覧車
ソリスト
灯油の尽きるとき
戦争の鴨たち
秋の花火


               

観覧車
そんなっ!
まだ乗っているのに閉園?ちょっとお兄さん!お客さんが乗っているかくらい確認してよー・・・と読み始めた。
モテナイ男女のお話・・・この二人いいんじゃない?なんて思った。だって・・・

ソリスト
ピアニストが現れるまでハラハラドキドキ・・・そんなことってあるのか?
真相がわかってくるだけれど、政治的なこともあって、あの辺りはね・・・

灯油の尽きるとき
これは切ないし、もしかしてある部分はわが身にもなんて思いながら読んでいての、最後が・・・えっ!
あら、やだ!ここにも口は出すけれど、手もお金も出さない姉がいます。できれば・・・手とお金出してください。
一緒にいるのがいちばん大変、遠くからって言ったってたまに来るのとはワケが違う。
このおばあちゃん、オムツ外してあちこちに・・・これ本当に大変なんだから!
だいたい旦那も灯油くらい買ってきなよっ!
こういう話は興奮してしまいます。

秋の花火
ちょっと不思議な雰囲気のお話。
そんな勝手は許されない!私もきっと奥さんといっしょだな~


もっとわさわさするかと思ったけれど・・・

人生の秋ね・・・しみじみ



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