▼神奈川県の相模原市の障害者施設で、19人を殺害し20人以上にけがをさせた大量殺人事件。その犯人植松聖26歳の病状は『自己愛性パーソナリティ障害』というそうだ。何らかの挫折が原因だというが、植松の場合は教員を目指していたが、なれなかったことが原因のようだ。勤めていた施設で、障害者の家族が疲れているのを見ていられないと考え、障害者がいなくなれば世界が平和になると信じたという。
▼『自己愛性パーソナルティ障害』の特徴。
※人より優れていると信じる。
※権力・成功・自己の魅力について空想を巡らす。
※業績や才能を誇張する。
※絶え間ない賛美と称賛を期待する。
※自分は特別であると信じており、その信念に従って行動する。
※人の感情や感覚を認識しそこなう。
※人が自分のアイディアや計画に従うことに期待する。
※もろく崩れやすい自尊心を抱えている。
▼私はこの病状から、ある人物が浮かんだ。アベ総理だ。戦後生まれで初の総理大臣になったが、一年足らずで、突然辞任した。それは、総理の器ではなかったので、ストレスで腹痛を起こしたためと、国民は思った。この挫折が、彼を再び総理の座に挑戦させる。そして『自己愛性パーソナリティ障害』が多量に発症したのだ。
▼さらに、長期政権を確立すると『自分は優れてすばらしく、特別で偉大な存在でなければならない』という病状が、マックスになったのだ。この症状の行き着く先は、北朝鮮の軍事脅威から、国民の命を守らなければ、日本国民は幸せになれないという、軍事国家への願望だ。この考えを裏返せば、北朝鮮を殲滅すると、我が国の平和と幸福が保たれるという考えだ。
▼これでは、相模原事件と酷似しているのではないか。だが、アベ総理の真の病気は、難病とされる『潰瘍性大腸炎』だ。この病気が、もしかして、日本が再び戦争という大量殺人を起こさないための、神が与えた特効薬なのかもしれない。
▼などという、たわいのないことを夢想してみた、超高齢化社会の主役と言われる、団塊世代の私の相模原事件への分析だ。