▼二転三転どころか、「泳げたいやきくん」のように、♪毎日毎日国民は・・・♪政局に翻弄させられているという感じだ。というより、百合子さん一人に踊らされているのかもしれない。驚いた策士だ。百合子さんにすがる政治家を見ていると「女は度胸、男は愛嬌」という言葉が浮かんできた。
▼日本男児の心意気をみせ、かろうじて背水の陣を布いたのが「立憲民主党」だ。私の選挙区北海道8区では、民進所属の逢坂さんが立憲からの出馬を表明した。対するは自民党の前田さんだ。共産の本間さんは、どうやら逢坂さんの応援に回るようで、対立軸は「改憲VS護憲」の選挙に持ち込まれた。有権者としては、シンプルな選択になったので、投票しやすくなった。私の投票のポイントは「戦後民主主義教育の成果を自分に問う」ということだ。
▼前回の選挙は逢坂さんが前田さんを6394票差で破り、前田さんは比例当選した。共産の原田さんが17465票を取ったので、その票が逢坂さんに流れると、前田さんは不利というのが大概の予想だが、不振が続く水産業界や建築・土建関係者が、総力を挙げ選挙協力体制を築けば、僅差の逆転もあり得るのが、8区の情勢だ。
▼私は、逢坂さんが勝つと予想し、その後の北海道知事選に触れてみたい。少数野党の国会議員より、逢坂さんには次の知事選に立候補してほしいと考えている。前回の知事選では、突然出馬のフリーキャスター、佐藤のりゆきさんが、独自候補を立てれない民主党の支援を受け、女王はるみ知事を追い上げた。結果「はるみ56,6%・のりゆき43,4%」で4期目を許した。
▼はるみ知事が5戦目に立つ可能性もある。仮にはるみ知事が下りたとしても、自民党は疲弊する北海道地域経済に、相当の資金援助をして、知事の椅子を死守するに違いない。勝てる候補は、逢坂さんだ。次期を逃したら、北海道は自民党王国になってしまい、原発・核のゴミ・軍事基地化・・・等、国防日本の「南の沖縄、北の北海道」となるに違いない。
▼鉄路の廃止、漁業不振、農産物の自由化などで、北海道は窮地に追い込まれる。そこに多額の補助金という餌をぶら下げるのが、自民党の常套手段だ。さらに、公民権復活のムネオさんも元気だ。そんな流れを止めるのが逢坂さんしかいない。記憶している道民が多いと思うが、逢坂さんはニセコ町長から知事選に担ぎ上げられて、直前辞退した過去がある。
▼当時は、若かったからというので総括したが、現在58歳、野党きっての論客だ。希望の党への不参加もいち早く表明し、立憲民主党に参加するという、潔さを見せた。今後党内の主力メンバーとして、その実力をいかんなく発揮させそうだ。社会党のプリンスと言われた、横路さんの再来ではないかと、私は考えている。
▼そこで、2019年の知事選は逢坂さんが、ダンコ馬(北海道原産の小さいが力のある馬)に乗り、知事選に出馬してほしいと考えている。北海道8区より北海道全区に鞍替えなら、8区の有権者も拍手で送りだすに違いない。『立憲民主の大地・北海道』。さらには『沖縄・北海道独立論』などという、大きなアンビシャスも掲げて欲しいものだ。そうだ、引退したとはいえ、強力な応援団長の横路さんもいるのだ。
▼トランプ大統領の仲間のアベ総理。こんなレベルの国かと、夢も希望も失いかけていたが、今回の選挙で若干可能性が出てきたので、今朝は気分上々だ。今夜の夢は「次期北海道知事選」に決定だ。