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函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

LED電球

2012年10月13日 12時12分44秒 | えいこう語る
LED電球は高価だが、省エネルギーで環境に良いとは聞いている。
函館市は省エネを促進するため、街灯のLED化に補助率を増やし支出している。
街灯を維持するのは町会なので、函館市町連でもその促進に力を入れている。
私の地域でも、徐々に取り替え始めているというのは、町会長である私は知っているが、実際どのくらい以前と違いがあるのか、まったく把握していない。
ところが最近、それを実感したのだ。
布団に入ると本を読むのが私の長年の習慣だ。
といっても、我がブログ仲間の“あかねさん”のような、熱心な読書家ではない。そうしなければ眠りに入れないからだ。
妻にいわせれば、お酒を多量に飲んでも本を開くそうだ。だが、開いた途端本を落とし、いびきをかくという。本はただの睡眠促進アイテムではないかといわれている。
でも、必ずといっていいほど本を開くのは、感心だといわれる。
小さな子供が、寝る前にお気に入りのぬいぐるみを抱くのと似て、幼児性を指摘されているようで、感心されるものではない。


前置きは長くなったが、布団に入った時の電気スタンドは、白熱電球を使用していた。今年の猛暑でその熱が気になり、なかなか寝付かれないのだ。それに急に文字がかすみだしたのだ。
視力が落ちたらしいので、眼鏡を購入した。すこぶる鮮明に見えるが、今の世の中だけは、相変わらずかすんだままだ。
獲物を探す猛禽類の目で、新聞のチラシの中から“省プラ(プライス)”を探す妻の勧めで、目にもいいし省エネだし、いつもより廉価というので、スタンドの白熱電球をLEDに換えた。
とたん、熱くはないし、眼鏡がなくともはっきりすっきりだ。
先日新聞をみて驚いたのは、函館が世界3大夜景から転落し、代わりに長崎が入っことだ。
子供の頃から信じていた世界3大夜景「函館・ナポリ・香港」。今や「長崎・モナコ・香港」だという。
判定内容に、長崎は観光施設の照明がLEDで、環境に配慮したことが評価されたとある。函館だって今努力中なのに。
長崎だって、白熱電球とLEDの“チャンポン”ではないかと、悪態の一つもつきたくなる。
今に見ておれ、大間原発を中止させLEDを普及させれば「長崎も三日天下さ」と、つぶやいてみた。
また話はそれたが、我が家の読書はおかげですこぶる快適になった。
LED電球は白熱電球より何倍も高価だが、目にはやさしいということは、照明が証明してくれたのだ。
でも、若い頃から酒好きの私は、電信柱に裸電球がぽつんと灯るほうが、男の哀愁や女の悲しみが漂い、なんだか泣けてくるようなそのあったかさが、好きなのだ。
古きよき時代の思いでも、省エネでかき消されてしまわないかとも心配する、秋の夜長である。