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Lee's Diary

ドラマが好き。
お気に入りのドラマの感想をつぶやいています。

JIN-仁-  最終回  *感想*

2011-06-27 | 春ドラマ(2011)感想
* JIN-仁- (完結編) *  番組HP
「完結~時空の果て・・・150年の愛と命の物語が起こす奇跡のタイムスリップの結末」

「あの患者のことは なんとなく分かったけど、分からないことも山ほどある。
俺がここに来た意味も分からないまま終わるんだろうか。」 という仁(大沢たかお)のナレーションの後に
「まあ、人生ってそんなもんか。」 などと なにやら達観した様子で呟く仁の様子を見せられて
え~っ! 「人生ってそんなもの」 で終わらせたりしないでよ~っ!!と 不安になったりもしたのだけれど
そんなアホな不安は杞憂に終わって 本当にホッとしたわぁ。

はぁ・・・終わってみれば なんて壮大なラブストーリーなんでしょう♪
時空を超えて仁の心に届いた咲の告白に 「私もですよ。咲さん、私もお慕い申しておりました。」  
と 答える仁の様子に ただただ感動。 そして 仁の涙に ひたすらもらい泣き・・・。
やっとのことで実現した仁と咲の抱擁や 今までになく色っぽい咲の表情を楽しんだのも束の間
ロクに愛の言葉を交わすこともなく ましてや別れの挨拶などすることもなく離れ離れになってしまっただけに   
ラストに用意されたロマンティックな演出が さらに心に染みてくるのよねぇ。
最後の最後に いかにも咲らしい 彼女の感覚的で聡明なトコロを見られたのも とても良かったなぁ。
名前も顔も思い出せないけれど 確かに恋をしていた御方への思いを記すことで 歴史の修正力に抗おうとした咲。 
理屈じゃなくって 自分の感じたままに行動する咲の強さが とても印象的。
そして 仁の大切な人の命を繋いでいくのだという咲と野風(中谷美紀)の想いが 奇跡を起こすというのも
なんともロマンティックで はあ・・ため息・・・。

苦しむ仁に何にもしてやれない自分の未熟さを悔しがる佐分利(桐谷健太)を見て 
そんな佐分利は いい医者になると 太鼓判を押す仁のエピソードや
出合った当時の恭太郎(小出恵介)の言葉を思い出し
恭太郎が命懸けで守っているのは徳川じゃなく橘家だと 仁が恭太郎に助言するエピソードだとか
対立する医師たちが共に手をとり協力し合う様子や そこで見られる誇り高い医師の志などなど
江戸時代の物語も どこをとっても見応え十分なのだけど その中でも特に印象的だったのは栄(麻生祐未)。
恭太郎だけじゃなく 咲までも自分の前からいなくなってしまうのではないかと 栄が初めて見せた女性的な弱さや
「恥をさらそうが生きることこそって・・・これからは、そういう時代が来るのでしょうか。」 
と 一つの時代が終わり 新たな時代を迎えようとするなかで生きていく者の戸惑い
そして 母親として咲のことを一番に考える気丈さと 様々な栄の感情を見せてもらった気がするわぁ。

それにしても 咲の治療にポスミシンが必要だと判明するアタリからラストまでの なんと面白いこと。
もちろん それ以前のストーリーも見応えタップリで楽しめたのだけど 原作を読んでいないアタシは
野口(山本耕史)の解説に 仁と一緒に ナルホド~っ!と しきりに感心するばかり。
ここで仁が 自分の力でコトのカラクリを分析しないで 野口に完全に頼りきるというのも かなりツボ。
最後まで 仁のチョッピリとぼけた味わいを見せていただいて満足だわぁ。
その後 仁が調べあげた歴史の中に 仁友堂の仲間たちの足跡を見せられて 
何とも言えない幸せな気持ちになれたことも大満足。 
う~ん・・・いかに アタシがこの仁の世界にどっぷり浸っていたか 改めて感じさせる展開だったなぁ。 
こういう感覚だけは そこらへんのドラマでは なかなか感じられないものだと思うので とても嬉しかった。

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27 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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なんともしれない終わり方 (未来人)
2011-06-27 13:44:35
結局、未来さんの手術ために過去にいったという感じでしょうか
咲さんがかわいそうでした。

タイムパラドックスでしたというシナリオ。

・なぞ1:
 最初の未来さんは、どうなった?
 仁さんが最後にとんだ次元の仁さんが最初の次元に飛んできて、治してくれた?
 歴史を変えた仁が、一度元の世界に戻っているので、写真から消えた未来さんは消滅はしていないし、元の世界の歴史は変わってはいない。
・なぞ2:
 物理的に額を切られて公園に倒れているので、夢ではない。
 10円玉を咲が持っていたので、夢ではない。
 最初の仁は、元の次元の自分に手術を受けている。
 最後の次元でも額を切られて公園に倒れていた仁が存在する。
 しかし、ラストシーンの仁は、そこで、手術は受けていない(元の世界)。
 もう一人手術を受けた仁が存在するし、その仁はどこかの次元に飛ばされたのは確実。

残念ながら、タイムパラドックスでしたというシナリオで
次元A , B ...と順番に スライドしています
永久ループしていますって
ドラマ内で解説付きですので

ということは、やはり
ラストで
新しい世界の未来さんの手術開始でおしまい。
しかし肝心の仁は、タイムスリップ前の医療レベルの低い医療知識なので、ちょっと心配。
再度失敗し、次なるタイムスリップへ・・・

ドラマが終わった瞬間、仁への無限地獄+精神的拷問?
最悪って思いました、

やはり、脚本化がアホなのか知りませんが、今までの流れからするとこのままでは
ハッピーエンドではないですね。

この不幸なシナリオのドラマは、続編で解決するしか方法がありません。


咲さんには、悪いけど
仁: 脳を再生する薬を手にして、元の時代へ戻るって設定にでもして
続編を作ってもらわないと

返信する
お世話になってるのに、あいさつが遅れました (ミンミン)
2011-06-27 15:06:04
初めてまして
こちらのブログに出会ったのは、どれくらい前か?
確か大好きな佐藤健君出演のドラマの感想で検索してて、感想に共感して以来ずーと読ませていただいてます。
仁の感想はめずらしく(と、言ったら失礼ですか?すみません)コメント欄がにぎやかで、そちらもあわせての観覧、素朴な疑問を投げかける人、答える歴史に詳しい人、その議論を許してる管理人さんの懐の大きさ、すべて感心しながら、読んでおりました。ありがとうございます。

仁の原作は最初のドラマが見終わった後、読みました。この完結編は原作の内容を知った上での鑑賞でした。
だからこそドラマのオリジナルな展開の関心が深かったです。ラストの結末も原作とは違いますが、わたしはドラマのほうが好きです。
どうも、過去と現代を行ったりきたりの原作のほうに疑問があったというのもありますが、時空を越えた心の結びつきの深さ、たぶん修正力の働きの記憶の消去をこえて!というところが一番琴線にふれからかもしれません。
タイムパラドックスというものはどこかに疑問を残すものです。別の描かれ方をしたらしたで、違う疑問を残すものだとも思いますので、そういう意味でも、綺麗な着地だったと思います
返信する
未来人 さま (Lee)
2011-06-27 17:29:33
コメントありがとうございます♪
いやあ・・・すごい・・・。 このブログのコメント欄って文字制限無し?
どれだけでも書き込めるのだなぁ・・・などと まずはボンヤリそんなコトを思ってしまいました。

同じドラマを見ているというのに 感想ってホントに人それぞれですねぇ。
色んな謎を解決せずに終わらせたり 含みを持たせて終わってしまうような小説やドラマに出会ったとき
ついついアタシは そのミステリアスな雰囲気を そのまま許容してしまうトコロがあって
その謎についてアレコレと思いをめぐらしたり分析するようなコトはしないのですが
(・・というか それほどの頭を持ち合わせていない・・・。)
未来人さんのような見方もあるのだなぁ・・としみじみ。
全く異なる視点からの感想&ご意見は新鮮で面白かったです。 
返信する
ミンミン 様 (Lee)
2011-06-27 17:42:28
初めまして。 コメントありがとうございます♪
ずっと読んでくださってるとのこと・・とても嬉しいです~。
“仁の感想はめずらしくコメント欄がにぎやかで”に 笑ってしまいました。
ホント 仁の感想にはたくさんのコメントをいただいて楽しませてもらってます。
こんなトコロにも このドラマの人気の高さが窺えますよねぇ。

ミンミンさんは ファーストシーズンの後 原作を読まれたのですねぇ。
アタシも そうしたかったのですが 結局 未だに読めずじまいです・・・。
なので 原作を読まれた方の感想もまた 大変興味深い~。
あらぁ 原作では現代と過去を行き来できるのですか? 知りませんでした~。
“時空を越えた心の結びつきの深さ”が一番琴線にふれた・・・
うんうん♪ アタシも好きです そのアタリ。

タイムパラドックスの謎って 考えれば考えるほど 頭が混乱してきてしまって クラクラ。
どうもアタシには 雰囲気を楽しむだけで手一杯なようです(笑)。
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色々に取れる最後でしたね (通り抜け中 コメントが多そうだ)
2011-06-27 20:09:05
咲さんと野菊さんの残した奇跡。が同じ手術をするのはどうだろう。
最後はない方がいい気がするけど、少しは良くなっている現代で、良い未来を信じよう。と言う事でしょうか。
拾った命を捨てなかった恭太郎は、ドラマの方が良かったと思います。よしぼうさんは、この方が良かったでしょう。
最終章は女性陣の逞しさ、強さ際立ってましたね。
死にまくるよりは、こうゆう終わり方で良かったと思います。
東洋科?や、医療費無料がいいか悪いかは別として、龍馬と恭太郎の成果をちょこっと出してたのは、別の世界だからとすると、現代を変えていけるとゆうメッセージだったんでしょうね。
悪いふざけに付き合ってもらい、ありがとうございます。
いい人達で良かったです。別のドラマで、遊びに来たら、またよろしくね。
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通り抜け中 コメントが多そうだ 様 (Lee)
2011-06-27 22:22:00
コメントありがとうございます♪

せっかく咲と野風が奇跡を起こすエピソードをロマンティックに描いてきたのに
新生・未来も同様の病気となってしまう展開には アタシも驚いたのですが
執刀を自分に任せてくれと言う仁の表情は とても明るく自信に満ちていように見えたので
二人が起こしてくれた奇跡を 仁自らの手で守りぬく・・といった前向きな意味合いが込められているのかなぁ・・・などと感じました。

悪ふざけだなんて とんでもない~っ!
また 遊びにきてくださいませね♪
返信する
こんばんは ()
2011-06-27 23:15:46
昨日の最終回かじりついて見ましたよ。
まぁ原作とはかなり違ってきてましたね。いちがいにどっちが良いとは言えないけど…残念なところは2カ所あります。

まず、仁が謎をとく時に テレビでは後輩の医者の手を借りてましたが原作では龍馬さんとの会話?や思い出の中の龍馬さんとのからみで仁自身が考えていくんですよ。いかに龍馬さんとの絆が深いかすごく感じる場面がカットされていたのは残念でした。
それから仁は現代で開発途上国で医療にたずさわるのですがそこで江戸時代での経験や知識が役にたちます。この事はテレビではまったくなかったです。
以上の2点はテレビ版でも場面があればもっと感動できたのに!と思います。


記憶の修正とやらで仁の事を思いだせないのは寂しいですね

やっぱり原作を読まずにテレビをみた方が良かったかなぁ~!?


返信する
桜 さま (Lee)
2011-06-27 23:33:54
コメントありがとうございます♪

あら~ また新たな原作とドラマの違いを知ることができたっ♪
なるほど~ 原作での謎解きは野口じゃあないんですね。
龍馬が絡んでくるとなると そりゃあ映像化したものを見てみたくなりますよねぇ。
現代に戻った仁が関わる開発途上国での仕事に
今までの経験が生かされていくというエピソードも面白そう~♪
龍馬絡みのエピも 仁が新たな仕事に携わるエピも 放送時間の関係が影響しているのかもしれないですね。

原作を読んでから見るか 見てから読むか・・・う~ん・・悩ましいトコロですよねぇ。
でも とりあえずアタシは 桜さんの感想を新鮮に楽しむコトができたし(笑)。 感謝・感謝デス。
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涙が止まらない (だいすけ)
2011-06-28 01:07:03
はじめまして。
36になるおやじですが、過去のどんなドラマ、映画よりも心に響きました。毎週少しづつ泣いて、みるみるうちに仁の世界にハマっていったのですが、最終回は目が痛いです・・・
咲さんの記憶から、先生の名前や顔などの詳細な部分は消えてしまっても、慕う気持ちは消えていないところにただ涙です。
揚げ出し豆腐のくだりはおんおん泣いた次第です。

Leeさんの感想、深く頷きながら読ませて頂きました。こういう純粋な気持ちを持ち続けて生きていこうと思いました。
返信する
だいすけ 様 (Lee)
2011-06-28 07:02:22
はじめまして。 コメントありがとうございます♪

本当に素敵なドラマでしたよねぇ。
私も “毎週少しずつ泣いて” 見ていた一人です。 
仁と関わりのあった江戸の人たちが 仁のことを忘れてしまったことは やっぱり寂しいのですが
だからこそ だいすけさんが書かれているような 咲が仁を慕う気持ちの強さが より印象的に描かれていたように思います。

仁や咲が見せてくれた 純粋でまっすぐな想い・・・
私もこういう大切な気持ちを忘れないようにして暮らしていきたいです。
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