お気に入りその395～竹鶴政孝パート158

今回のお気に入りは竹鶴政孝パート158、蒐集品新顔２点です。

ニッカのオールドボトルの蒐集が一段落して久しいです。
それでもオークションサイトをのぞくのが習慣になっています。
ときどきピンとくる出品物があるからです。
今回の新顔２点はまさにそれ。

ひとつめはニッカのキャンペーン・スキットルです。
以前から繰り返し出品されていましたが落札されませんでした。
今日ちょっとしたあぶく銭が入ったので思い切って落札しました。
余市のキルン棟をデザインした重厚なものです。
メーカーは「SELWIN PEWTER」。
調べてみるとマレーシアのピューターメーカーらしいです。
ピューターとは錫90％以上の合金とのこと。
何と紀元前1500年までさかのぼる歴史がある合金だそうです。
イギリスやアイルランドの工芸品が有名らしい。
またマレーシアは世界有数の錫の産地でピューター製品の製造も盛ん。
・・・知らないことばかりで勉強になりました。


ふたつめは摂津酒造のポケット瓶。
この会社、竹鶴政孝をスコットランドに派遣した会社として有名です。
つまり本格ウイスキーの製造を日本ではじめて企画した会社です。
摂津酒造のおかげで今のジャパニーズウイスキーがあるといえます。
ガラスに気泡が入っていること、中栓とキャップの二重構造を思わせる口。
古いものであることは確かです。
ちなみに昭和39年(1964)10月宝酒造に合併され、その社名は無くなったそうです。
こちらは得るところは少ないですが、歴史のひとコマとして蒐集しました。

この２点、狭い棚に並べるのは至難の業ですが、何とか飾りたいです。