斜視自動車評議会備忘録

実用車4台による12輪生活と気になるクルマの話題を中心に気になることをぼちぼちと

復活という事もあるのか。。

2011年05月21日 | クルマ
去る、5月19日に再びカタログモデルになった、トヨタ・シエンタの話題です。

日本車では、かなり珍しいことだと思います。

モデルチェンジではなく、角目のモデルを追加する事で、一時期カタログ落ちしていた事が無かったかのようなテンションで、Webカタログに復活していました。
なんか、空白期間を感じさせずに平々凡々な商品力アップを目的としたマイナーチェンジが行なわれただけのようです。

そもそも、一時生産終了の理由は何だったのでしょうか?

シエンタは走り味や質感で感動をする車ではありませんが、4.1m少々の全長の中で成立させた使い勝手という面では感心する面があります。

3列シート、7人乗りの車ですが、フル乗車を前提にしたミニバンとして購入する方はとても少ないと思われる、両側スライドドア+補助席よりは余裕のあるサードシートを持つ、背高のステーションワゴンです。サードシートの格納状態はなかなか感心させられます。
2名乗車時の座り心地では、3人掛けでクッションに厚みのあるフリードの方が上かなぁ。。
どちらも長距離となると、ちょっと勘弁を願いたいですがね。、

シエンタは基本設計は古いし、フィットベースのライバルフリードのように極低床なプラットフォームが用意されている訳ではありませんし、バリエーション展開も少ないですが、意外と売れます。
いい意味で、白物家電車なんだと思います。(白物家電は、基本技術は陳腐化したものでも、ユーザー目線に立ったとてもきめ細やかな機能が付加されています。)
また、車種展開が多く出来るトヨタならではのモデルだと思います。(これも、富士重で売ってみるといい!)

パッソセッテでは、フリードには役不足だったのは否めないし、小さな子供の乗り降りやスライドドア車であるという事はとても重要ですしね。
それに、フリードはかなり販売台数ランキングの上位に喰い込むモデルなので、一定のユーザーのいるジャンルなんでしょうね。

生産&販売一時完了時のモデルと違い、全席に3点式シートベルトとヘッドレストが装着されるようになりましたから、それなりに長く造るんでつもりなんでしょうね。
スクープ誌に載った、ラウム・ポルテ・シエンタの統合車種というのはどうなった!

補足
地方都市では、旦那さんがミニバンを買わないご家族の奥様車か三世代家庭で、お孫さんの送迎をするお爺様orお婆様の車というイメージが強いですね。
既婚の知り合いの家庭では、カリーナGT(AT210の6MT車)と並べていたり。。