斜視自動車評議会備忘録

実用車4台による12輪生活と気になるクルマの話題を中心に気になることをぼちぼちと

最大締め付けトルク420Nm以上

2011年05月01日 | クルマ
先日の出来事ですが、出先で番線の切りくずを踏み、会社の駐車場に置いておいたら空気が抜けきっていた社用車(トヨタプレミオ1.5F)のホイールナットが外れないというアクシデントがあり、応急用タイヤの交換と原因を探りました。

プレミオのトランクに入っている付属品のL型レンチでは歯が立たず、当方のカリーナのトランクから十字レンチを出してみましたが、5本中3本しか緩めることしか出来ませんでした。

本来の使い方ではないのですが、21mmのコマを取付ける事が出来て、柄の長いレンチとして、地質調査用の機械を現地で組み立てるときに必要な420Nmまで締め付けトルクを設定可能なトルクレンチを持ちこみまして。。

逆ネジの締め付けトルクを測る要領で、420Nmに設定してホイールナットを緩めてみましたら…

ナットは緩む気配を感じさせないまま、「カチッ!」という、設定トルクで締まっている(420Nm以上の力を入れなければ緩まない)事が確認されました。

トルクレンチで格闘している間に、プレミオの付属品L型レンチには、抉り梃子がガムテープで括り付けられていまして、これを駆使して何とか緩める事が出来ました。

一体、何Nmで締まっていたのでしょう。。

標準的なトヨタ車なので、105Nm(11kgf)でいいのに、4倍以上のトルクで締め付けていたとは。

スタッドボルトの頑丈さに驚くとともにこんな作業を実施した業者の仕事っぷりに呆れました。(一昨年ぐらいから、ディーラーより安いという事で使っているところかなぁ?)

残りの3輪も気になったので。。

手持ちのトルクレンチをカリーナのトランクから取り出し、最大設定トルクの21kgfに設定して緩めてみましたところ。。
15本中7本が緩みませんでした。
他の8本も、11kgf+α程度では緩まないぐらいにきつく締め付けられていたと思います。

プレミオのホイール1本外すのに、2台分のタイヤ交換が出来るぐらいの体力と時間を使いました。

という事は、20本中9本は規定トルクの倍以上のトルクで締め付けられていたのですね。。

これらは、十字レンチを体重を掛けて緩めるという好ましくない方法ですべて緩め、規定トルクに締め直しておきました。

ホイールナットは折れていなかったけど、伸びは気になります。

補足
今年のGWは変則出勤により、4/29と5/1の代休を取って、明日から5連休です。