斜視自動車評議会備忘録

実用車4台による12輪生活と気になるクルマの話題を中心に気になることをぼちぼちと

車検の付帯作業項目

2011年05月20日 | クルマ
当方は基本的に友人に気になる点と希望を告げたら後はお任せな、“殿様車検”(知人に命名された!)で、価格だけでなく作業内容も納得のいくものなので、あまり気にした事はありませんが。。

24か月点検を含んだ基本料金は、様々な価格設定があり、ユーザー車検代行業者と変わらないようなところもあれば、驚くほど高いところもあります。

1.エンジンルーム清掃
◆基本整備内
A社:エアゾール式パーツクリーナーとウエスで主要な箇所をふき取る
B社:エアーガン式パーツクリ―ナーを使用して、エンジン本体を中心とした接合部の清掃
◆オプション項目のエンジンルーム
・オプション1 エンジンルーム洗浄
A社:B社の基本整備相当
B社:専用の洗浄液を使用した、エンジンルーム内全般の洗浄
・オプション2 エンジンルームクリーニング
A社:B社のエンジンルームクリーニング相当をオプション1とのセットオプション
B社:設定なし

2.下回り清掃
◆基本整備内
A社:自動洗車機の下回り洗車+ブレーキやステアリングラック等の点検部の重点洗浄、目立つ錆落とし
B社下回りスチーム洗浄、点検部の重点洗浄、錆落とし+錆落とし箇所のシャシーブラック塗布
・オプション1
A社:スチーム洗浄+錆落とし箇所のシャシーブラック塗布
B社:下回り防錆塗装
・オプション2
A社:下回り防錆塗装
B社:設定なし

それぞれの基本料金の作業項目を割いて、同様の作業内容にすると両社の金額の差は出ないどころか、細かくオプション設定されたA社の方が若干高くなりました。

基本料金が高いB社は、予防整備になる様な項目や自分でも出来るような項目まで、基本項目に含まれていますが、中には過剰と思われる方もいるかもしれません。

個人的な考え方ですが、工賃の単価設定の違いや工数計上方法による若干の差は生じるでしょうが、基本は人が作業する項目なので、同じだけの作業をすれば、金額はそんなに変わらなくなって当然だと思っています。

自分で出来ること、自分でやりたい事が決まっている方なら、A社を利用するのは多いなメリットがありそうですね。
外食に例えるなら、オーダー式バイキングとコース料理の違いでしょうか。

今回は自分が利用する形態に近いB社推しではなく、きめ細やかな料金設定にしたA社を知っているのですが、車検に持ち込まれたお客さんに車の確認してから、オプションを勧めると、「ぼったっくり」とか「タケノコ剥ぎ」とか立会い時に言われしまうようです。

安いには理由があるではありませんが、安く済ますには自分自身も相応の勉強や作業も必要という事なんでしょうね。

補足
中には、B社以上の価格でA社以下の作業内容というところもあります。
ディーラー車検時の無駄項目に挙げられる下回り洗浄&防錆塗装ですが、中には泥の上に塗るようなところもある様で。。