斜視自動車評議会備忘録

実用車4台による12輪生活と気になるクルマの話題を中心に気になることをぼちぼちと

クルマの楽しさって何?

2008年08月29日 | クルマ
デミオの話題は閑話休題しまして、タイトルのようなことを少々・・・

当方が分からないことのひとつです。

本日、アウディA4の広告に気になるコピーがありました。
それは、「低燃費を言い訳に、クルマの楽しみを犠牲にしていないだろうか。」というのがありました。
まぁパワーと低燃費、低公害を両立したFSIやTSIエンジンを話題にした広告ですが、ちょっとねぇ。このふたつの技術を否定するわけではありませんが、なんかねぇ・・・
“楽しさ”ってのは決して、ひとつではないと思うのですが?

多分、低燃費に特化したクルマで燃費を意識して運転する楽しさを解らない方には共感をえるのかもしれません。
そして、同じ広告にあったコピーの「クルマ本来の高揚感」というのもよくわかりません。
本来というのを限定してしまうのはどうなんだろうね。
個人的には、「アウディ本来の高揚感」ぐらいが無難じゃなかったのかな?
批判を買うぐらいの広告がちょうどいいと思っているとしたら、乗せられてしまった感はありますが、あまりにも独善的な価値観は如何なものかと思っております。

例えば、エンジン出力特性だけを取り上げたとしても・・・
低回転からトルクフルな出力特性が好みの方もいるでしょうし、回転と共にパワーが付いてくる回してナンボの出力特性が好みの方もいるでしょう。もしくは、まったく抑揚なく、存在感のないエンジンを好む方もいるでしょう。

個人的にはこのどれもが正しい好みのひとつだと思っております。

その車の特徴というか個性的な部分は基本的に好き嫌いが分かれるところだと思うんですよね。
この辺は食べ物と似ていると思います。おいしいと思うクセは嫌いなところになるのと同じだと思います。
「“紙一重”や“表裏一体”そんな言葉に置き換えられる特徴がきっと楽しさの要因だろう。」という玉虫色の結論で〆ておきましょう。

補足
基本的にはハンドルを握れば楽しめない車がない、当方の守備範囲の広さがいけないのかもしれませんけれども。
運転する車は何でもたのしみです。そして、自分の価値観で勝手に批評します。