斜視自動車評議会備忘録

実用車4台による12輪生活と気になるクルマの話題を中心に気になることをぼちぼちと

最悪でも、死亡事故は回避出来たような。

2008年08月26日 | みちのはなし
連日ニュースになっている、16日鹿沼市内でおきた、豪雨で冠水したアンダーで水没した軽乗用車の女性が死亡した事故についてです。

まずは、亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、このような悲惨な事故が再びおきないことを願います。

地元紙での第一報は、冠水情報板の表示トラブルによる死亡事故という情報でした。
消防や警察は他所での対応に追われていて、間に合わなかったという報道がされていました。

しかし日が経つにつれて、あまりにもお粗末な実態が明らかになってきました。
消防はパニック状態に陥った結果、違う冠水車両に閉じ込めれた女性が脱出したのと勘違いした上に、再度の通報にはパニック状態に陥った為に対応を取れなかったとのことです。
警察は本人からの通報を華麗にスルーし、目撃者から正確な情報を提供を受けたのにもかかわらず、“目撃者がスタンド名を間違えた”とあらぬ疑いをかけて、出動しなかったそうです。

そもそも、“勘違い”や“パニック状態”をこの様な立場の方が安易に使っていいものなのかも気になりますが・・・

情報板が動作していなかったという事は、当然道路管理者にも瑕疵があります。
2つの間抜けな行動にかき消されつつありますが、事故の被害を大きくした、要因の一つであることには間違いありません。
3つの瑕疵が被害をより大きく、最悪な結果にしてしまった印象が拭えません。

確か、冠水情報板が作動すると警察や消防にも情報が行くはずなんだよね。(情報の共有化の意味無し!!)
設計に情報板設置を盛り込んだ事がありますが、NTTの線を引きこんだような。。

当方の感情的な意見になりますが、こういった時の無駄足こそ、意味があることなんじゃないでしょうか?少しでも、余力があれば、取り敢えず出動させる。結果として、被害がなく無駄足に終わったとしても、それには“被害状況を現認した”というとても大きな意味があるような気がします。

死亡事故発生箇所は、個人的に仕事の移動で、何度も通ったことがあります。
天気のいい日にしか通った事がありませんが、サグ部分に横断側溝のある嫌なタイプのアンダーパスなので、雨の日には通りたくないところでした。

補足
とある報道で、フ○○チ君は何時ものようにお得意の地球温暖化に結び付けていたけど、それはちょっと違うんじゃないのかい?(“論理の飛躍”の典型的な例。論文では大きな減点になるはず。)
確かに、ゲリラ豪雨が事の発端でしょうけど、様々な瑕疵が冠水事故の被害を最悪なものにしてしまったのではないでしょうか?