斜視自動車評議会備忘録

実用車4台による12輪生活と気になるクルマの話題を中心に気になることをぼちぼちと

ATFの交換サイクル

2007年08月12日 | クルマ
一体どのぐらいのサイクルで交換するものなのでしょうか。

個人的には今までMT車にしか乗ったことがないのでよくわかりません。

そこで、AT乗りである姉に聞いてみたところ・・・
デミオはディーラーの推奨により、5年目(約6万km)と9年目(約10万km)の車検時に交換していたようです。
世間に流布しているATFの交換サイクルは2万km~8万kmぐらいで諸説があります。
そして、車種によっては取扱い説明書では無交換を推奨している場合もあります。(ホンダプロスマチィック系とかがそうだった様な・・・)
そして交換方法も、新しいATF圧送して、奇麗になるまで送る方法とオイルパンを剥ぐって旧ATF抜いてから作業する方法の2種類があります。(当方が知っている、ものすごく代表的な方法です。本当はもっとあるのかもしれない。)

MT車なら2万kmor2年のいずれか先に来た方を目安にミッションオイルを交換するのが一般的です。
これと比較すると、ATFの寿命は長いような気がします。

さらにATF交換を迷わせる情報として・・・

ATFを交換したら、ストレーナー部にたまっていたスラッジがミッション全体に廻ってしまい、調子が悪くなったり壊れたりしたなんて話も聞きますし・・・
そんな事実を裏付けるかのように、某カー用品屋さんでは交換歴がないまま8万kmを超えている車の作業はお断りしています。

ますます迷ってしまいます。
MT車なら、正常に作業をしたミッションオイルの交換が原因で、調子を崩したという事は聞いたことがありません。

では無交換でいいのかというと、そうでもないようです。
身近な例では父親が以前乗っていたフォード・テルスターをATF無交換のまま乗っていたら、15万kmを超えた辺りでダダ滑りになり、7年目の車検を前にリビルト品のATに乗せ換えたことがあります。(最終的には21万km時にもう一度ATが壊れて廃車に)

交換サイクル、交換方法を含めて、実際のところよくわからないです。

ATが普及して久しいのに、これほど情報が錯綜しているのが不思議です。

補足
そして、CVTの場合はどうなのでしょうか?
そろそろ初CVT車である、エスティマがやってくるので気になります。(耐久性も含めて)
前出の某カー用品屋さんではCVT車のミッション用オイルは交換を断っていますしね。

落橋事故のその後

2007年08月12日 | みちのはなし
ミネソタ州で起きた高速道路上の橋の崩落事故の続報としてこんなニュースがありました。
全米で欠陥のある橋は7万か所

ミネソタ州で起きた高速道路上の橋の崩落事故を受け、アメリカン・ソサエティ・オブ・シビル・エンジニアリングが独自に全米の橋を緊急調査。その結果、同様に構造的な欠陥があり崩落の恐れがある、とされる橋は7万にも及ぶ、と発表された。
自動車ユーザーの団体であるアメリカン・ハイウェイ・ユーザーズ・アライアンスは、「州、連邦政府共に支出を惜しんでなされるべき安全点検を怠って来た」とする非難声明を発表。シビル・エンジニアリングが年間に750億ドルの道路修復費用が必要、と試算を出しているにもかかわらず、連邦政府の道路修理予算は400億ドルにすぎないことなどを指摘した。

以上記事より引用

何か日本の実態もこんな感じなんじゃないのかなと思われますが。。

これを機に日本にかかる橋の安全度(健全度)を一斉に調査してみるのはいかがでしょうか。
悲惨な事故が起きる前に発見・補修(含む架替え)出来たら、それはむしろ利益なのではないでしょうか?

先日、初めて通る道に掛けられている橋の高欄が思いっきり錆びていた。
あまりに綺麗に全体が錆びていたので、ぱっと見では茶系に塗られた鋼製高欄と勘違いするほどでした。
わずかに残る白トビした塗料片から判断すると元色は緑色あったようです。

ひょっとしたら錆びの深度を考えるとまだ問題がない状態や今年度中に補修工事が行なわれるのかもしれませんが・・・
「目に見える部分が荒れているということは目に見えない部分はもっと・・・」なんて詮索をついついしてしまいます。

こういった事業を行なうには国土交通省を始めとした道路管理者と橋梁メーカーが、その必要性をきちんと説明していかないと駄目なんでしょうね。
これまでの国土交通省と橋梁メーカーの関係に端を発した談合問題を踏まえると・・・
「アメリカでの事故を口実に、談合で干上がった橋梁メーカーに新たな仕事を回す口実。」なんて曲解されかねないし、そういったことを叫びそうな有識者(自称)もいそうだしね。

事故が起きてからでは遅いし、甚大な被害は取り返せないものですから。

しかし、アメリカはこういった調査の結果が公表されるのが早いですよね。(相当なご苦労はあったと思われますが。。)

補足
橋梁点検と補修の為に“増税”とか“国債の乱発”なんてのも困りますが、必要なところまで削減するのはもっと困る愚かな事だと思います。