【記事作成日:2017/02/28、最終改版日:2017/3/27】
2017年2月、久しぶりに面白そうなネタが出てきました。それは「イナズマイレブンとのバレンタイン2017」というイナズマイレブンの人気投票とも言えるイベントです。
これまでブログ主はイナズマイレブンの人気投票の経緯をヲチしてきたこともあり(まとめのページはこちら)、今回もまた経緯を追ってみることにしました。
※ 現在のブログ主の環境ではブログ記事中にTwitter記事を直接埋め込むことができないため、ネタ取得時点のキャプチャ画像を貼り付けています。画像をクリックするとそのツイートの原文にジャンプします。
1. イベント告知から投票開始まで
(1) 2017年2月3日 公式サイトのTwitterでイベント開催が告知される
公式サイトのイベント告知ツイート
公式サイトによると「応援キャラにツイートでチョコレートを届けよう」というイベントが2月10日から開催されることが告知される。
↓
↓
↓
(2) 公式サイトで要項が開示される
<イベントの公式サイト>
イナズマイレブンとのバレンタイン2017 (イナズマウォーカー)
http://www.inazuma.jp/inazuma-walker/valentine2017/
それによると今回の人気投票の方式としては、
・「#イナイレバレンタイン2017」と「#キャラ名」のハッシュタグを付けてTwitterに投稿することで、チョコを与えたことになる。(投票で言う1票に相当)
・1キャラクターにつき1投稿まで可能。(逆にいうと1票ずつではあるが、同一IDの人が複数のキャラクターに投票することは可能)
・1つの投稿では1キャラについてのみ投稿可能。
・投票対象は(男性キャラに限らず)女性キャラでも可。
・投稿は文字だけでも可だが、写真やイラストを付けても可。(というか公式サイトとしてはそういうツイートをして欲しそうな感じ)
・投稿の受付期間は2017/2/10 0:00 から 2017/2/17 23:59まで。
・投稿は2017/3/24 20:00~ 配信予定の「イナズマウォーカーVol.4」番組内で紹介予定。
とのこと。
↓
↓
↓
(3) VIPPERが活動を始める
・2017/02/05(日) 20:32に2ch.scのVIPスレで、今回の人気投票に関する最初と思われる「【Twitter】イナイレのバレンタイン企画で五条さん一位にしようぜwwwwwwwwww」(ログ速の該当スレへのリンク)というスレが立てられる。
・そのVIPスレでは、(当然のごとく)五条勝を推す方針となる。
・しかし今回の投票のためにはTwitterのアカウントが必要なこと、そしてTwitterのアカウントを作成するためには(1IDにつき1つの)メールアドレスが必要となるため、VIPPERらが得意とする人海戦術・力技が使いづらい状況となる。
・VIPスレでは捨てアド(一時用のメールアドレス)の作り方や、Twitterアカウントの作成方法を指南する書き込みも見られたが、そこまでして投票(Twitter投稿)しようする気概のある人はほとんどなく、スレは過疎化し約2日でdat落ちする。
・その後も同スレタイの継続スレが立つが、盛り上がることはほとんどなく(大半が保守レス)、いずれも短期間でdat落ちする。
・そして2月10日を前に継続スレは立たなくなり、VIPPERによる五条さん応援活動は、投票開始日まで持たずに自然消滅するという状況になる。
2. 投票期間中の状況(2017/2/10~2/17)
・投票受付開始となった2/10以降、Twitterには(特に女性と思われる)イナイレファンからの熱くて気合いの入ったツイートがどんどんと寄せられる。
・気合いの入ったツイート例1:染岡さんへのツイート (この作者さんの鬼道有人へのツイートも力作です)
↓
↓
↓
・バレンタインデー当日の2月14日は、1日で1000数百ツイートが寄せられる。
・ブログ主が個人的に気に入った作品: 雷門夏未へのツイート
↓
↓
↓
・キャラ別のツイート数としては、ブログ主が見た感じでは風丸一郎太が図抜けて多く、続けて吹雪士郎 (この2人がツートップ)。ちょっと離れて鬼道有人・基山ヒロト・亜風炉照美が続く感じとなる。
・VIPPER押しの五条勝に関しては、数十の投稿はあったものの、上位キャラには遠く及ばない票数であった。
・五条さんへのツイート例:
・無駄にクオリティの高い、気合いの入った五条さんへのツイート例:
3. 投票受付終了後の状況(2017/2/18~)
・投票は2/17を以て締め切られたが、その後も得票数にカウントされないのは承知ながらも、キャラクタ愛に満ちたツイートがまだまだ送られてくる状況となる。
・キャラクタ愛に満ちたツイート例1:
・キャラクタ愛に満ちたツイート例2:
↓
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↓
・ 2017年3月3日15:54にイナズマイレブンの公式アカウントより、“「イナイレバレンタイン2017」へのご投稿ありがとうございました”という旨のツイートが行われる。
そのツイートでは(今回の人気投票の対象はイナズマイレブンのキャラなのに)、レベルファイブの日野社長が33位にランクインされたことが、しれっと記載される。
3. 公式結果発表(2017/3/24)
・そろそろ日付も変わろうかという2017年3月24日23:34になって、イナズマイレブンの公式アカウントより1位キャラのお知らせを含むのツイートが行われる。
人気投票結果の案内&お礼を記載した公式サイトのツイート
・そのツイートリンク先は今回の人気投票の公式サイトである「イナズマイレブンとのバレンタイン2017」のページとなっており、そのページで結果の詳細が記載される。以下、2014/3/24に取得した公式サイトの画面コピーの抜粋となります。
結果発表のタイトル
今回の人気投票では、投稿されたチョコの総数が4451個になったことが報告される。
TOP3の結果
今回の人気投票のTOP3は、1位=風丸一郎太(512個)、2位=吹雪士郎(374個)、3位=不動明王(248個)であることが発表される。このTOP3キャラについては、各キャラのホワイトデースペシャルボイスという動画と、3人がセットになったホワイトデースペシャルイラスト(壁紙)が合わせて提供される。
4位~10位の結果
4位から10位までのキャラについても、いわゆるイケメン系のキャラがずらりと並び、VIPPER押しのネタキャラは見受けられない状況となる。
11位~50位までの結果
11位~50位までについては上記の表の通りとなる。これまでイナズマイレブンの人気投票で圧倒的な人気を誇ってきた五条勝は21位(54個)であったことが報告される。
4. ブログ主のコメント
結局のところ今回の人気投票に関しては、2chねらー(VIPPER)の影響はほとんど排除されて、かなり純粋な人気投票の結果が得られたものと考えられます。その原因としては、
・複垢を持つことが難しいTwitterでの投票であったこと
・しかも単純に投票ボタンを押すだけではなく、イラストやチョコを交えた投票者の“ネタ度”“気合い度”が問われたこと(必須ではないが、そのような空気感があった)
という点が多分に含まれるのではないかと推測しています。
また今回のようにTwitterのツイート数を投票数にする方式は、(やろうと思えば)利用者側で得票数をリアルタイムで100%把握できる、公平・公正性が担保されたなかなか素晴らしい人気投票方式のように思えます。
今回の人気投票はネット的には大して盛り上がらないものではありましたが、“新しいタイプのインターネットの人気投票方式として、新しい歴史を刻んだのかな~”という感覚をブログ主は持ちました。(完)
2017年2月、久しぶりに面白そうなネタが出てきました。それは「イナズマイレブンとのバレンタイン2017」というイナズマイレブンの人気投票とも言えるイベントです。
これまでブログ主はイナズマイレブンの人気投票の経緯をヲチしてきたこともあり(まとめのページはこちら)、今回もまた経緯を追ってみることにしました。
※ 現在のブログ主の環境ではブログ記事中にTwitter記事を直接埋め込むことができないため、ネタ取得時点のキャプチャ画像を貼り付けています。画像をクリックするとそのツイートの原文にジャンプします。
1. イベント告知から投票開始まで
(1) 2017年2月3日 公式サイトのTwitterでイベント開催が告知される
公式サイトのイベント告知ツイート
公式サイトによると「応援キャラにツイートでチョコレートを届けよう」というイベントが2月10日から開催されることが告知される。
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(2) 公式サイトで要項が開示される
<イベントの公式サイト>
イナズマイレブンとのバレンタイン2017 (イナズマウォーカー)
http://www.inazuma.jp/inazuma-walker/valentine2017/
それによると今回の人気投票の方式としては、
・「#イナイレバレンタイン2017」と「#キャラ名」のハッシュタグを付けてTwitterに投稿することで、チョコを与えたことになる。(投票で言う1票に相当)
・1キャラクターにつき1投稿まで可能。(逆にいうと1票ずつではあるが、同一IDの人が複数のキャラクターに投票することは可能)
・1つの投稿では1キャラについてのみ投稿可能。
・投票対象は(男性キャラに限らず)女性キャラでも可。
・投稿は文字だけでも可だが、写真やイラストを付けても可。(というか公式サイトとしてはそういうツイートをして欲しそうな感じ)
・投稿の受付期間は2017/2/10 0:00 から 2017/2/17 23:59まで。
・投稿は2017/3/24 20:00~ 配信予定の「イナズマウォーカーVol.4」番組内で紹介予定。
とのこと。
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(3) VIPPERが活動を始める
・2017/02/05(日) 20:32に2ch.scのVIPスレで、今回の人気投票に関する最初と思われる「【Twitter】イナイレのバレンタイン企画で五条さん一位にしようぜwwwwwwwwww」(ログ速の該当スレへのリンク)というスレが立てられる。
・そのVIPスレでは、(当然のごとく)五条勝を推す方針となる。
・しかし今回の投票のためにはTwitterのアカウントが必要なこと、そしてTwitterのアカウントを作成するためには(1IDにつき1つの)メールアドレスが必要となるため、VIPPERらが得意とする人海戦術・力技が使いづらい状況となる。
・VIPスレでは捨てアド(一時用のメールアドレス)の作り方や、Twitterアカウントの作成方法を指南する書き込みも見られたが、そこまでして投票(Twitter投稿)しようする気概のある人はほとんどなく、スレは過疎化し約2日でdat落ちする。
・その後も同スレタイの継続スレが立つが、盛り上がることはほとんどなく(大半が保守レス)、いずれも短期間でdat落ちする。
・そして2月10日を前に継続スレは立たなくなり、VIPPERによる五条さん応援活動は、投票開始日まで持たずに自然消滅するという状況になる。
2. 投票期間中の状況(2017/2/10~2/17)
・投票受付開始となった2/10以降、Twitterには(特に女性と思われる)イナイレファンからの熱くて気合いの入ったツイートがどんどんと寄せられる。
・気合いの入ったツイート例1:染岡さんへのツイート (この作者さんの鬼道有人へのツイートも力作です)
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・バレンタインデー当日の2月14日は、1日で1000数百ツイートが寄せられる。
・ブログ主が個人的に気に入った作品: 雷門夏未へのツイート
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・キャラ別のツイート数としては、ブログ主が見た感じでは風丸一郎太が図抜けて多く、続けて吹雪士郎 (この2人がツートップ)。ちょっと離れて鬼道有人・基山ヒロト・亜風炉照美が続く感じとなる。
・VIPPER押しの五条勝に関しては、数十の投稿はあったものの、上位キャラには遠く及ばない票数であった。
・五条さんへのツイート例:
・無駄にクオリティの高い、気合いの入った五条さんへのツイート例:
3. 投票受付終了後の状況(2017/2/18~)
・投票は2/17を以て締め切られたが、その後も得票数にカウントされないのは承知ながらも、キャラクタ愛に満ちたツイートがまだまだ送られてくる状況となる。
・キャラクタ愛に満ちたツイート例1:
・キャラクタ愛に満ちたツイート例2:
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・ 2017年3月3日15:54にイナズマイレブンの公式アカウントより、“「イナイレバレンタイン2017」へのご投稿ありがとうございました”という旨のツイートが行われる。
そのツイートでは(今回の人気投票の対象はイナズマイレブンのキャラなのに)、レベルファイブの日野社長が33位にランクインされたことが、しれっと記載される。
3. 公式結果発表(2017/3/24)
・そろそろ日付も変わろうかという2017年3月24日23:34になって、イナズマイレブンの公式アカウントより1位キャラのお知らせを含むのツイートが行われる。
人気投票結果の案内&お礼を記載した公式サイトのツイート
・そのツイートリンク先は今回の人気投票の公式サイトである「イナズマイレブンとのバレンタイン2017」のページとなっており、そのページで結果の詳細が記載される。以下、2014/3/24に取得した公式サイトの画面コピーの抜粋となります。
結果発表のタイトル
今回の人気投票では、投稿されたチョコの総数が4451個になったことが報告される。
TOP3の結果
今回の人気投票のTOP3は、1位=風丸一郎太(512個)、2位=吹雪士郎(374個)、3位=不動明王(248個)であることが発表される。このTOP3キャラについては、各キャラのホワイトデースペシャルボイスという動画と、3人がセットになったホワイトデースペシャルイラスト(壁紙)が合わせて提供される。
4位~10位の結果
4位から10位までのキャラについても、いわゆるイケメン系のキャラがずらりと並び、VIPPER押しのネタキャラは見受けられない状況となる。
11位~50位までの結果
11位~50位までについては上記の表の通りとなる。これまでイナズマイレブンの人気投票で圧倒的な人気を誇ってきた五条勝は21位(54個)であったことが報告される。
4. ブログ主のコメント
結局のところ今回の人気投票に関しては、2chねらー(VIPPER)の影響はほとんど排除されて、かなり純粋な人気投票の結果が得られたものと考えられます。その原因としては、
・複垢を持つことが難しいTwitterでの投票であったこと
・しかも単純に投票ボタンを押すだけではなく、イラストやチョコを交えた投票者の“ネタ度”“気合い度”が問われたこと(必須ではないが、そのような空気感があった)
という点が多分に含まれるのではないかと推測しています。
また今回のようにTwitterのツイート数を投票数にする方式は、(やろうと思えば)利用者側で得票数をリアルタイムで100%把握できる、公平・公正性が担保されたなかなか素晴らしい人気投票方式のように思えます。
今回の人気投票はネット的には大して盛り上がらないものではありましたが、“新しいタイプのインターネットの人気投票方式として、新しい歴史を刻んだのかな~”という感覚をブログ主は持ちました。(完)
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