新型レクサスRX350の実車を見てきました!
エクステリアはフロントグリルの拡大やAピラー後退により、グッとスポーティで迫力がアップしましたね!
インテリアは正常進化という感じ。元々レベルが高いのですが、さらに上質かつ現代的なデザインになりました。
詳しくは動画でどうぞ!
新型レクサスRX350の実車を見てきました!
エクステリアはフロントグリルの拡大やAピラー後退により、グッとスポーティで迫力がアップしましたね!
インテリアは正常進化という感じ。元々レベルが高いのですが、さらに上質かつ現代的なデザインになりました。
詳しくは動画でどうぞ!
レクサス IS500Fに試乗しました!
いや、ついに試乗できましたIS500F!そもそもIS自体好きなんですが、そのボディに5L V8 NAエンジンを搭載!よく販売してくれました。早速、インプレです!
●居住性★★★★
大人の走りを目指したというだけあり、実に快適ですね!
ボディは実にしっかりしていて、もはやドイツ車レベルです。
乗り心地もいいですね!スポーツプラスにしても快適さは損なわれません。
静粛性もNX程ではありませんが、レクサスの名に恥じない静けさ。
内装の古さはしょうがないですが、味と思えば許容範囲。モニターのサイズや位置はいいですね。
●動力性能★★★★
V8NAエンジンは気持ちいい!
全体的にトルクよりも回転数でパワーを出すタイプ。
もちろん排気量が大きいのでトルクも不満はないのですが、
ターボのようにびっくりするようなトルクはなく、余裕の走りを実現するタイプ。
走行モードによりレスポンスが変わり、スポーツ+はかなり過敏。
7000回転以上でVTEC!?と思うほど吹け上がります。
ただ、レスポンス自体はMTのようなダイレクト感はなく、特にアクセルオフでのレスポンスが一瞬遅れます。
なので、ギンギンの真剣な走りではなく、余裕を持って気持ちよく走る車ですね。
スポーツモードくらいがちょうどいいです。
●ハンドリング★★★★
軽快ではありませんが、ノーズの重さを感じさせないところは素晴らしいですね。
ダイレクト感もあり、反応はリニアです。
しかもアクセルオフで微妙にノーズがインに入るところも通好みで嬉しいですね。
ブレーキも良く効きますが、物理的な重さは感じます。
FRにしては安定感もトラクションも高く、低速からフル加速しても挙動が乱れません。
●総合評価★★★★★
いやー、これは気持ちいい車です!
本気の走りを求める方には向かないと思いますが、エンジン始動時のサウンドや、高速道路でちょっと踏み増す時の余裕感や気持ちいいエンジンの伸びが実に気持ちいいですね。
4ドアセダンなので実用性もバッチリ。
これは将来プレミアがつく名車の予感がします。
では、動画をどうぞ!
レクサス LS500 Executiveに試乗しました!
前回デビュー当時、LS500hのFスポーツに試乗した時は、LSらしからぬ足回りの固さに閉口しました。そこからマイナーチェンジされた2021年モデル、こちらはかなり改善されたと評判がいいですね。果たして本当にそうなのでしょうか?早速試乗レビューです!
●居住性★★★★
いや、噂通り、かなり改善されましたね!
まず1番ネックだった乗り心地はかなり改善され、ノーマルモードでは不快な突き上げや振動を感じなくなりました。スポーツモードでもドイツ車のように引き締まった感じで高速道路はいい感じ。コンフォートモードは、ちょっと車体が揺さぶられる感じです。個人的には一般道はノーマル、高速はスポーツが気持ちよかったです。タイヤがランフラットからノーマルに変更されたのと、新型ダンパーの効果が大きそうです。
静粛性も非常に高いですね!特に車外の音は結構抑えられていて、これでこそLSという感じです。まあ今となってはライバルに対し大きなアドバンテージがあるわけではありませんが、高級車として不満のない仕上がりです。ちょっと一部路面状況ではタイヤの音が気になるかな?という程度。あと、全体的に静粛性が高まったので、停車時のエアコンの微小な音が逆に気になるかも。
居住空間は何の不満もありませんが、サイズの割には後部座席は広大という訳ではありません。
内装のデザインと質感もフラッグシップらしい豪華なもの。といってもギラギラした感じではなく、日本らしい主張しすぎない物の良さ、を感じます。革の質感や触り心地も良く、シートのクッションやホールド性もいいですね。
あと、フロントガラスの傾斜の強さは、相変わらず少し気にはなりますね。でも後席の快適さは日本車の最高峰であることは間違いありません。
●動力性能★★★★
422馬力を発生する3.5L V6ツインターボは、パワー、トルクともに不満なしですね。吹け上がりもスムーズですし、振動もありません。ちょっとアクセル踏み始めで思ったよりグワっとトルクが出る印象で、そこはV8の方が上品だと思います。
●ハンドリング★★★★
ここは相変わらずスポーティでサイズを感じさせない感じですね。2t以上の車体の重さを感じさせず、リニアに方向を変えます。少しだけブレーキングでは車重を感じます。車重自体は約2.2tと決して軽くはないのですが、ボンネットやドアパネル、トランクリッド等、車体の中心から遠いところにアルミを採用している効果が出ていますね。
●総合評価★★★★
ようやくLSらしい高級感に達した感じですね。見た目通りのスポーティな走りと、高級車らしい快適さを両立しています。BMW7シリーズとは遜色のないレベルまで追いついてきています。ただ高級感という点ではSクラスには届かない感じですね。足回りも、首都高のコーナーの段差で、ちょっとブワワンと足回りが揺すられる感じです。
では、動画をどうぞ!
新型 レクサス NX350h バージョンL に試乗しました!
大人気で納期が遅れに遅れているレクサスのミドルサイズSUV,NXにようやく試乗できました!先代も使いやすいサイズと上質感が好印象でしたが、新型はどうでしょうか?早速、インプレです!
●居住性★★★★★
まず内装がいいですね!14インチの大型モニターは非常に見やすいし高級感があります。内装のデザインや質感もレクサスらしい上質感があり、新型クラウンよりいいですね。
そして静粛性が高い!かなり遮音性が高いですね。特に静止時はほとんど外からの音が聞こえません。反面、ハイブリッドながらエンジンは予想以上に早くから作動し、その時の音が気になります。風切り音はほとんどしませんしロードノイズも抑えられています。
乗り心地も上々ですね。50km前後で多少コツコツしますが、それ以外はフラットです。ボディが高級車らしくシッカリ固められているのが分かります。
居住空間はリアは広大ではありませんが、まあまあの広さ。ちょっと座面が低めです。
●動力性能★★★★
ハイブリッドらしく、転がりはじめが実にスムーズですね!0-15kmくらいでストップ&ゴーを繰り返す渋滞や街乗りでは、極めて上質な乗り味が堪能できます。全体的に加速力に不満はなく、静かにスムーズに加速するタイプ。RAV4より出力に少し余裕を感じます。スポーツモードでアクセルを踏み込んでも驚くような加速ではなく、音質も洗練されているとは言えないタイプなので、ゆったり余裕を持って走るのが似合う車です。
●ハンドリング★★★★
特にすごい!という点はありませんが、違和感なく気持ちいいですね。ハンドルも適度に重みがあり安心感があります。ロールもほとんど感じません。ここもボディ剛性の高さが効いていると思います。つまり、高いボディ剛性が余計な外乱の影響を防ぎ、ドライバーからのスムーズな入力を実現することで、洗練されすっきりしたハンドリングを実現しています。
●総合評価★★★★
このクラスで最良の1台のひとつだと思います!先代も良かったのですが、新型はさらに静粛性や乗り心地等の上質感が1段アップしましたね。RXはサイズ的に持て余すこともあるので、取り回しを考えればNXが日本のスタンダード高級SUVと言ってもいいかもしれません。内装の質感や静粛性はハリアーより上ですね。もはやRXと同等、もしくは一部上回っています。
では、動画をどうぞ!
レクサスIS500の実車を見てきました!
外装・内装は他のモデルと大きな違いはありませんが、
このご時世、5Lエンジンはすごいですね!
おそらく大排気量エンジン搭載は最後になるでしょうから、
将来的にも価値が上がりそうです。
IS500専用装備
5L V8エンジン
パフォーマンスダンパー
トルセンLSD
ブラックキャリパー
19インチ エンケイホイール
4本だしマフラー
ウインドウモール(ブラックステンレス)
エンブレム
ウルトラスウェード
本革+スウェードステアリング
8インチメーター
スカッフプレート
★ファーストエディション専用装備
BBSホイール
ドアミラー
赤ベンガラインテリア(ハンドル、ドア周り等)
専用プレート
専用シート(ウルトラスエード、ブラウンステッチ)
詳細はこちらの動画をどうぞ!
レクサス IS350 F sportsに試乗しました!
先日、ビックマイナーチェンジしたIS300hに試乗しました。上質で良い車なのですが、メーカーが主張する程のスポーティさは感じませんでした。果たして、IS350はどうでしょうか?早速、試乗レビューです!
●居住性★★★★
あいかわらず上質なインテリアですね!特にホワイトとブラックのツートンは、上質さとスポーティさを兼ねそろえた良いセンスです。
静粛性は非常に高く、窓を開けると街中の騒音にびっくりするくらいです。アクセルをSプラスモードで踏み込んでも、少し遠くから心地よいサウンドが聞こえてくるレベルで、予想以上に静かですね。
乗り心地もしっとりしなやかで、これぞ高級車、これぞレクサスという感じ。
居住空間は、前席は何も問題なく、後席はESのように広々とは言えませんが、まあ十分快適な空間です。FRなのでセンタートンネル部分は高めです。
●動力性能★★★★
3.5L V6 NAエンジンは318馬力を発生。吹け上がりは実にスムーズで、全域で心地よいトルクを発生します。特に4000回転くらいからNAらしいシャープなエンジン音を響かせてくれるので、ついアクセルを踏み込みたくなります。あまりにスムーズなのでレッドゾーンにすぐ到達する感覚。もう1000回転くらい回ると最高なんですけどね。
●ハンドリング★★★★
ステアリングの手応えがしっかりしてますね!それでいて余分な路面の凹凸はカットしているので上質な手応えです。ターンインはリニアで、そこからの旋回はFRらしい少し予想以上に曲がっていく気持ちよさがあります。コーナーのギャップも路面追従性が高いので安定して乗り越えます。
●総合評価★★★★
うん、ISは350が1番気持ちいいですね!やはりエンジンが大排気量NAなので、操作に対してリニアです。SプラスモードはRCやLC程の過激さはなく、あくまでレクサスのセダンとして激しすぎないレスポンス。熟成された上質さを車全体唐感じます。これくらい完成度が高いと、BMWやメルセデスと比べても遜色ないレベルですね。
そのうち国内に導入されるIS500はその辺りは過激そうで楽しみです。
では、動画をどうぞ!
レクサス LX600に試乗しました!
大人気すぎて納期が数年と言われる新型LX600に試乗しました!先代のLX570は、正直いかにもランクルに取ってつけた高級感という感じでしたが、新型はどうでしょうか?早速、試乗インプレです!グレードは最上級で1800万円超えの4人乗り仕様”Executive”です。
●居住性★★★★
まず内装ですが、良くなりましたね!先代はいかにもランクルの内装を張り替えましたという感じでしたが、今回は最初からLXを意識して作ったようで、自然な仕上がりです。質感も各所にソフトパッドが奢られたり、大きなツインモニターや上質なレザーシート等、フラッグシップに恥じない仕上がりです。まあデザイン的にはアルファードっぽいというか、まだ場末のスナック感を感じる部分もありますが、中東や中国で売ることも考えればそうなるかな、という気もします。
空間も広大で、シートも電動仕掛けがすごいのですが、膝前スペースは、他の高級セダン等と比較すると、思ったほどでもないかな、という印象。もちろん助手席を前に出せば広大なスペースは現れますが、運転席後ろはそれなりです。
トランクスペースも思ったより床面が高く、高さ方向の収納性は限られてますね。とは言え容量は700Lを超えますのでかなり大きいです。
さて、1番興味深い乗り心地ですが、先代よりはマシになりました。先代はラダーフレーム特有の腰下でブルブル震える感じがすごかったのですが、本モデルは結構マシになりましたね。スムーズな路面では雲の上を滑るようですし、路面の凹凸の角は丸めて伝わります。ただ、以前ブルブル感が収まらないのは、もはや宿命なのかもしれませんね。試乗車は22インチだったので、その影響もあると思います。街中ではコンフォートが快適ですが、高速では揺れが気持ち悪いのでノーマルかスポーツがベターです。乗り心地だけなら、RXの方がいいですね。
静粛性は基本的には結構高いのですが、トンネルではサンルーフから音が通過してくるのと、ロードノイズも入ってきますね。
取り回しは、さすがにサイズを感じますね。スクエアなボディなので、サイズの割にはまだ四隅が把握しやすい方ですが、左の前方の端は把握しにくいです。
●動力性能★★★★★
先代のV8から3.5L V6ツインターボになりましたが、最高出力415ps、最大トルク650Nmのスペック通り、パワーもトルクも充分以上。2tをゆうに超えるボディを豪快に加速させます。サウンドもアグレッシブですね。先代のスポーティなV8は素晴らしいエンジンでしたが、スポーツカーならともかく、SUVに載せるなら今回のV6でも全然問題ないと思います。
●ハンドリング★★★
まず街中での手応えが軽くなったのはいいですね!これなら力のない方でも問題なく楽に操作できると思います。高速では手応えが増します。
コーナリングも巨体をあまり意識させないしっかりした設置感がありますね。ただ荒れた路面ではブルッと腰下が動く感じはありますが、ロールは結構少ないです。ブレーキもよく効きますね。
●総合評価★★★★
先代は、正直見栄で買うか、本当にハードな環境で使うためのどちらかしか思いつかないくらいのデキでしたが、本モデルは色々な部分で高級感がアップし、まあ高級車と言える仕上がりになってきましたね。1200万円なら、まあ見栄えや中身の高級感を考えると、アリかな、と思えます。ただ、1800万円出すなら、もっと快適な車はありますね。
いずれにしても、LXは、ランクルベースで世界のどんなハードな環境でも頼りになるというロマン混みで買う車ですね。もしくは本当にハードな環境で使うか。
では、動画をどうぞ!
レクサス UX300e Version Lに試乗しました!
UX300e はレクサス初の電気自動車です。果たしてその仕上がりはどうでしょうか?早速、インプレです!
●居住性★★★★
居住空間は基本的には他のUXと変わらず、それほど広いという感じではありませんね。後部座席の膝前も拳1つ分くらい、爪先スペースもミニマムです。
内装の質感は悪くありません。特にダッシュボードパネルや肘おきのソフトパッドは上質です。ただプラスチック部分はカチカチです。
乗り心地は期待通りで、EV特有のガッシリしたボディ剛性と、車重1800kgが作り出す重厚感もあり、レクサスらしいサイズ以上の落ち着きを感じます。ただ、大きめの段差では足回りがボディ剛性についてきていない印象があります。シートも固めなので、長距離は意外に疲れるかも。
静粛性は流石に高いですね。外からの音も抑えられています。
●動力性能★★★
極低速はマイルドですが、そこから中速にかけてはグッとトルクを感じさせます。レスポンスもいいので、走りが気持ちいいですね。ただし、70km以上の領域では、EVあるあるですがトルクが落ち込んできます。パワーもトルクも数値で予想される通り、という感じです。
●ハンドリング★★★
低重心なのでコーナーも安定していますね。ステアリングの応答性も良好。
●総合評価★★★
車そのものの出来としては、思ったよりいいですね!上質な乗り心地、安定した走り、期待通りのパワーという感じで、全長4500mmのセミコンパクトSUVとしては良い仕上がりです。
ただ、フル充電で走行距離が250km前後で、価格が650万円というのは正直厳しいですね。距離も価格も気にしないから上質なセミコンパクトSUVが欲しい!という方には文句なしですが、そうでなければアイオニック5やアリアの方が良さそうです。
新型RZはツインモーター、専用シャーシ、より容量の大きいバッテリーなのでUX300eを超えてくるのは間違いないですし、完成度も高そうです。不安点があるとすれば、航続距離と乗り心地がどれだけ進化してくるかですね。
では、動画をどうぞ!
レクサス RX300 F Sportsに試乗しました!
2、3年前にRX450hに試乗した時は、その滑らかな走りにレクサスのベスト・バイかも!?と感銘を受けました。果たして今回のFスポーツでスポーティに武装した2021年モデルはどうでしょうか?ハリアーのガソリンモデルとも比較してみます。早速試乗インプレッションです!
●居住性★★★
乗り心地がかたい!RX450hが路面を滑るように滑らかだったのに対し、市街地走行での第一印象は、予想以上に路面の凹凸を伝えてくる硬めの足回りということです。ただし、高速道路では不思議なくらい高速の繋ぎ目や凹凸を吸収します。この辺りはドイツ車っぽいですね。ただ、それでも路面の段差の左右差があるところはボディがちょっと揺すられるので、この辺りはちょっと古さを感じさせます。
静粛性は高いですね。外部の音もよく遮られていますし、エンジン音も控えめに入ってきます。ただ、停止時には少し振動がシートに伝わってきます。
空間はさすが全長4900mm近いだけあって広いですね!後席の膝前は結構余裕があります。ただ、フロアがちょっと高めなので、足が少し上がるような姿勢になります。トランクスペースも余裕があります。
見切りは流石にちょっと厳しいですね。サイズもそうですが、デザイン的に4隅が分かりにくいです。まあアラウンドビューモニターがあるので、それを使えば問題はないのですが、走行中の車体感覚を掴むのは少し慣れが必要です。
●動力性能★★★★
238馬力を発生する2Lターボエンジンは、ATの優秀さもあって、下からスムーズで十分なトルクを発生し、そのままリニアに吹け上がります。NAのハリアーよりも断然余裕があります。ただ、パーシャル域からのスロットルレスポンスは鈍いので、人馬一体感を求める人には向きません。
●ハンドリング★★★★
まるでスポーツカーのように曲がりますね!コーナーではタイヤが路面に吸い付くように接地しますし、ロールも少なく、ハンドルも重めで手応えがあります。少し腰高感はありますが、SUVとは思えないコーナリングを見せます。ただ、ポルシェほどは路面からのフィードバックは伝わってこないですね。あと、ブレーキはもうちょっと効いてほしいですね、車の重さを感じます。
●総合評価★★★★
スポーツSUVを求める人は候補にすべき1台だと思います!レクサスのプライドをかけたような路面への張り付きは凄いですね。挙動変化も癖がありません。ハリアーとは、快適さも走りも、ワンランク上の格の違いを感じさせますね。ただ、BMWやポルシェのように、車や路面との対話を楽しみたい方には薄味に感じると思います。対話なんてどうでもいいから、スムーズで楽に速く走りたいんだ!という方には最適な1台ですね。ちなみにノーマルモードでも乗り心地は結構硬めなので、快適さを求める人はFスポーツ以外をお勧めします。
では、動画をどうぞ!
レクサス LC500Sに試乗しました!
5LV8ガソリンエンジンと今時、絶滅危惧種の1台です!
数年前にV6ハイブリッドのLC500hは試乗したことがあるのですが、長い時を経て、ようやくV8に試乗できました。果たしてどんな車なのでしょうか?
早速、試乗インプレッションです!
●居住性★★★★★
まず内装ですが、相変わらず上質ですね!デザインはちょっとビジーな感じがしますが、オリジナリティがあり、素材の質感も高いです。特にドアまわりなどは、運転席と助手席で異なるデザインになっていて非常に凝ってますね!シートは腰のタイト感が心地よく、日本車の中ではかなり上位に入るクオリティです。後部座席は正直おまけですね、子供しか乗れません。
乗り心地もよく、路面を滑るように走ります。ボディ剛性も高いので、緩やかな段差、大きめの凹凸、どれも綺麗にクリアします。これぞレクサス!という感じですね。
静粛性も高く、ノーマルモードでは普通の高級車です。スポーツやスポーツ+にすると、ハミングするようなV8の心地よいサウンドが静かに聞こえます。これは贅沢な空間ですね。
●動力性能★★★★★
いい!やはりNAのV8大排気量は実に気持ちいいです!
アメ車の怒涛のトルク型とも、BMWのシャープな吹け上がり型とも異なり、軽く歌うように吹け上がるエンジンですね。ポルシェに近いかもしれません。トルクはちゃんと低速から出ているのですが、吹け上がりがスムーズなので、体に優しい感じです。ただ、レブリミットは思ったより低く、7000回転でセーフティが働くのは残念。もう少し伸びて欲しいところです。
サウンドは本当に心地いいですね!ノーマルではほとんど存在感を感じさせず黒子に徹しますが、スポーツモードでは気持ちいい音を響かせ、スポーツ+はちょっとレスポンスが過剰気味です。
●ハンドリング★★★★
5Lのエンジンがフロントに搭載されてるとは思えないほど軽やかです!ハンドルレスポンスはクイックで、入力と同時にスッとノーズが向きを変えます。車重も結構あるのですが、乗り味は軽いです。この味付けはイタリア車っぽくて個人的には好きですね。限界も高く、高速コーナーのギャップもピタッと安定して乗り越えます。ただ、限界が分かりにくく、その際の挙動もちょっと読めない感じですね。
●総合評価★★★★★
いや、素馬らしいですね!個人的には、レクサスで1番お気に入りです。貴重な5LのNA V8エンジンを有しながら、振る舞いはあくまでレクサス、優雅です。この車なら、普段は上質な乗り味に包まれながら、たまに刺激を味わうという理想的な生活が送れるのではないかと思います。そしてなんといっても美しいエクステエリア!何年経っても色褪せませんね。いやー、ほんと試乗できて良かったです。LC500hのトヨタらしいハイブリッド・スポーツの提案も中々いいですが、この車は本当に今しか楽しめません。将来的にも価値が上がる1台です。
RCーFほど過激ではないので、やはりLC-Fを作ってほしいですね!LFAなき後、イメージリーダーが必要だと思います。
では、動画をどうぞ!
Lexus RC350 F sportsに試乗しました!
レクサスのRCは、5L V8から2L直4まで幅広いラインアップを揃えるクーペモデル。前回、2LモデルのRC300に試乗した時は、正直パワーと質感に物足りなさを感じましたが、今回の3.5L V6モデルはどうでしょうか?今や貴重なNAです。 早速、試乗インプレッションです!
●居住性★★★
相変わらずインテリアはレクサスらしく上質ですね。プラスチック部分はよく見るとそれほど良い素材ではないのですが、まあ気にならない程度。メッキや革の部分はいいですね。
インテリアデザインはレクサス共通の文脈で、好き嫌いは分かれますが個性的。今時足踏み式のパーキングは興醒めですが。
ボディ剛性はしっかりしており、静粛性も高いですね。
ノーマルモードでの乗り心地は快適で、路面のあたりも柔らかく、普通に乗れる感じ。エンジンレスポンスもマイルドです。
スポーツモードにすると、ちょっと走りに手応えを感じますので、気持ちよく走りたい方にはちょうどいいですね。
スポーツ+にすると、エンジンはかなり勇ましい吹け上がりとレスポンス。問題は足回りで、結構段差で跳ねます。
●動力性能★★★★
やはりこれくらいパワーやトルクがあるとレクサスのスポーツカー!という感じがして好印象です。2Lターボは爽やかなんですが、500万円のスポーツカーとしては物足りません。3.5L、318馬力くらいあると、まあいい感じですね。吹け上がりもスムーズですし、頭打ち感も少ないです。本気で踏み込むと、ちょっとトルク感が物足りないですが、ゆっくり踏み込むレベルだと気持ちいいです。
●ハンドリング★★★
基本ニュートラルですが、車重1.7tの割には機敏に曲がる方です。これはFスポーツに装着されたリアステアの影響かもしれません。
ただスポーツプラスだと接地感が薄れるというか、違和感が出てきて、首都高のコーナーのつなぎ目では少し横っ飛びするような挙動をみせるので不安感があります。
●総合評価★★★
まあちょうどいいレクサスのスポーツクーペとしてバランスが取れてますね。RCFはかなり本気な感じですし、LCはフラッグシップらしい個性に溢れています(外観が)。RCは王道の流麗なクーペという感じですね。エンジンパワーもちょうどいいので、これくらいの価格帯でちょっと落ち着いた大人の車を求める方にはお勧めです。
では、動画をどうぞ!
レクサスの上級SUV、RX450hに試乗しました!
RX450hは高級なレクサスブランドの中でも上から二番目に位置する上級モデル。
NXの出来がよかっただけに、期待が高まりますが、ハリアーとあまり変わらないのでは?との疑念も。早速、試乗インプレです!
●居住性★★★★★
いや、実に快適ですね!サスペンションがいいのか、非常にフラットなな走りで、市街地も高速も快適です。静粛性も高く、さすがレクサス!という感じです。
内装のデザインはいつものレクサス共通のもので、個人的にはメーター周りの造形があまり好きではないのですが、質感はいいです。
サイズはNXより一回り大きいので取り回しはちょっと気を使いますが、慣れればなんとかなるかな、というレベルです。
居住空間も広いので大人4人が余裕でくつろげます。
●動力性能★★★★
ハイブリッドがいい味を出していて、低速からトルクフルで、そのまま高回転までスムーズに吹け上がります。実用域も運転しやすく、かつスポーティにも走れるいいエンジンですね。
●ハンドリング★★★★
ハンドリングも結構スポーティで、特に高速コーナーを不安なくクリアできます。サイズの割にはキビキビしてますね。
●総合評価★★★★★
レクサスで1番欲しい車かもしれません!とにかく、高速でも市街地でも、快適かつスポーティに走れます。世界的に見ても中々稀有な存在で、競合と十分戦えます。もちろんポルシェやBMWの方がどっしりがっちりしていて安心感や200kmオーバーでは上ですが、それらにはない軽快さと、心地いいスムーズさがありますNXも非常によい車ですが、さすがに高級感はこちらが上ですので、サイズと価格をクリアできるならこちらがおススメです!
では、動画をどうぞ!
レクサス RC300Fに試乗しました!
レクサスのスポーツクーペ、RC300F F sports(2Lガソリンターボ)に試乗しました!マイナーチェンジ前の2018年モデルです。正直、それ程知名度が高い訳ではないのであまり知らなかった車なのですが、試乗レポートをお伝えします。ちょっと辛口です。
●居住性★★★
レクサスらしく上質ですね。乗り心地も良く、静粛性もいい方です。
●動力性能★★★
うーん、決して遅い訳ではなく、爽やかな走りが楽しめると言っていいのですが、なんというか走り味が86みたいです。500万円を超える車で、このエクステリアのスポーツカーとしては、正直肩透かし感は否めません。
●ハンドリング★★★
すっきりリニアなハンドリングです。特にクイックすぎるところもなく、かといってもちろんダルなところもありません。
●総合評価★★
うーん。これに500万円出すのは正直辛いと思います。レクサスで、しかもこのエクステリアだと、やはり少し秀でた個性を求めてしまいますね。エンジンが気持ちいいとか、ハンドリングがすごいとか。でも、あまり記憶に残らない味付けなんです。薄味なんです。これなら86の方がバーゲンプライスですし、RCーFは別物のいいデキですし、LCは世界に誇れる美しさだと思います。中古試乗でもう少し価格が下がってきて200万円くらいになると、グッとお買い得かんが出てきますけどね。
では、動画をどうぞ。
レクサス UX200に試乗しました!
●居住性 ★★★★
足回りはfスポーツとあまり差がわからないがノーマルのほうが当たりが柔らかく好印象。
乗り心地はスポーティだが不快ではない。
低速ではコツコツ感がきになるが、高速はフラット。
自動運転の完成度は高い
CVTの割にはダイレクト感とトルク感がある。普通のトルコンATに比べればフィーリングがよい訳ではないが。
静粛性高いし、内装の質感もいい。
●動力性能★★★
悪くないがハイブリッドの方が加速力やスムーズさに高級感あり。
エンジンパワー自体は不満のないレベルだが、特にスポーティなフィーリングという訳ではない。
●ハンドリング★★★★
ハンドリングもスポーティでキビキビ走る。
操作の遅れもないし、ロールも気にならないレベル。
あまりSUVということを意識させない。
●総合評価★★★
取り回しやすいサイズがいい。軽快さを感じる。
ほどよいスポーティさと上質感がウリ。
上質なSUVが欲しいけど、CHRはデザインが奇抜すぎて・・
という方にはピッタリ。
個人的にはハイブリッドの方がCVTの違和感が薄れる。
このクラスはXC40やアウディQ3等、ライバルも力を入れているので、
比較してみて欲しい。気に入れば買って損はないしリセールも悪くないと思う。
レクサスGS-Fに試乗しました!
レクサスの中型セダンのスポーツモデル、GSーFに試乗しました。今では貴重なNAの5LV8エンジンを搭載するこのモデル。古くはアリストからの流れを組む、元祖チョイ悪セダンですが、最近のモデルはどんな味付けなのでしょうか?早速、試乗インプレです。
●居住性★★★★
さすがに外寸がこれだけ大きいと中も広いですね。ISとは違う世界が広がっています。内装デザインと質感はレクサスの文法に沿ったもの。ちょっとデザインは好みが分かれますが、質感はいいです。
ボディ剛性が高いので、乗り心地もショックの角が丸められています。静粛性も高いです。
●動力性能★★★★
このV8エンジンは、本当に回すといい音がしますね!吹け上がりもリニアです。ただ、最近のターボ勢のような低速からの押し出しには欠けます。
●ハンドリング★★★
適度にスポーティですが、基本的には自然で落ち着いたハンドリングです。
●総合評価★★★
うーん、悩ましいですね。レクサスの多くの車がそうであるように、あまり尖ったところがありません。ISやNXならそれで良いのですが、ミドルサイズセダンのスポーツモデルとしては、やはり個性に欠けるのはちょっと競争力的に辛いものがあります。AMGやMモデルに比べると、どうしても味や特徴が薄いんですよね。逆に、あまり目立ちたくないしオラオラしたくない、でも実は速いっていう車が欲しいんだ!という方には合っていると思います。