レクサス UX300e Version Lに試乗しました!
UX300e はレクサス初の電気自動車です。果たしてその仕上がりはどうでしょうか?早速、インプレです!
●居住性★★★★
居住空間は基本的には他のUXと変わらず、それほど広いという感じではありませんね。後部座席の膝前も拳1つ分くらい、爪先スペースもミニマムです。
内装の質感は悪くありません。特にダッシュボードパネルや肘おきのソフトパッドは上質です。ただプラスチック部分はカチカチです。
乗り心地は期待通りで、EV特有のガッシリしたボディ剛性と、車重1800kgが作り出す重厚感もあり、レクサスらしいサイズ以上の落ち着きを感じます。ただ、大きめの段差では足回りがボディ剛性についてきていない印象があります。シートも固めなので、長距離は意外に疲れるかも。
静粛性は流石に高いですね。外からの音も抑えられています。
●動力性能★★★
極低速はマイルドですが、そこから中速にかけてはグッとトルクを感じさせます。レスポンスもいいので、走りが気持ちいいですね。ただし、70km以上の領域では、EVあるあるですがトルクが落ち込んできます。パワーもトルクも数値で予想される通り、という感じです。
●ハンドリング★★★
低重心なのでコーナーも安定していますね。ステアリングの応答性も良好。
●総合評価★★★
車そのものの出来としては、思ったよりいいですね!上質な乗り心地、安定した走り、期待通りのパワーという感じで、全長4500mmのセミコンパクトSUVとしては良い仕上がりです。
ただ、フル充電で走行距離が250km前後で、価格が650万円というのは正直厳しいですね。距離も価格も気にしないから上質なセミコンパクトSUVが欲しい!という方には文句なしですが、そうでなければアイオニック5やアリアの方が良さそうです。
新型RZはツインモーター、専用シャーシ、より容量の大きいバッテリーなのでUX300eを超えてくるのは間違いないですし、完成度も高そうです。不安点があるとすれば、航続距離と乗り心地がどれだけ進化してくるかですね。
では、動画をどうぞ!