すてきなあたしの夢を
少しの間聴いてよ
きれいな海と青空
口唇をおく君の膝と
もしも世界をつなぐ光を
神様の手が隠すのなら
あたしはそうねこの目を裂いて
きっと真っ赤な河を描き
貴方の中に色を見つけよう
去年よりたくさん花が
音楽のように咲いたよ
この夢が本当になって
一体何が変わるのかな
広い世界の小さな朝
確かなものに包まれた日々
こぼれる日差しに言葉は踊り
風が吹くよに抱きしめあえた
そんな居場所は遠い記憶
あたちは此所で笑顔をためす
貴方のない乾いた舗道で
すてきなあたしの夢と
ある日の嘘に気づいたんだ
すてきなあたしの夢を
明日の午後にかなえよう
心が水に溢れて
鏡のように空を写した
もしも世界をつなぐ光を
神様たちが隠すのなら
わたしはそうねこの目を破り
きっと真っ赤な河を探す
広い世界の小さな朝
確かなことに包まれた日々
こぼれる日差しに言葉は歌う
抱き締めあえた
愛の記憶は
何処でとぎれるの
きれいな海と青空
口唇をおく君の膝と
●
「ネットやテレビの情報で想像がつく」
世界はそんなにヤワなもんじゃない。
なんのためにジャーナリストが命を張って
最前線で報道を試みるというのだ。
なぜ世界はこんなに不理解に溢れているんだ!?
なぜ毎日何万人の人間が飢餓で苦しんで死んでいくんだ!?
八億人の飢餓
懸命に自分の命を燃焼させていないから、
そのような疑問にも辿り着かないのだろう。
●
昔、親しくしていた女性がいた。
彼女は文章がうまく、賞に入選もし、
実際、作家になろうとしていた。
しかし、順風満帆とコトが運ばなかった。
次々と職を変え、そのたびに無理をし、
カラダを壊し、眠れない日々を過ごしていた。
それでも自分の疑問を言葉に綴り、
世界と対峙することで、命を燃焼させていたのだ。
世界を知ることで、自分を知る。
彼女の確固とした信念…
しかし実直ゆえに世間とうまく渡り合うことができず、
…とうとう彼女は、…吐血した。
「上からも下からも血が止まらなかったのよ。」
エジプトからの手紙には、こう綴ってあった。
「だから、とにかく日本を離れたかった。
日本を離れて、遠いところでぼんやりしたかった。
ホントは死にたかったのかもしれない。
でもね、ピラミッドに沈む夕陽を見ていたら、すっきりしたの。
世界は広い…って。
たとえ日本で私が受け入れられなかったとしても、
どこかの街が、私を必要としているかもしれない。
日本の枠組みがすべてだ…そんな狭い意識に縛られていたのかも。
夕陽を見て、ひととおり涙を流して…そしたら、スッキリしちゃった。」
ボクは、世界を思う時、
いつも彼女の気持ちを思って、こころを新たにする。
あたしは此所で笑顔をためす。
貴方のない乾いた舗道で。
少しの間聴いてよ
きれいな海と青空
口唇をおく君の膝と
もしも世界をつなぐ光を
神様の手が隠すのなら
あたしはそうねこの目を裂いて
きっと真っ赤な河を描き
貴方の中に色を見つけよう
去年よりたくさん花が
音楽のように咲いたよ
この夢が本当になって
一体何が変わるのかな
広い世界の小さな朝
確かなものに包まれた日々
こぼれる日差しに言葉は踊り
風が吹くよに抱きしめあえた
そんな居場所は遠い記憶
あたちは此所で笑顔をためす
貴方のない乾いた舗道で
すてきなあたしの夢と
ある日の嘘に気づいたんだ
すてきなあたしの夢を
明日の午後にかなえよう
心が水に溢れて
鏡のように空を写した
もしも世界をつなぐ光を
神様たちが隠すのなら
わたしはそうねこの目を破り
きっと真っ赤な河を探す
広い世界の小さな朝
確かなことに包まれた日々
こぼれる日差しに言葉は歌う
抱き締めあえた
愛の記憶は
何処でとぎれるの
きれいな海と青空
口唇をおく君の膝と
●
「ネットやテレビの情報で想像がつく」
世界はそんなにヤワなもんじゃない。
なんのためにジャーナリストが命を張って
最前線で報道を試みるというのだ。
なぜ世界はこんなに不理解に溢れているんだ!?
なぜ毎日何万人の人間が飢餓で苦しんで死んでいくんだ!?
八億人の飢餓
懸命に自分の命を燃焼させていないから、
そのような疑問にも辿り着かないのだろう。
●
昔、親しくしていた女性がいた。
彼女は文章がうまく、賞に入選もし、
実際、作家になろうとしていた。
しかし、順風満帆とコトが運ばなかった。
次々と職を変え、そのたびに無理をし、
カラダを壊し、眠れない日々を過ごしていた。
それでも自分の疑問を言葉に綴り、
世界と対峙することで、命を燃焼させていたのだ。
世界を知ることで、自分を知る。
彼女の確固とした信念…
しかし実直ゆえに世間とうまく渡り合うことができず、
…とうとう彼女は、…吐血した。
「上からも下からも血が止まらなかったのよ。」
エジプトからの手紙には、こう綴ってあった。
「だから、とにかく日本を離れたかった。
日本を離れて、遠いところでぼんやりしたかった。
ホントは死にたかったのかもしれない。
でもね、ピラミッドに沈む夕陽を見ていたら、すっきりしたの。
世界は広い…って。
たとえ日本で私が受け入れられなかったとしても、
どこかの街が、私を必要としているかもしれない。
日本の枠組みがすべてだ…そんな狭い意識に縛られていたのかも。
夕陽を見て、ひととおり涙を流して…そしたら、スッキリしちゃった。」
ボクは、世界を思う時、
いつも彼女の気持ちを思って、こころを新たにする。
あたしは此所で笑顔をためす。
貴方のない乾いた舗道で。