#photobybozzo

沖縄→東京→竹野と流転する、bozzoの日々。

すてきなあたしの夢/AJICO

2007-10-23 | MUSIC
すてきなあたしの夢を
少しの間聴いてよ
きれいな海と青空
口唇をおく君の膝と

もしも世界をつなぐ光を
神様の手が隠すのなら
あたしはそうねこの目を裂いて
きっと真っ赤な河を描き
貴方の中に色を見つけよう

去年よりたくさん花が
音楽のように咲いたよ
この夢が本当になって
一体何が変わるのかな

広い世界の小さな朝
確かなものに包まれた日々
こぼれる日差しに言葉は踊り
風が吹くよに抱きしめあえた
そんな居場所は遠い記憶
あたちは此所で笑顔をためす
貴方のない乾いた舗道で

すてきなあたしの夢と
ある日の嘘に気づいたんだ

すてきなあたしの夢を
明日の午後にかなえよう
心が水に溢れて
鏡のように空を写した

もしも世界をつなぐ光を
神様たちが隠すのなら
わたしはそうねこの目を破り
きっと真っ赤な河を探す
広い世界の小さな朝
確かなことに包まれた日々
こぼれる日差しに言葉は歌う
抱き締めあえた
愛の記憶は
何処でとぎれるの

きれいな海と青空
口唇をおく君の膝と

     ●

「ネットやテレビの情報で想像がつく」
世界はそんなにヤワなもんじゃない。
なんのためにジャーナリストが命を張って
最前線で報道を試みるというのだ。

なぜ世界はこんなに不理解に溢れているんだ!?
なぜ毎日何万人の人間が飢餓で苦しんで死んでいくんだ!?
八億人の飢餓

懸命に自分の命を燃焼させていないから、
そのような疑問にも辿り着かないのだろう。

     ●

昔、親しくしていた女性がいた。
彼女は文章がうまく、賞に入選もし、
実際、作家になろうとしていた。

しかし、順風満帆とコトが運ばなかった。

次々と職を変え、そのたびに無理をし、
カラダを壊し、眠れない日々を過ごしていた。

それでも自分の疑問を言葉に綴り、
世界と対峙することで、命を燃焼させていたのだ。

世界を知ることで、自分を知る。

彼女の確固とした信念…
しかし実直ゆえに世間とうまく渡り合うことができず、
…とうとう彼女は、…吐血した。

「上からも下からも血が止まらなかったのよ。」

エジプトからの手紙には、こう綴ってあった。

「だから、とにかく日本を離れたかった。
 日本を離れて、遠いところでぼんやりしたかった。
 ホントは死にたかったのかもしれない。
 でもね、ピラミッドに沈む夕陽を見ていたら、すっきりしたの。
 世界は広い…って。
 たとえ日本で私が受け入れられなかったとしても、
 どこかの街が、私を必要としているかもしれない。
 日本の枠組みがすべてだ…そんな狭い意識に縛られていたのかも。
 夕陽を見て、ひととおり涙を流して…そしたら、スッキリしちゃった。」

ボクは、世界を思う時、
いつも彼女の気持ちを思って、こころを新たにする。

あたしは此所で笑顔をためす。
貴方のない乾いた舗道で。


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