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沖縄から東京へ!流転の写真日記

【Apr_28】藤原新也著『Mémento-Mori』

2020-04-28 | BOOKS&MOVIES
藤原新也『死を想い生を想う』

しおれ、悲しみ、滅入り、不安を抱え、
苦しみにさいなまれ、ゆらぎ、くじけ、うなだれ、
よろめき、めげ、涙し、孤独に締めつけられ、
心置き忘れ、打ちひしがれ、うろたえ、
落ち込み、夢失い、望みを絶ち…

あとは生きることしか残されていないほど、
ありとあらゆる人間の弱さを吐き出すがいい。


藤原新也著『メメント・モリ』より 

僕はインドで、ガンジスの火葬のシーンを随分見たんだけども、
一番ショックだったのは、死体を焼く職人がいるでしょう。
代々世襲制で、ずうっと死体を焼く職人を嗣ぐわけです。
例えば、一日に三体焼くとして、一ヶ月にまあ百体位、一年に千体位焼くんですよ。
仮に十年、そういう仕事をしているというのは、一万体位も屍を焼いてきている人なんですね。
職人として淡々として死体を焼いているわけですね。
例えば、風が横から吹いた時に、炎が横に逃げるから、
風上にサリーを翳して置く。

それで風が来ないようにしたりする。
焼けにくい部分というのは、例えば、頭とか、
そういうところは途中で大きな棍棒で叩き割るわけですよ。
そうすると、脳味噌がパッと飛び散って、沸騰しているから、
それに火がついて、花火みたいにパッと散ったりする。
膀胱に溜まっている水が沸騰して、火の中からシューッと小便が出たりする。
そういう火と水の凄い修羅場みたいなものを見てきた。

死体を焼く職人というのはそういうことを淡々とやっている。
特に、頭を叩き割るシーンを見て、なんか物を打ち割って、なるべく早くうまく焼くという。
それだけのために淡々と仕事をしているという。
そこが凄く最初は違和感を覚えたんです。
だんだん最後に人間が焼け残って、灰になって、彼らは最後に箒でパッと掃くわけですね。
それで川にパーンと灰を捨てる。川面に来ると灰が流れていく。
そういう光景をずうっと見続けて来て、逆に凄くわだかまっているものが消えていった。
今、人が死ねば、箒で一掃きで、最後はおれも箒で掃かれるのかという感じで、逆に未練が無くなった。
死んだらあの世に逝くとか、まだ輪廻の世界に望みを託している場合じゃない。
死んでしまえば箒で一掃きだという。

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【aPR_24】わからないのならばしかたないですねとりあえずは信じておきなさい

2020-04-28 | BOOKS&MOVIES
中澤系さんの命日_20090424。

本に寄稿したテキストに詳しく書いたけど、
人は、若いときは性愛について不自由で、大人になれば自由になれるって思えるわけです。
だから自由に憧れます。テクニックだけじゃなく、経験が、人や事態を理解できる能力を与えてくれます。
それが自由です。
その自由に対する反語が「3番線快速電車が……」という短歌です。
それによれば、自由になることが、よくないことなんです。
快速電車通過のアナウンスを、多くの人がちゃんと理解して下がります。
つまり自由なんです。理解できる人は自由だから下がります。
すると「理解できない人は下がって」っておかしいでしょ。
「理解できる人は下がるが、理解できない人は下がらないことをやめろ」みたいな二重否定文なんですよ。
「普通の人は下がる。あんたは普通じゃないので危ないから下がれ」みたいにも聞こえます。
そういう二重否定的な構造に、
昔なら誰もが良きものと考えていたシステムというものに対するアンビバレンスを感じます。
便利なシステムによってフラット化していく社会の中で、
どんよりしていくばかりの個人の在り方への、否定的感情が中澤さんにはあった。
当然だけど、不幸だから不幸な歌が詠めるんです。
そして、人は希望を抱くから失意に陥って不幸になるわけです。
また、失意の不幸ゆえに奇跡を待望したりもします。現実に起こらなくてもいい。
奇跡をリアルにイメージできるだけでも人は救われるからです。


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【Apr_24】属性としての外部のなきゆえに今朝も鏡の前で戸惑う

2020-04-28 | BOOKS&MOVIES
中澤系さんの命日_20090424。

ルール通りということは、システム任せということです。
システム任せは、「望ましいけど悍ましい」。
逆に、ルール通りいかずにシステムに任せられないのは、
「悍ましいけど望ましい」。不思議なことに、世の中にはそういうことがいろいろあるんです。
「死」がそうです。
死は悍ましいけれど、死を意識するとフラットな日常が輝きに満ちたりもします。
ハイデガーもそういっていますよね。
SF作家のバラードも破滅三部作でそんな感覚を描いています。
「悍ましいけど望ましい事態」を僕たちは忘れちゃいけない。
さて「死」を意識すると、人は変性意識状態に入ります。
システム任せにしている時にシステムの外が露出すると、
やはり変性意識状態に入ります。変性意識状態とは、
雑多な感覚が遮断され、特定の感覚に没入した状態のことです。
反対が、通常意識状態ですね。


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【Apr_24】喩にあらぬ過剰なまでの物語携えたまま死にゆけばいい

2020-04-28 | BOOKS&MOVIES
中澤系さんの命日_20090424。

隙に気がつくのは、実は細かくない人なんですよ。
だから、今の大学生よりも、僕が大学生だった頃の大学生の方が、隙を見分けられました。
たとえば、キメキメにきめている「高嶺の花」的な女がいれば、
大学生だった僕らは、それを戦略だと受けとったんです。
どんな戦略かというと、
見掛けに騙されずにハードルを越えてくる男を見極める戦略っていうことと、
キメキメに見えて随所に見せる隙をちゃんと見つけてくれる
「まともな男」「女の心を自分に映し出す男」を見極めるための戦略っていうことです。
ところが、ルールの外側に出たがらない昨今の「細かい男」は、
まじで馬鹿ぞろいになりました。
女の子が無理目に見えると、無理だと思っちゃうのね。
それが僕のいう「男の劣化」です。
そんな男を相手にしてしまう「劣化した女」が増えたのも、理由でしょう。
こうして残念なことが起り続けている中で、
残念なことが起こっていることに気がつく人たちが今もやはりいます。
そこには若い人たちもいます。
そんな人たちが中澤系さんのこの歌集を読んで、やはり……と受け止めているんだろうと、僕なんかは思うわけです。
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【Apr_24】システムの中に契約されて縛られたきみの姿が好きだ

2020-04-28 | BOOKS&MOVIES
中澤系さんの命日_20090424。

それで思うのは、女性が大勢いる中で失礼かもしれないけど、
最近の女性には見かけはきれいになった方がいっぱいいるけれど、
心の眼で見るとブサイクな女性が多くなったなあってことなんですね。
それが、見ず知らずの男女間で生じる余韻や余情に関係します。
最近の女性たちの心にダイヴして世界を見ても、
世界が輝いたりワクワクしたりしないんです。
社会学者としてよりもナンパ師の観察眼だけど、
社会のフラット化による心身の劣化現象、
心身の劣化による社会のフラット化=法化現象が、両方とも観察できるんです。


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【Apr_24】展望のない未来までシミュレイトしたくて暗い部屋に灯ともす

2020-04-28 | BOOKS&MOVIES
中澤系さんの命日_20090424。

中澤さんの歌集を読むと、そういう言葉がいっぱい出てきます。
たとえば準急電車の「準急」。
この世に電車ができたときいきなり「準急」は出てこない。
まず「普通」があって、次に「急行」ができる。「準急」は絶対、その次ですよね。
あと、「切れてるチーズ」。これも、切れてないチーズがまずあって、それから「切れてるチーズ」ができる。
僕らの世代だと、その時系列やプロセスを追える。
けれど、いま20代の人とかは、いきなり準急や切れてるチーズ、
そして糖衣錠があるところに生まれてくる。
だから、普通から急行を経て準急となったという、
その時間の流れがわからないことがある。


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【Apr_24】我はこの無数の中の何ならむ不意にヴィオラの一弦は切れ

2020-04-28 | KANAZAWA
中澤系さんの命日_20090424。

いまは「セイロガン糖衣A」っていうのがあって、
「セイロガン」が片仮名になっている。
くわえて「糖衣」は漢字で、「A」はアルファベット。
もはや意味のない言葉になっています。
つまり「征伐する・露西亜・丸」から、当て字の「正しい・露西亜・丸」になって、
いま片仮名の「セイロガン糖衣A」になったと……。
これって、絶対に逆転しないんですよね、順番が。
正露丸という薬が、糖衣錠から始まってこの世に現れるってことはないわけでしょう。
まず、苦い薬がこの世にあって、それから、「でもこれ苦いねっ」ということになり、
「効き目が同じなら甘くなんないのかなぁ」ってみんなが考えて、糖衣にするっていうことなんです。


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【Apr_24】ゆっくりと留め金が外れる音がするパラダイム変換の時の

2020-04-28 | BOOKS&MOVIES
中澤系さんの命日_20090424。

たとえば、「正露丸」っていう薬があって、
「正しい」の「正」に露西亜(ロシア)の「露」、それと「丸薬」の「丸」で「正露丸」です。
しかし、もとは「正」ではなく「征伐する」の「征」が使われていた。
つまり、日露戦争などのときに日本の軍人が携帯していった薬というような由来があった。
戦後、それじゃまずいので、じゃあ字を変えればよいとなって、征伐の「征」を「正」に変えたと。
でも、だからといって、露西亜が正しいといってる薬ではなくて、単純に名前を変えただけなんですね。
だから、価値観や善悪を別にすると、「征露丸」のほうが意味を持つ言葉だといえます。
言葉としての「正露丸」は、デクノボウなのです。


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【Nov_03】南阿豆ソロ舞踏公演『ANY DAY NOW』再び

2020-04-22 | DANCE
南阿豆ソロ舞踏公演『ANY DAY NOW』@三鷹SCOOL
振付・演出・出演/南阿豆
音響・照明/成田護

写真UPしました〜!
【on_Flickr】1103_AZU



あらためて、成田さんの照明アナログで好き。

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【on_Flickr】1103_AZU

2020-04-22 | DANCE
南阿豆ソロ舞踏公演『ANY DAY NOW』@三鷹SCOOL
振付・演出・出演/南阿豆
音響・照明/成田護

写真UPしました〜!
【on_Flickr】1103_AZU



あらためて、成田さんの照明アナログで好き。

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【Oct_11】ぱいなぽーの収穫祭

2020-04-22 | DANCE
ふぞろいなぱいなぽー第4回ダンス公演
『ぱいなぽーの収穫祭』
@神楽坂セッションハウス


出演:大塚由祈子、中村あかね、堀菜穂、松浦愛、山本麻由、荻江瞳、伊藤まこと

写真UPしました〜!
【on_Flickr】1011_PINEAPLE



この公演も、台風という自然の猛威に一部中止を余儀なくされた。
いかに人間の営みが自然と隣り合わせか。
だからこそ、自然をないがしろにせず取り込む術を養わなければならない。
人間が自然との乖離を望んだ為に起こった必然が、今なのだと思う。

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【Apr_21】大浦信行『遠近を抱えた女』

2020-04-22 | BOOKS&MOVIES
大浦信行監督『遠近を抱えた女

天皇のタブーに切り込んできた美術家の映画。
コレ観て監督の問題意識が共有できた。
コロナ禍でこの国が停滞し、看過してきたモノが浮き彫りに。
天皇タブーは結局、敗戦タブーだってこと。
首都の中心に位置する皇居が虚ろに見えるのは、
この国の中心が虚ろなのと同義。
天皇タブーもドグマ不在の『日本教』ゆえアンタッチャブルなのだ。

そんな戦後を生きてきた大浦監督にしてみれば、
虚ろな『日本教』を解体することこそが自身を解体することで、
『遠近を抱えた女』はそのことを、
自身を痛める女性に相似的に投影して描いた作品なのだ。
痛みによって存在事由を得ようとする行為は、
虚ろに光を当て叩かれる美術家大浦信行と呼応する。
コロナ禍で生活世界が止まった今だからこそ、
日本のブラックホールを白日の下にさらす時なのではないか。
オンライン上映は05/08まで。

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【Aug_19】種苗法改正で国家100年の計を過つ事なかれ

2020-04-21 | Photo-diary
‪「種苗法改正で国家100年の計を過つ事なかれ」山田正彦氏‬


コロナで炙り出される食の危機。自給率3割を切る日本で、
食糧安全保障こそ国家の責務なのに、市場原理を加速させる農政三大改悪
タネの私有財産を認め、在来種がF1種にとって替えられる!
多様性が失われ食の依存性が高まる流れ、実は私たちに責任がある。



GM多国籍企業は食の規格化&工業化&均一化を推し進め、
『家庭で料理を作らない文化』を醸成している。食品加工外食産業が主な取引先だからだ。
生産者・消費者の棲み分けこそ、そのプラットフォームであり、私たちの「人任せ」が市場を加速化しているのだ。
家庭で料理をし家庭菜園を始める事で意識が変わる。



に目を向ける事、をいただく事の意味、
自分の身体は食べたもので出来上がっていることを意識し、
何万年と受け継がれてきたタネの叡智を、
一企業に明け渡すべきではないと血肉化すべし。‬

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【on_Flickr】0821_1961BLACKSUN

2020-04-20 | ACT!
DULL-COLORED POP第20回本公演「福島3部作・一挙上演」
第一部『1961年:夜に昇る太陽』
作・演出/谷賢一 

写真UPしました〜!
【on_Flickr】0821_1961BLACKSUN



福島原発事故から遡ること50年。
ひとりの市長を軸に展開される三部作は、演劇作品としても奥行きがあり、
原発を語る上でも、福島を語る上でも、戦後日本を語る上でも、欠かせない濃密さ。
劇作家谷賢一さんが自転車で福島を取材行脚した傑作です。


岸田戯曲賞作。第二部は鶴屋南北戯曲賞作。


出演/東谷英人、井上裕朗、内田倭史(劇団スポーツ)、大内彩加、大原研二、塚越健一、
   宮地洸成(マチルダアパルトマン)、百花亜希(以上Dull-colored pop)、阿岐之将一、倉橋愛実

美術/土岐研一 
照明/松本大介 
音響/佐藤こうじ 
衣裳/友好まり子 
舞台監督/竹井祐樹 
演出助手/美波利奈 
宣伝美術/ウザワリカ 
制作助手/柿木初美・德永のぞみ・竹内桃子(大阪公演) 
制作/小野塚央

【助成】セゾン文化財団 
【東京公演】助成:アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)、芸術文化振興基金 
【大阪公演】芸術文化振興基金 
【福島公演】主催:いわき芸術文化交流館アリオス 
【東京・大阪公演】主催:合同会社 Dull-colored pop

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【Aug_21】戦後日本を語る上でも、欠かせない濃密さ。

2020-04-20 | ACT!
DULL-COLORED POP第20回本公演「福島3部作・一挙上演」
第一部『1961年:夜に昇る太陽』
作・演出/谷賢一 

写真UPしました〜!
【on_Flickr】0821_1961BLACKSUN



福島原発事故から遡ること50年。
ひとりの市長を軸に展開される三部作は、演劇作品としても奥行きがあり、
原発を語る上でも、福島を語る上でも、戦後日本を語る上でも、欠かせない濃密さ。
劇作家谷賢一さんが自転車で福島を取材行脚した傑作です。


岸田戯曲賞作。第二部は鶴屋南北戯曲賞作。


出演/東谷英人、井上裕朗、内田倭史(劇団スポーツ)、大内彩加、大原研二、塚越健一、
   宮地洸成(マチルダアパルトマン)、百花亜希(以上Dull-colored pop)、阿岐之将一、倉橋愛実

美術/土岐研一 
照明/松本大介 
音響/佐藤こうじ 
衣裳/友好まり子 
舞台監督/竹井祐樹 
演出助手/美波利奈 
宣伝美術/ウザワリカ 
制作助手/柿木初美・德永のぞみ・竹内桃子(大阪公演) 
制作/小野塚央

【助成】セゾン文化財団 
【東京公演】助成:アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)、芸術文化振興基金 
【大阪公演】芸術文化振興基金 
【福島公演】主催:いわき芸術文化交流館アリオス 
【東京・大阪公演】主催:合同会社 Dull-colored pop

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