#photobybozzo

沖縄→東京→竹野と流転する、bozzoの日々。

【明日から】いよいよジャマイカ!

2008-12-22 | PHOTO
12月22日。曇り。
肌寒い…といっても20度。

Tシャツでもなんとかイケル。

マックが自宅のものになって
メモリーが少ないゆえに
操作性が非常に悪いことに気づく。

blogの更新も
これじゃ、ストレスがたまる。

本日22時から
南国ドロップスのラストライブ。

しかし、明日のジャマイカ準備に追われ、
なんだかモードの切り替えが出来ない。

キングストン、モンデゴベイ、マイアミ、
気候や地図を調べる。

…どうも落ち着かない。

荷造りもしなければ…。

      ●

ということで、
blog書き込みにも身が入らないので、
このへんで。

このあとの更新は来年になる。

…写真の取り込みもしばらくお休み。
しっかりベセラーの引伸機で伸ばして
紙焼きを定着させていきたい。

みなさん、メリークリスマス!
そして、2009年もよろしく!


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【Reborn】本日終了日

2008-12-19 | Photo-diary
12月19日。晴れ。
今週の沖縄は
とても過ごしやすい。

今もTシャツ一枚。
12月とは思えない陽気だ。

今日が出勤最終日。
タイムカードを押すのも最後になる。

Let it Be myself.
これからはすべてが自分自身。

なにをやるにも自身の責任。
引き締まるなあ。

10年間勤めた会社へ感謝。

決して短くはない。
いろんなことを学ばせてもらった。

新たな結果を出すことで
その恩返しをしたい。

まずはジャマイカ。
どれだけ自分を解放できるか…
それがカギ。

Be Myself!

巡り巡ってきた必然。
Reborn…。

これからがホントの自分なのかもしれない。

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【壮行会?】Be Freeではじめよう!

2008-12-18 | Photo-diary
12月14日。日曜日。くもり。
外にいると肌寒い。

コトの発端は
まあ、ボクが会社辞めるんで、
今までお世話になったフリーの方々、
集まって飲もうよ!

…と提案したのがキッカケなんだけども、

家庭もあるし、年末だし、
みんな遠方だし、まずは食事でも…。

…と日曜日のお昼にコザのRoguii(ロギー)に集まった次第。

アートディレクターコピーライター、デザイナー、カメラマン…と
同世代の頑張るみんなが仕事抜きに集まるって新鮮。

当然、確定申告とかの「リアル」な話も飛び出したけど、
目的意識を持って生きてるみんなのその「リアル」が、
とても共感できたし、元気づけられたよ。

別に具体的なアドバイスとか、そういうんじゃなくて。

「生活」ってことかな。
「夢」とか「志」ってとこかもね。

かたわらには5ヶ月になる「日向」くんも
まばたきひとつせず、聞き入ってる。

「うるおってるね、その瞳。」

ボクたちも、気持ちうるおわないとな。
枯れたら、おしまいだよ。

【Be Freeの会】…ステキな食事会だったよ。また、集まろう。







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【Flower Companyz】自己満足からはじめよう

2008-12-18 | MUSIC
12月18日。木曜日。晴れ。
今日も気持ちいい天気。

「てんき」と打つと「転機」と出る。

明日で会社員終了。

今日もフラワーカンパニーズで
朝から元気になる。

昨日は壽屋音次郎のライブが
流求茶館であり、堪能してきた。

音次郎さんの数奇な人生と
歌に対する思いがダイレクトに響いた。

「歌を届けたい」

そんなシンプルな気持ちが、どーんと入ってくる。

      ●

自己満足からはじめよう 世界はいつも気まぐれだから
気にしてばかりはいられない 合わせてばかりはいられないぜ
自己満足からはじめよう 優しさはいつも気休めだから
甘えてばかりはいられない 溺れてばかりはいられないぜ

テク テク テク テク テク MYROAD
テク テク テク テク テク MYROOTS
テク テク テク テク テク MYSOUL
テク テク テク テク テク MYSONG

自己満足から始めよう 世界はいつも馴れ合いだから
やりたいことをやるだけだ 全てはそこから始まるんだ
自己満足からはじめよう 世界はいつも身勝手だから
自分のペースで夢を見よう 自分おリズムで年をとろう

耳をすませば きっと聞こえるはずさ
何が欲しいのか 何が必要なのか

テク テク テク テク テク MYROAD
テク テク テク テク テク MYROOTS
テク テク テク テク テク MYSOUL
テク テク テク テク テク MYSONG

自己満足からはじめよう
テクテクテクいこう

      ●

ほんと、世界は気まぐれ。
円高円安に一喜一憂する人もいるけど、
それって本質じゃないよね?


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【転機】NAHAマラソン その9

2008-12-14 | Photo-diary
午後1時48分。
東京から参加した友だちがゴールする。

4時間40分弱。ベストタイム更新。
40才にして新記録はすばらしい。

2005年の年を除いてここ9年間、
欠かさずエントリーし、すべて完走している。
ボクからしてみれば、化け物。

その不摂生からどんなパワーが生まれるのだろう。
青春期の基礎体力が備わっているから、強いのだろう。

やはり個々の体力は10代で育まれる。

帰宅部はどこまでいっても、軟弱なまま。
30歳過ぎてから頑張ってもポテンシャルがないので、先が続かないのだ。
…半月板損傷の憂き目に遭うのがオチ。

マラソンとは、これから先も縁がないだろう。
水と戯れている方が、ボクには向いてる。

      ●

BESELERの引伸機の続き。

      ●

ダメもとで宇賀神さんにメールで問い合わせる。
BESELERの引伸機は、アシスタント時代、師匠が使用していたので、愛着があった。

丸いネガキャリア。
2本の支柱で支える安定感。

そんな思いもあって、
ぜひともお譲りいただきたい!

プロのカメラマンが使っていた機材だ。
問題あるワケがない。

      ●

その思いが通じたのか、
宇賀神さんはBESELERを快く譲ってくれた。
ありがとうございます!

数々の素晴らしいカットを焼き付けた名機。
その写真魂と共に、このボクがお引き受けします!

      ●

名機は今週、届く。
徐々に視界は開けていく。

一歩一歩、新たな道を歩んでいる。
着実に導かれている。

Let It Be。
ポールの母メアリーが語る…あるがままに。




      

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【転機】NAHAマラソン その8

2008-12-14 | Photo-diary
沿道に連れてこられたミニチュアダックス。
マラソンになんか興味ないって感じで
そわそわと外ばかり眺めている。

目がうるうるしていた。
早く散歩の続きをしたいんだろう。

カワイイ奴だ。

      ●

今までカラーネガの現像に使っていた医学写真研究所
というラボ屋(あらためて見ると凄い会社名!)から
カメラマンの紹介で「システムカラー」というラボ屋に現像をお願いしてみる。

仕上がりの違い、歴然!

こんなところからも【転機】は訪れる。
粒子が細かく、発色も色ノリもいい。
(この写真がそれ。ピントも幾分クリアだ)

またひとつ視界が開けた気がした。

      ●

さらに引伸機との出会いもすばらしかった。

ヤフオクでLPLLUCKYのカラー引伸機を落とそうとしていたのだが、
なかなか気乗りしない。どれも中古の転売で、愛情がこもってない。

質問しても実際に写真のことを知っているわけではなく、
アナログ衰退に便乗して金儲けをしているような感じなのだ。

それでも何とか年内にカラー引伸機を手に入れないと、
ペーパープロセッサーだけでは作業にならない。

そんな感じでGoogleでキーワード検索を掛けながら
引伸機との邂逅を待ちわびていたら、BESELERのカラー引伸機が
オークションに出ていた事実を知る。

オークションは終了していたが、成立はしていなかった。
日付は11月末日。まだアプローチできる時間だ。

さっそくヤフオクのプロフィールから
本人のサイトへアクセスする。
Yoshiyuki Ugajin Online Portfolio

  カメラマンだった。

それも素晴らしいポートレイトを撮影している
仕事のできるカメラマンという印象をもった。

ネガキャリアを削って黒フチを付けている点も、ボク好みだった。

      ●
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【驚愕】第32軍司令部壕

2008-12-14 | Photo-diary
12月13日(土)。
汗ばむ陽気。12月とは思えない。

午後1時。
琉球大学の生徒に混じって
首里城周辺の歴史を学ぶべく
講習会に参加。

西岡先生引率のもと
首里城の歴史を散策する。

驚愕の連続である。

「旧日本軍首里司令部壕跡」
などというものが、首里城地下に存在している…。
そのために首里は壊滅的な戦禍に襲われた…ということを。

沖縄戦はもともと本土決戦を迎えるまでの
時間稼ぎとして行われた争いで、
1945年4月1日、米軍が読谷に上陸した際も、
何も報復せずに力を温存し、軍勢を南部へ移動することしか考えていなかった。

首里の頂きをベースに「鉄血勤皇隊」と呼ばれる学徒隊を使って
米軍の戦車を自らの命で足止めさせたりした…という。

琉球人の尊厳を真っ向から否定し、
彼らの命を爆弾のひとつとしか認識せず、
ひたすら時間稼ぎのためだけに、むやみに沖縄戦を長引かせた。

指令を司った第32軍は、もともと中国の南京大虐殺実行部隊だった。
だから琉球人の命など、中国人と同等ぐらいにしか思っていなかった。

1945年5月28日、首里司令部壕が占拠され、摩文仁方面への退去を余儀なくされたときも
日本軍は降伏せず、ひたすら平民を巻き添えにしながら、戦禍をいたずらに長引かせた。

そして6月23日、日本軍最高責任者の牛島司令官と長参謀長が
摩文仁の丘で自決を謀り、米軍の勝利が決定的となったあとも、
平民はその後2ヵ月ものあまり、米軍の圧力に屈せずひたすら逃げまどっていた…という。

つまり、沖縄戦は日本軍から放っておかれた。

8月15日に終戦を迎え、玉音放送が流れたあとも、
指揮系統が崩壊していた沖縄は、戦闘継続が個々の判断で行われ、
結果、何も知らない沢山の平民が集団自決で死んでいったのだ。

結局、沖縄守備軍の降伏調印が9月7日に嘉手納で行われるまで
約1ヵ月間も無法状態だったという事実。
実際には6月23日の司令官自決より2ヵ月半、意味もなく戦闘が続けられていたのだ。

なんということか。

そのような事実が一言も語られることなく首里城の下に放っておかれている。
修学旅行で沖縄を訪れる学生たちは、朱や金で華やかに彩られた世界遺産に誤魔化され、
南国の楽園「オキナワ」として刷り込まれて帰って行く。

…それでいいのか。

そんなことで「鉄血勤皇隊」は報われるのか。
オキナワのアイデンティティはどこにいったのか?

4時間もの首里散策で、とんでもない事実を突きつけられた。
濃厚なオキナワ体験だった。










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【転機】NAHAマラソン その7

2008-12-11 | Photo-diary
朝の9時にスタートしてから、
最後尾のジョガーまで無事に出発できるよう、
沿道でマーチングを奏でていた小禄小学校の子どもたち。

音楽の先生が、ポケットに左手を突っ込んで、
「はい、次は崖の上のポニョ、ワン、ツー、スリー、フォー!」
…と、休む暇を与えず、次から次へと演奏をうながしている。

健気に笑顔で、与えられた職務を遂行する子どもたち。
その無邪気でまっすぐな姿勢が、通り過ぎるジョガーに感動と元気を与えていた。

単純に見ていて、微笑ましい光景だった。
なんの衒いもなく、練習してきたワザを一所懸命、披露している。

緊張もしているだろう、外野の目線も気になるだろう。

「でもボクは今、ここで演奏をするんだ」

子どもたちなりの責任感がちゃんと備わっているから、
マーチング本来の、人を鼓舞する目的を、この子はわかっているから、
「NAHAマラソン」の沿道で、彼らはとても輝いて見えた。

      ●
A DAY IN THE LIFE
人生のとある一日

I read the news today oh boy
今朝、ボクは新聞を読んだ
About a lucky man who made the grade
運良く成功をとげた男についてのニュース
And though the news was rather sad
それはかなり悲しい話だったのだけれど、
Well I just had to laugh
ボクは笑ってしまった
I saw the photograph
ボクは写真を見ていた

He blew his mind out in a car
彼はクルマの中で意識を失ってしまい、
He didn't notice that the lights had changed
信号が変わったのに気づかなかった
A crowd of people stood and stared
大勢のひとがガラス越しに彼のクルマをのぞき込む
They'd seen his face before
どこかで見た顔だとは思ったけれど、
Nobody was really sure
あの国会議員だって
If he was from the House of Lords.
断言できるひとはいなかった

I saw a film today oh boy
今日、ボクは映画を見た
The English Army had just won the war
昔のやつで、イギリスは戦争に勝ってばかり
A crowd of people turned away
大勢のひとが顔をそむけたけれど
but I just had to look
ボクは見ずにはいられなかった
Having read the book
ずいぶん前に本で読んだシーン

I'd love to turn you on
ボクは、みんなのことを幸せににしてあげたいんだけど…

Woke up, got out of bed,
目が覚めベッドから抜け出す
Dragged a comb across my head
髪に櫛をあて、
Found my way downstairs and drank a cup,
二階から駆け下り、コーヒーを飲む
And looking up I noticed I was late.
時計を見上げると遅刻だってわかる
Found my coat and grabbed my hat
コートを引っ掛け、帽子を掴み、
Made the bus in seconds flat
ギリギリでバスに飛び乗る
Found my way upstairs and had a smoke,
二階席でタバコで一息
and Somebody spoke and I went into a dream
誰かがしゃべって、ボクはふたたび夢の中へ

I read the news today oh boy
今朝、ボクは新聞を読んだ
Four thousand holes in Blackburn, Lancashire
ランカシャーのブラックバーンには、四千個もの穴があいていた
And though the holes were rather small
かなり小さかったけれど、
They had to count them all
全部数えたっていうんだ
Now they know how many holes it takes to fill the Albert Hall.
おかげでアルバート・ホールをいっぱいにするのに、どのくらいの穴が必要かわかる

I'd love to turn you on
ボクは、みんなのことを幸せにしてあげたいんだけど…

      ●

「鳩よ!」で取り上げていた川島誠さんの訳詞。

このI'd love to turn you onの訳がとても重要だって
川島さんの訳を読んで思ったよ。

ボクが持ってる内田久美子さんの訳詞は
「…君たちを刺激してやりたい」って
かなり攻撃的な感じに仕上がっているんだけど、

「ボクは、みんなのことを幸せにしてあげたいんだけど…」

この一言で、ジョンの世界観がとってもわかりやすく伝わってくるさ。
詞にベクトルが与えられ、日常の断片に寄り添う彼の「思いやり」が見えてくる。

こんな訳のひとことで、ジョンの伝わり方も変わるんだ。
Slice of Life…写真もまさに、そういうこと。
「ボクは、みんなのことを幸せにしてあげたいんだ」

    ステキじゃないか。



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【転機】NAHAマラソン その6

2008-12-11 | Photo-diary
20人ばかりのスカイブルーな市長たちをあざけ笑うかのように、
街路樹によじ登って少年は、ケータイをジョガーへ向けていた。

すばらしい見晴らしのベスポジじゃないか。

眼下に流れる人の群れを、高みから見物するのはどんな気分かい?

      ●

12月8日がジョンレノンの命日だって、
忘れてたわけじゃない。

オノ・ヨーコがすでに75歳だってこと、
ジョンがマーク・チャップマンに射殺されてから
28年もの時間が流れていて、マークはいまだ服役中だってこと。

最近ポールの半生を本で読んだりして、
実はジョンもポールなしでは存在できなかった…なんてこと、

ビートルズ楽曲で親しまれてるそのほとんどは、
ポールの才が勝っていた…なんてこと。

そんなこんなも含めて、ジョンとポールの邂逅が
世の中の音楽をこんなにも饒かにしたんだってこと。

      ●

会社のロッカーを整理していたら、
マガジンハウスの「鳩よ!」がたくさん出てきた。

ライト感覚な文芸マガジンとして定期購読していた。
2000年の話だ。A5サイズで194ページ。
松尾スズキや角田光代は、この雑誌で知った。

2001年3月号はビートルズの歌詞について特集していた。

      ●




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【転機】NAHAマラソン その5

2008-12-09 | Photo-diary
StartingPointには
県内のすべての市長が
同じスカイブルーのブレザーと
白いハットを被って並んでいた。

これじゃあ、
区別がつかないから…ってんで
自分の市名をタスキに掛けている。

メタボな体型が
20人ぐらい並んでいる。

  自虐的な光景。

      ●

ジャマイカのCapita City of Murderキングストンから
美しい白人リゾートの別天地モンティゴベイまでクルマで3時間半。

その移動をレンタカーで行う…というので、
国際免許の申請を行ってきた。

閑散とした運転免許試験場。

師走だというのに、
なぜだか重たい空気がどんよりと。

12月の平日昼間に免許の書き換えも…ないか。

忘年会続きで飲み疲れたような
冴えない表情を浮かべて、
時計ばかりを気にしている事務員。

…確かに。

ここだけが、時流に乗れず淀んでしまった…これまた自虐的な光景。

      ●

国際免許用のポートレイトを500円払って撮影。

      「うわ。」

自分も見事に淀んだ表情を浮かべて、
まったくもって冴えない。

幼児虐待で吊し上げられた犯罪者のようだ。

「やはり、それなりに年を重ねてきてるな。」

       …これもまた自虐的な光景。
 




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【転機】NAHAマラソン その4

2008-12-09 | Photo-diary
午前9時のカウントダウンとともに
「万国津梁の鐘」がぐわーんと鳴った。

58号線に埋め尽くされた
3万人のジョガーが一斉にスタート!

…できるわけがない。

最後尾までおよそ何キロあるのだろう。
30分以上経って、やっと全員がStartingPointを抜けた。

そういった不公平さを納得させる意味でも
ゼッケン番号順に並ぶよう指示はしているようだ。

集合時間も8時10分になってるし、
こうやってプラカードを掲げて
事前に整列するよう呼びかけてもいるのだけど、

目の前を通り抜けるLoads of peopleのゼッケンは見事にバラバラだ。

面白いくらい、混じりあっている。
3桁と4桁と5桁が肩を並べて走っている。
このてーげーさが沖縄の場合、必要なのだろう。

      ●

12月09日(火)
昨日よりは過ごしやすい一日。

ジャマイカ行きはすでに進行していた。

彩のジャマイカ生活日々徒然「ジャマイカの犯罪」

ジャマイカでお世話になる彩さんのブログを読む。
物価高で犯罪が凶悪化しているらしい。

「ガンポイント」といって
一般人や観光客を相手にガンを向け
すべてを奪っていく犯罪が増えていると…。

チャックフェンダーって人が
そんなジャマイカの犯罪を曲にして大ヒット!
しかし、ラジオで放送禁止に。

「What!?」そんな社会の歪みを嘆いた本人のメッセージ。(以下転用)

 Gash Demみたいな曲は、本当だったら一日に20回ラジオでかかってもおかしくないような曲だから、
 放送禁止になって悲しかった。罪の無い赤ん坊を撃ち殺したり、子供をレイプしたりする奴らは、社会の悪疫だ。

 あの曲は、そういう寄生虫みたいな奴らの心に入っていって、
 自らの罪に気づいて自殺しようと思わせるくらいのパワーが込められてるんだ。
 罪の無い子供や女や老人を傷つける奴らは、この世からいなくなるべきだ。

  「 全能の神よ、邪悪な行いをした奴らにガスをかけて火をつけろ」

 というのはラジオでかけられないのに、今日もラジオからはガンチューンが流れ続けている。
 社会を正そうとする歌が間違っていて、悪を賞賛するメディア。
 こういう行いに隠されてるメッセージを、読み取ることが大事だ。

 放送禁止になっても、ナンバーワンになった。

 聞いた人たちは同感してたってことの証明だよ。
 ジャマイカのシステムの本音は、本当には、人々に良くなって欲しくないってこと。
 若者たちのマインドをクリーンアップしたいなんて言ってるけど、
 結局毎日ラジオからは、若者を悪に導く音楽ばかりが流れてる。

 音楽は血の中に入っていくもの。
 絶望に満ちた若者がガンチューンを聞いたらどうなる?マッドになって、ガンを持つようになるんだ。
 社会が良くなるわけがない。ジャマイカがひとつになると不都合な奴らがいるんだ。
 すべてビジネスだよ。人々を分離することでリッチになってる奴らがいる。

      ●

ジャマイカの日常が、少しだけ見えてきた。


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【転機】NAHAマラソン その3

2008-12-09 | Photo-diary
「我那覇和樹」が手を差し伸べている。

彼も今、川崎フロンターレに戦力外通告され、
10年間の古巣から飛び立とうとしている。

周りを囲むファンが声をかける。
「和樹、がんばれ!」

   状況がダブる。

      ●

金曜日に「レゲリーマン」から着信があった。

年末にジャマイカで録音をするんだけど、
「レゲっ娘」のプロデュースも兼ねてるので
カメラマンとして同行しないか…と。

出発は23日の夕方。
帰国は年明け2日だという。

あと2週間しかない。

結論を出すなら、今すぐ。
無茶な話だとはわかっているが、
この好機を逃したら、萎んでしまいそうな気がした。

まさに「手を差し伸べられた」気分だ。

しかし、すでに年末年始は
予定をみっちり入れてしまっている。

すべてをキャンセルして、
ジャマイカへ飛ぶか。

「月曜まで、時間をください。」
…そう告げながらも、すでに気持ちは
 ジャマイカにあった。

興奮していた。

夢にまで見たレゲエの島。
猥雑な2ビートの島。

Bob Marleyの島、Skatalitesの島だ。
今まで行けなかったのが、信じられないくらい、
…ボクはこの島の音楽に薫陶を受けていた。

写真家のスタートとして、
これ以上のお膳立てがあるだろうか。

何もためらうことなく、
勇んで進むべきじゃないか。

【転機】は突然、訪れる。




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【転機】NAHAマラソン その2

2008-12-08 | Photo-diary
スタート地点の58号線に
3万人ものジョガーが並ぶ。

NAHAマラソン、1万8654人完走(毎日jp)

人酔いしそうな人数だ。

マラソンのスタート以外で
これだけの人間が道路上に溢れることが
果たしてあるだろうか?

まもなく9時。

那覇市長がスタート前のあいさつを
浪々と語っている。

2008年に活躍したうちなーんちゅの代表、
「我那覇和樹」と「大城みさき」が市長の傍らで
スタート合図となる「万国津梁の鐘」を鳴らさんと
待ち構えていた。

「我那覇和樹」を目当てに
ケータイカメラの群衆が押し寄せる。

「和樹」が、振りかえる。

群衆のフラッシュが一斉に焚かれる。
嬌声が飛ぶ。人気者だ。
手をさしのべて、握手を求める者。
「和樹」がさらに応える。

      ●

 「和樹」と同じように
  手をさしのべた人物が、いた。

【転機】は金曜日に起こった。


  




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【転機】NAHAマラソン その1

2008-12-08 | Photo-diary
12月7日。快晴。
しかし、風が冷たい。

東京から毎年「NAHAマラソン」にエントリーしている
高校時代からの友人が、今年も参加。
土曜日はうちに泊まった。

朝7時15分、
会場までクルマで向かう。
ゼッケンの交換がまだ済んでいない。

武道館にてゼッケンを受け取り、
奥武山運動公園内を巡る。
実は、今回はじめて会場入りする。

ジョガーの祭典とはよく言ったものだ。

応援する人間も合わせると
4万人近くの人間が
「マラソン」という同じ目的で集合している。

スタートまで
まだ1時間ほど余裕があるが
太陽のエネルギーも手伝ってか
人々はみな高揚していた。

トイレ待ちも相当な列となっている。
そのヨコでは、朝飯をほおばる人。
排泄と供給が同居していた。







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Frank Gordon@Cafe di Porto

2008-12-03 | MUSIC
12月1日夜、
Frank Gordon
ライブを観る。

2005年から沖縄に移り住んだ
由緒正しきハードバッパーだ。

今年で70歳。

どんなおじいさんが登場するのかと思いきや、
シャキッと背筋の伸びたステキな黒人さん。

ていねいにお辞儀をして
英語であいさつ。

ステージの目の前に陣取って
トランペットのベルが目と鼻の先。

カウントとともに
Jazzのスタンダードが始まった。

…息を呑む瞬間だった。

トランペットのストレートな音色が
ダイレクトに入ってくる。

いぶし銀の味わい深い音とフレーズ。
なめらかなリップスラー。

16歳から演奏を積み重ねてきた経験が
インプロビゼーションの中から湧き上がってくる。

    ●

やはり、シンプルだ。

このように生きたい!

70という年輪を重ねながら
20代のバックバンドに支えられ、
お互いに敬意を払って
最高の演奏へと導く空気感。

その真摯な姿勢が、気持ちいい。

フリューゲルホーンがまた深い!
「Body&Soul」の旋律が心の奥まで
ぐぐぐぐぐ…っと、迫ってくる!

それはそれは至福の時間だった。

      ●

逆光の中で
ろうろうと演奏するMr.Gordon。
…まぶしかった。

この逆光を、カタチにしたい。
…そう思っていたら、

夜中のNHKで、
平間至がジャケット撮影の極意を語っていた。

テレ遊び「パフォー!」

「音の聞こえる写真」…それがジャケ写の真髄。

なるほど。

逆光に映えるトランペット。
あのいぶし銀を鳴らせることが出来るか。


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