#photobybozzo

沖縄→東京→竹野と流転する、bozzoの日々。

大西さん&真妃さん、おめでとう

2007-10-10 | Photo-diary
時間の流れを感じる…という意味では、
10年来の友人たちと旧交を温めると、
この上ない充足をもたらしてくれる。

10月08日、沖縄で大層お世話になっている
デザイナーの大西さんが結婚をする…というので、

今までそのデザイン事務所に所属していた
12名のメンバーと祝宴を催した。

デザイン事務所立ち上げ当初のメンバーは
8年前、20歳。

第一期、第二期、第三期、第四期、そして現役と
10年あまりの時間の流れを内包して、大西さんと対面する。

それぞれが成長し、それぞれが歳を重ねた。

しかし、その祝宴がもたらす共鳴は、
何事にも代え難い、人と人とが織り成す時間の業だった。

お互いの笑顔に、お互いの時間の堆積を感じつつも、
変わらぬリスペクトをお互い発している。
それが、すばらしかった。

同じ方向を向いて、同じ世界で切磋琢磨し、
自分を高めようと踏ん張っている。
苦しいことも辛いことも、
語らずして伝わる空気。

その場に席を置いて、こみ上げてくる感情の起伏に、
カラダが熱くなり、じんわりとした幸せを感じた。

これこそが、生きている証。

人と人とのつながりが、何よりも宝だと
改めて思った夜だった。

大西さん、真妃さん、末永くお幸せに。
ホントに素敵な時間でしたよ。


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山形銀山温泉 その5

2007-10-10 | Photo-diary
温泉街を突き抜けて、
そのまま奥へ進むと、
轟々と迸る滝と対峙する。

雪解け時には、
どれだけの水量で地面を叩きつけているのだろう…
…と思えるほど、威勢良く水が落ちていた。

1912年には、温泉街一帯が浸水するほどの大洪水があったらしい。

これだけ近場に自然を抱かえて生活していると、
人生観もそれだけビッグになるだろうな…などと考える。

ひとたまりもなく流れゆく家財を見送りながら、
「またイチからはじめるさ」
…と受け入れる大きさが、おそらく備わっていたのだろう。

毎日を分単位で一喜一憂し、
明日の締め切り、あさっての締め切りと
区切ることで生きる指針を得ている身には、

ときおり大自然に抱かれ、
地球単位の時間の流れを感じることが、
どれだけ大事なことか。

ちっぽけな自分を知る。

ただそれだけで、足るを知ることができる。
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山形銀山温泉 その4

2007-10-10 | Photo-diary
藤屋

隈研吾が設計した建物らしく、
その統一されたデザイン空間は、
大正時代の他の旅館とは、趣を異にしていた。

しかも、一泊5万円。
安いと見るか、高いと見るか。

妻はひとこと。
「デザインホテルだったら、別に銀山じゃなくてもいいんじゃない?」
なるほど。
大正時代からの脈々とした時間を共有できるからこそ、
銀山温泉でひとときを過ごす価値もある。






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山形銀山温泉 その3

2007-10-10 | Photo-diary
それぞれの旅館の創立者の名前が
このような木彫りの看板になって
入り口に掲げられている。

「能登屋」のこちらの看板は、
銀山温泉の顔。

この書体、この意匠。
古き佳き日本を感じた。



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山形銀山温泉 その2

2007-10-10 | Photo-diary
国の登録文化財にもなった
「能登屋」に泊まる。

能登地方の人物が銀山を当て、
そこに温泉宿も建てた。

能登の人間は、外商が優れていて、
「薬売り」から「鉱山掘り」まで
たくましい生き方をされていたようだ。

だからここ「能登屋」も
許をたどれば能登の人間が建てた旅館である。

夜明け前の黎明とした光の色と、レトロな照明。

なんとも絶妙なバランスで、この場所で象徴的に収まっている。

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山形銀山温泉 その1

2007-10-10 | Photo-diary
09月24日。
打ち合わせを終えた足で、そのまま山形新幹線に乗り込む。
目的地は、山形銀山温泉。

「おしん」の舞台にもなったとされる
大正時代の雰囲気をそのまま残した温泉街。

3時間の道程をかけて山形駅へ。
その後、奥羽本線を北上し、大石田まで。
大石田駅から車でさらに奥地へ。
結局、5時間もの長旅で辿り着いた秘境の温泉である。

朝日に照らされた外観は、
100年もの時間の流れが
しっかりと息づいていた。

銀山温泉
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