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沖縄→東京→竹野と流転する、bozzoの日々。

【Jan_29】狩猟現場初。

2022-01-31 | TAKENO
狩猟現場初。
鹿が屠され捌かれていく過程を間近で。
声を上げていた鹿が、喉を搔き切られ舌から食道、
心臓肺、胃肝臓腎臓腸と引き離されてゆく。
こぼれ出る血から湯気が立ち、
川の流れの中でひとつひとつの部位に分けられる姿は、
生き物全てに共通で尊いものであると、ただただ視覚で受け止める。

人にはなぜ体毛が少ないのか、肋骨を切り開くのは人も容易いのか、
解体のあいだ思考が行きつ戻りつを繰り返し、
ここに今在ることの不思議、今日生きてることの不思議を、鹿に重ねて反芻する。

夜、口にした腎臓や肝臓、舌の味は、得難いものであった。

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【Jan_11】『猟犬は山から戻らないこともある』

2022-01-12 | AFRO
『猟犬は山から戻らないこともある』そんなことを実感した昨日の朝。
アフロが鹿を追ってジャジャ山の急斜面を駆け上り、行方知れずに。
リードを離したボクがマズいのだけど、その野性的本能に心底驚いた。

後を追って山を駆け上り、『アフロ〜アフロ〜』と絶叫し追いかけるのだけど、
この広大な山のどこにアフロが行ったのか。
尾根から谷間に向かって叫べども、返事するわけじゃなし。
こちらが遭難したような心細さに襲われながら、
名前を呼ぶしか手立てがない絶望感にバクバクとなって、
ひたすら山を彷徨うこと1時間。

喉もカラカラ、足もガクガクとなり、天を仰いで、
こんなとき頼りになる林さんに電話。
レンジャー部隊の人海戦術で隈なく探すしかないのか?と、
その事の大きさに怯みながら、なおも『アフロ〜アフロ〜』を連呼する。

ひとまず林さんが来るまで休もう…と、
憔悴したカラダをリリースしたその時、後ろからアフロが現る。
自由に山を駆け濡れ鼠となったアフロは、笑顔で尻尾を振っている。
『おおお〜』もはや声も出ず、すぐさま抱きしめ、脱力。
もう二度リードは離さない…と誓ったのだった。

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【Jan_07】竹野どんと焼き

2022-01-07 | TAKENO
無病息災を願う『どんと焼き』初。
夜明け前に浜で行うのが竹野浜特有な風情だわ。
仙台はフンドシ一丁で町を練り歩くのだわ。
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