日本GLP(注:2009年にプロロジスから独立して設立された。首都圏を中心に130棟以上の物流施設を開発・運営中)が流山に建設中の巨大な物流施設です。全部で8棟構成(注:敷地面積42万平方m)、うち4棟は2021年12月に竣工済みで全棟完成は2023年予定のようです。全部で5000人の雇用を想定しているようです。
人手不足や3K(きつい、暗い、危険)のイメージから働く人を集めにくい現在の物流業界において、いかに雇用を獲得するかという点を重視したデザインが施されているようです。
建設現場は常磐自動車道流山IC付近であり首都圏へのアクセスがよい場所であるのは当然のこととして、人手確保のために従業員にとっての働きやすい環境が備えられ(てい)るようです。例えば、飲食できる休憩スペース、ヨガや瞑想ができる部屋、託児所などです。
さらに、地域の人にも物流施設を理解してもらうために広いスペースのカフェテリアや屋外の芝生広場を一般に開放する(している)ようです。カフェテリアは約300席用意され、食事や飲食に利用できる他、コンセントやWi-Fiスポットが24時間利用できるようになっていてテレワークや勉強のためのスペースとしても利用可能とのことです。また、芝生広場もマルシェとして地場の特産物を販売したり、各種イベントを開催したり、子供の遊び場にしたりできるようです。また、周囲には全長約5.4kmのジョギングコースも設置されているとのことです。
施設を起点とする街づくりに一役買うことも目指しているようです。
この施設のサイトは、https://www.glp.com/jp/alfalink/nagareyama/です。