2011年に、電通コミュニケーション・デザイン・センターの佐藤尚之氏らが提唱した、 ソーシャルメディアに対応した生活者消費行動モデルです。Sympathize(共感する)、Identify(確認する)、Participate(参加する)、Share & Spread(共有 & 拡散する)の頭文字をとったものです。
従来から知られているAIDMA(※1)やインターネット普及時代のAISAS(※2)に取って代わるものではなく、ソーシャルメディアの普及期において消費者の情報取得手段や購買行動の動機づけが変わってきている点に注目し、よりソーシャルメディアを意識した行動パタンを表現しているとのことです。
※1 AIDMA(アイドマ)
1920年代に経済学者ローランド・ホールが提唱したもので、Attention(注目)、Interest(興味・関心)、Desire(欲求)、Memory(記憶)、Action(行動)の頭文字をとったもの。
※2 AISAS(アイサス)
従来主流であったAIDMAに代わる考え方で、特にインターネット時代の消費行動のパタンとして言及され、Attention(注意)、Interest(興味・関心)、Search(検索)、Action(行動)、Share(情報共有)の頭文字をとったもの。AISASは電通の登録商標。
電通のSIPSに関連するサイトは、http://www.dentsu.co.jp/sips/です。