気になるキーワードや製品のコレクション(IT編)

メルマガ、新聞、雑誌などに登場する(増田悦夫の)気になるキーワード、製品を取り上げ、ITの進展をフォローします。

“災害支援型自動販売機”とは

2012-03-01 23:27:57 | Weblog
携帯電話回線による通信機能を搭載した自動販売機で、遠隔からの在庫管理が可能なだけでなく、災害時には遠隔操作により電光掲示板に被害状況や避難情報を流したり保存されている飲料を無償配布できるようにするなどが可能となっています。

コカ・コーラグループがNTTドコモと組んで災害支援型自動販売機の導入を拡大しつつあるようです。災害時の停電にも対応できるように停電用のバッテリが搭載されていて最大で48時間の稼働が可能なようです。また、太陽光パネルの取り付けられた機種も用意されているようです。

自動販売機には4cm角程度の部品を組み込んだ通信モジュールが搭載され、携帯電話回線を利用して機器間(M2M)通信と呼ばれる技術により、自動販売機間で各種のデータのやり取りが可能とのことです。

災害支援型自動販売機は2012年2月時点で約6000台が設置されているようです。これらは、自治体が借りて設置しており、例えば、緊急時の避難場所として指定されている学校の体育館、公民館、区役所、病院などといった具合です。防犯機能なども備えることにより、通信機能付きの自動販売機が将来的に社会インフラとして活躍する可能性があるようです。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする