気になるキーワードや製品のコレクション(IT編)

メルマガ、新聞、雑誌などに登場する(増田悦夫の)気になるキーワード、製品を取り上げ、ITの進展をフォローします。

“リニアPCM機能搭載のICレコーダ”とは

2010-04-07 23:49:42 | Weblog
リニアPCMとはPCM方式(即ち、信号を一定周期にサンプリングしてディジタル数値化する変換方式)の一種で、一定周期にサンプリングされた値に手を加えず圧縮等の処理を行なわない方式です。

MP3形式など圧縮を行う方式に比較し高音質での録音が可能となります。CD並み、あるいはそれ以上の高音質での録音が可能のようです。

ICレコーダにおいて、最近、リニアPCM機能を搭載したものが増えているとのことです。会議の録音や言語学習など実用的な用途の他に、音楽演奏、野外での録音など趣味にも利用できるということで、ビジネスパーソンや学生だけでなく、幅広い消費者へ需要を拡大しようとしています。

製品の例としては以下のようなものがあります。

三洋電機:
「ICR-XPS01MF」(2010年1月下旬発売、店頭で2万円前後)
「ICR-PS605RM」(2010年2月下旬発売、店頭で4万円前後)
ソニー:
「PCM-M10」(2009年10月発売、店頭で3万円前後)
オリンパスイメージング:
「ボイストレックV-82」(2010年2月中旬発売、店頭で1万5000円前後)
ティアック:
「VR-20」(2010年3月、店頭で1万8000円前後)

PCMタイプも含めたICレコーダ市場の国内出荷台数は、2005年度以降、右肩上がりを続けているとのことです。






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