気になるキーワードや製品のコレクション(IT編)

メルマガ、新聞、雑誌などに登場する(増田悦夫の)気になるキーワード、製品を取り上げ、ITの進展をフォローします。

“DTCP-IP”とは

2008-01-13 23:20:33 | Weblog
Digital Transmission Content Protection over IPの略です。著作権保護されたコンテンツをIPネットワークを利用して転送するための規格です。主に、ホームネットワークでの利用が想定されています。

ARIB(無線や放送関係の規格を作成する総務省の外郭団体)やDLNA(Digital Living Network Alliance。ネット家電の規格を推進する団体)の規格として採用されたため、今後の利用が進むと想定されているようです。

コンテンツをソースとシンクとの間で転送する前に、電子証明書により両者がDTCP-IP対応機器であることを認証するようになっています。認証がとれた後、暗号化のための鍵(注:共通鍵として知られたAES:Advanced Encryption Standard)を交換します。その後にコンテンツの転送が行われますが、ソースでは暗号化済みのコンテンツを一旦平文に戻し、シンクとの間で交換した鍵を用いて改めて暗号化して送信し、それを受信したシンクがそれを解読するといった手順です。


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