
ランチアっていいですよねえ。
今でこそフィアットの一部門ですが、創業は1906年ですでに100年を越す名門。
高級かつ高品質、それでいて新技術の開発を怠らず、
世界初の技術も多数投入した前進的な精神をも持っていました。
高級と言ってもロールスロイスなどのような超高級車を少数生産、という存在ではなく、
高品質・高級・でしかもスポーティな高性能車をそこそこの生産規模で量産するというメーカーでした。
日本で言うプリンスのようなイメージもあります。
技術偏向で経営難になってしまうあたりとかも、似ていませんか?
とはいえ、ランチアがすごいのは、フィアットに吸収合併された後もネームバリューや存在感、
そしていちばん大切なキャラクターを大きく損なうことなく現在まで「存在」していることではないでしょうか。
このテーマも、そんなランチアらしい一台に思えます。
ジウジアーロの端正なデザインは今見てもまったく古さを感じさせず、
メッキギラギラでもなくデザイン的に豪華に、高級に見せようとはしていないのに
漂う雰囲気やオーラに、「高級」な感じがします。
そして内装もアルカンターラとウッドを多用(グレードによってはシートの表皮がゼニアだったように覚えています)していて、
日本やアメリカ的な「豪華さ」とは違うベクトル。
華美ではないのに、華があるとでもいうのでしょうか。
「エレガント」「高級」という言葉はよくつかわれますが、本当にエレガントとは何か、高級とは何か、
というとまだまだ日本車でそれらをあてはめていい内外装を持つクルマはそれほどいないように思います。
値段が高ければ高級というわけでは決してないのですものね。
>>このクルマ2.0のターボか、V6のLSかわかりませんでした。
フェイズでいえば最終型なのでエンジンはアルファのV6になっていると思うんですが
ランチアのブランド+ジウジアーロのデザイン+アルファのV6エンジン(マジでいい)というすんごいタッグ。
正直なところ、欲しかったりもします。
>>もう乗ってもいいころだよね...年齢がランチアをしれっと乗れる頃にようやくなったと思うんです...。